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公開番号2024159370
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023084951
出願日2023-04-28
発明の名称PCR用プレート等のウエル内壁面及びマイクロチューブ等の内壁面に付着するサンプル溶液をSpin Downさせる為のall in one タイプの手動式遠心機。
出願人バイオインプルーブ株式会社
代理人
主分類B04B 5/02 20060101AFI20241031BHJP(物理的または化学的工程を行なうための遠心装置または機械)
要約【課題】微量小型電動遠心機はサンプル容器としての96穴プレート及びマイクロチューブの両方をセットすることができない。その為、両サンプル容器を同一構造体(躯体)の中でセットでき、Spin Downに供する手動式遠心機を提供する。
【解決手段】本体部に野菜Spinnerを利用し、96穴プレート及びマイクロチューブの両方がセットできるように設計し、回転ステージ部上にPlate Holder Pocket部及び回転ステージ中心部にはマイクロチューブ用ロータを担持することで両サンプル容器(96穴プレート、マイクロチューブ)を同一構造体(躯体)の中でSpin Downに供することができる。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
手動式遠心機で、且つサンプル容器としての96穴プレート等とマイクロチューブ等が同一構造体(躯体)内にセッテイングできる構造。
96穴プレート及びマイクロチューブ等の内壁面に付着しているサンプル溶液のSpin Down(落下)の用途に対応できる手動式遠心機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はPCR(ポリメラーゼ連鎖反応)装置に使用する96穴プレートやマイクロチューブ(0.1ml~1.5.0ml)の内壁面に付着する微量溶液をSpin Downするものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
PCR装置における精度(研究、検査)を得る為には使用プレートやマイクロチューブの内壁面に付着するサンプル溶液をSpin Downさせて完全にアプライした同量のサンプル量とする必要がある。その為、現在は微量小型電動式遠心機を用いてSpin Downを行っているが、使用できる容器は96穴プレートかマイクロチューブのどちらか一方である為、それぞれのサンプル容器両方に対応できる微量小型電動遠心機が存在しない。本装置はこの両方のサンプル容器を同一構造体(躯体)内でSpin Downを行うことができるように開発した。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【非特許文献】
【0004】
株式会社グライナー・ジャパン「卓上ミニ遠心機」「卓上プレート遠心機」カタログ
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は同一構造体(躯体)内で簡単にPCR用96穴プレート及びマイクロチューブを使用可能に設計されている。また、手動により目的とするSpin Downに十分な回転速度及び加速度が得られ、電動遠心機より廉価・軽量で簡単に実験台等への移動が容易にできる。このことから、バイオ研究分野やケミカル分野に供し、同一構造体(躯体)内で96穴プレート及びマイクロチューブ等のサンプル容器が使用できSpin Downが可能となるよう解決しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は本体部に野菜の水切りをヒントにした本体部(ボール)の中にPCR用96穴プレート及びマイクロチューブ等をセットできるPlate Holder Pocket部と回転ロータ部を同一構造体(躯体)内に有しており、且つ廉価・軽量でSpin Downに必要な回転速度及び加速度が得られ問題点を解決している。
【発明の効果】
【0007】
本発明は従来の微量小型電動遠心機でのSpin Downに要する必要回転数及び加速度をより短時間(約3sec~5sec)で得られ、且つ廉価・軽量で製作できると同時に大学(理系)、研究機関、検査機関などの研究等に役立ち、又、手動式なので電源がいらず、FieldにおけるPCR検査、化学検査その他の検査にも効果を発揮し、ECOである。
【図面の簡単な説明】
【0008】
イ)本発明の本体ボール部 ロ)本発明の本体上部フタ回転ハンドル部 ハ)本発明の回転ステージとPlate Holder Pocket部 ニ)本発明のマイクロチューブ(1.5ml,0.5ml,0.1ml)用回転ロータ部 ホ)本発明の装置全体図(a) ヘ)本発明の装置全体図(b)
【発明を実施するための形態】
【0009】
本体部は野菜Spinnerをヒントにして廉価に製作できることに着目し、さらに96穴プレートHolder Pocket部及びマイクロチューブ用回転ロータ部が同一構造体(躯体)に有り、96穴プレート及びマイクロチューブの各メーカーにおける寸法の違いにも対応できるPocket部とロータ部で使い勝手の良い仕様形態になっている。
【実施例】
【0010】
以下、添付図面に従って1実施例を説明する。
本体ボール部イ)の上部にある回転ハンドル部ロ)を手で回すことによって、本体回転ハンドル部裏面にある羽(Fin)で回転ステージ上に存在するPlate Holder Pocket部ニ)の上部を蹴ることによりステージが回転し、Plate Holder Pocket部及びロータ部ホ)にセットされた96穴プレート及びマイクロチューブの内壁に付着しているサンプル溶液の本遠心機の目的であるSpin Downを可能にしている。
【符号の説明】
(【0011】以降は省略されています)

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