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公開番号2025001675
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-08
出願番号2024176974,2021557928
出願日2024-10-09,2020-03-27
発明の名称管状キャビティを備えた固定角遠心分離機ローターおよび関連する方法
出願人ファイバーライト・セントリフュージ・エルエルシー
代理人弁理士法人ITOH
主分類B04B 5/02 20060101AFI20241225BHJP(物理的または化学的工程を行なうための遠心装置または機械)
要約【課題】管状キャビティを備えた固定角遠心分離機ローターを提供する。
【解決手段】固定角遠心分離機ローター(10)は、上面(34)と、上面(34)からそれぞれの底壁(50)まで延在する複数の管状キャビティ(60)とを有するローター本体(12)を含む。圧力プレート(14)が、管状キャビティ(60)の底壁(50)に動作可能に結合され、トルクを底壁(50)に伝達するように構成される。圧力プレート(14)は、ローターハブ(16)に直接結合され、ローターハブ(16)から直接トルクを受け取るように構成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
上面と、前記上面からそれぞれの底壁まで延在する複数の管状キャビティとを有するローター本体であって、各キャビティは、その中にサンプル容器を受けるように構成されるローター本体と、
前記底壁に作動可能に結合され、トルクを前記底壁に伝達するように構成された圧力プレートと、
を備え、
前記圧力プレートは、ローターハブに直接結合され、前記ローターハブから直接トルクを受け取るように構成される、固定角遠心分離機ローター。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2019年3月29日に出願された米国仮出願第62/826,104号の出願利益を主張し、その開示は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 1,500 文字)【0002】
本発明は、一般に、遠心分離機ローター、より具体的には、遠心分離機と共に使用するための固定角ローターに関する。
【背景技術】
【0003】
遠心分離機ローターは典型的には、ラボ用遠心分離機において使用されて、遠心分離中に試料を保持する。遠心分離機ローターは構築およびサイズが大幅に異なる場合もあるが、一般的なローター構造の1つは、ローター本体内に複数のセル穴キャビティが放射状に分散配置され、回転軸について対称に配列されたソリッドローター本体を備えた固定角ローターである。試料がキャビティ内に位置付けられ、複数の試料を遠心分離にかけることを可能にする。
【0004】
従来の固定角遠心分離機ローターは、金属または他の様々な材料から製作することができる。しかしながら、知られている改善方法は、ローターが複合炭素繊維などの適切な材料から製造される圧縮成形およびフィラメント巻き取りプロセスによって遠心分離機ローターを構築することである。例えば、固定角遠心分離機ローターは、樹脂でコーティングされた炭素繊維積層材料の層から圧縮成形され得る。複合遠心分離機ローターの例は、米国特許第8,323,169号に記載されており、その開示は、その全体が参照により本明細書に明示的に組み込まれる。
【0005】
遠心分離機ローターは、遠心分離機の速度が毎分数百または数千回転を超える可能性がある高回転用途で一般的に使用されるため、遠心分離機ローターは、負荷のかかったローターの高速回転中に発生する応力およびひずみに耐えることができなければならない。遠心分離中、サンプルがキャビティにロードされたローターは、サンプル容器に加えられる遠心力と一致して、キャビティから半径方向外向きの方向に沿って、およびキャビティの縦軸に沿った方向に大きな力を受ける。これらの力は、ローター本体に大きな応力とひずみを引き起こす。
【0006】
遠心分離機のローターは、ローターの寿命期間にわたって急速な遠心分離に関連する力に耐えることができる必要がある。メーカーは、遠心分離中に発生する動的負荷を考慮して性能を向上させ、従来のローターに関連するこれらの問題やその他の問題に対処する遠心分離機ローターの開発に継続的に取り組んでいる。
【発明の概要】
【0007】
本発明は、これまでに知られている固定角遠心分離機ローターの前述および他の欠陥および欠点を克服する。本発明は特定の実施形態に関連して説明されるが、本発明がこれらの実施形態に限定されないことは明らかである。その反対に、この発明は、この発明の精神および範囲内に含まれ得るような全ての代替物、改変物、および均等物を含む。
【0008】
一実施形態によれば、上面と、上面からそれぞれの底壁まで延在する複数の管状キャビティとを有するローター本体を含む固定角遠心分離機ローターが提供され、各キャビティは、その中にサンプル容器を受けるように構成される。
【0009】
また、遠心分離機ローターの例示的な固定角は、トルクを底壁に伝達するように構成された複数の管状キャビティの底壁に動作可能に結合された圧力プレートを含む。一実施形態によれば、圧力プレートは、ローターハブに直接結合され、ローターハブから直接トルクを受けるように構成されている。
【0010】
例示的な実施形態では、圧力プレートは、上面と、上面上に互いに間隔を置いて配置され、それぞれが底面を含む複数のくぼみを含む。複数のくぼみの底面は、それぞれの管状キャビティの底壁を完全に包み込み、係合することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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