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公開番号2024130281
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023039918
出願日2023-03-14
発明の名称読み取り制御装置、読み取り装置、および読み取り制御方法
出願人日本電気株式会社
代理人個人,個人
主分類H04N 1/04 20060101AFI20240920BHJP(電気通信技術)
要約【課題】この発明は原稿読み取りの際の原稿のずれを迅速に判定することを目的とする。
【解決手段】制御装置1は、読み取り対象3の画像を読み取る画像読み取り部4と、開位置と閉位置との間で移動可能に支持されたカバー板5の位置を中間位置と閉位置とで検出するカバー板検出部6と、該カバー板検出部6が検出した前記カバー板5の位置と、前記画像読み取り部4が読み取った画像とから前記読み取り対象3の位置ずれを判定する位置ずれ判定部7と、判定結果に基づいて前記画像読み取り部4が読み取った画像を補正する位置ずれ補正部8とを備え、位置ずれ補正部8は、中間位置にあるタイミングと閉位置にあるタイミングとで読み取ったデータの一部から読み取り対象3の被読み取り面2上の位置ずれを補正する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
被読み取り面に載せられた読み取り対象の画像を読み取る画像読み取り部と、
該被読み取り面から離れた開位置と該被読み取り面全体を覆って接触した閉位置との間で移動可能に支持されたカバー板の位置を、前記開位置と閉位置から僅かに離れた位置との間の中間位置と、前記閉位置とで検出するカバー板検出部と、
該カバー板検出部が検出した前記カバー板の位置と、前記画像読み取り部が読み取った画像とから前記読み取り対象の位置ずれを判定する位置ずれ判定部と、
該判定部の判定結果に基づいて前記画像読み取り部が読み取った画像を補正する位置ずれ補正部と、
を備え、
前記位置ずれ補正部は、前記中間位置にあるタイミングと前記閉位置にあるタイミングとのそれぞれで前記画像読み取り部が読み取ったデータから前記読み取り対象の前記被読み取り面上の位置ずれを補正する、
読み取り制御装置。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記位置ずれ補正部は、前記中間位置で読み取ったデータと、前記閉位置で読み取ったデータとの差分から前記読み取り対象の位置ずれを補正する、
請求項1に記載の読み取り制御装置。
【請求項3】
前記位置ずれ補正部は、前記画像読み取り部が前記被読み取り面に沿う第1の方向への走査によって読み取ったデータによって前記読み取り対象の位置を補正する、
請求項1に記載の読み取り制御装置。
【請求項4】
前記判定部は、前記第1の方向への走査によって得られたデータによって該第1の方向への読み取りデータを補正する、
請求項3に記載の読み取り制御装置。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1項に記載の読み取り制御装置と、
読み取り対象が載せられる被読み取り面と、
該被読み取り面から離れた位置と該被読み取り面を覆う位置との間で移動可能なカバー板と、
を備える読み取り装置。
【請求項6】
前記カバー板は、前記読み取り対象の画像を走査する第1の方向と直交する方向を向く軸を中心として、前記被読み取り面を覆う位置と該被読み取り面から離れた位置との間を回動する、
請求項5に記載の読み取り装置。
【請求項7】
読み取り対象を被読み取り面に載せる工程と、
被読み取り面に載せられた読み取り対象の画像を読み取る工程と、
前記被読み取り面に載せられた読み取り対象をカバー板によって覆う工程と、
該カバー板の位置を検出する工程と、
読み取られた画像と前記カバー板の位置の検出結果とから前記読み取り対象の位置ずれを判定する工程と、
判定された位置ずれに基づいて前記画像を補正する工程と、
を有し、
前記カバー板が中間位置にあるタイミングと閉位置にあるタイミングとのそれぞれで読み取った画像データから前記読み取り対象の前記被読み取り面上の位置を補正する、
読み取り制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、読み取り制御装置、読み取り装置、および読み取り制御方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、画像データの印刷と、印刷原稿等の読み取りとの機能を備え、プリンタ、複写機、ファクシミリ等として利用される複合機に関連する技術として、特許文献1~3が知られている。
前記複合機にあっては、利用者がプラテンガラス上に原稿を設置し、プラテンカバーを閉じて画像を読み取る動作に先だって、原稿サイズを光学センサ等によって検出する動作が行われる。このプラテンカバーを閉じる操作の際、プラテンガラス上の原稿の位置がずることがあり、この位置ずれによって、原稿サイズの誤検出が発生する可能性がある。
また誤検出が発生した場合、実際とは異なる範囲の画像を読み取ってしまい、利用者が意図しないサイズの画像データや印刷物が出力されることになり、利用者からの必要以上の修理対応要求や苦情の要因となることがある。
【0003】
特許文献1は、原稿サイズの検知結果と、原稿押圧板(プラテンカバー)の開状態と閉状態とにおけるイメージセンサによる読み取り画像の比較結果とから読み取り不良を判定する技術に関する。
特許文献2は、プラテンカバーを閉じる際に複数回取り込んだ画像データから外乱光の影響や原稿の縁の濃度の影響を補正して原稿サイズを正確に検出する技術に関する。
特許文献3は、プラテンガラス上に斜めに置かれた原稿から読み取られたデータを正しい向きに補正する技術に関する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-135856号公報
特開2010-219667号公報
特開2011-101137号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1にあっては、ラテンガラス下に複数の光学センサ等を配置し、これら複数の光学センサ等の検出結果を所定の論理式に基づいて、例えば、黒から白への検出データの変化の場合に、原稿がないまたは原稿が動いた原稿ありと判定し、それ以外の変化は原稿があるものと判定している。したがって、一のポイントで原稿が動いたと判定されても、他のポイント、とくに主走査方向最後部のポイントで原稿ありと判定されれば、その個所を原稿端と判定することから、原稿のずれを確実に判定することができるとは限らない。
また特許文献2にあっては、外乱光や原稿の縁の光学特性への対策を目的としていることから、プラテンガラスの開閉に伴う原稿の移動への対策に直ちに適用することができるものではない。
また特許文献3にあっては、プラテンガラス上に原稿が斜めに置かれた場合に補正して印刷する技術に関するもので、読み取った画像データの全部を比較処理することから、プラテンガラス上に原稿を置いてプラテンカバーを閉め、読み取りを開始するまでの限られた時間に迅速に位置ずれを補正することができるものではない。
【0006】
この発明は、読み取り対象の位置ずれを短時間で判定することができる読み取り装置、その制御装置、読み取り制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、この発明にかかる読み取り制御装置は、被読み取り面に載せられた読み取り対象の画像を読み取る画像読み取り部と、該被読み取り面から離れた開位置と該被読み取り面全体を覆って接触した閉位置との間で移動可能に支持されたカバー板の位置を、前記開位置と閉位置から僅かに離れた位置との間の中間位置と、前記閉位置とで検出するカバー板検出部と、該カバー板検出部が検出した前記カバー板の位置と、前記画像読み取り部が読み取った画像とから前記読み取り対象の位置ずれを判定する位置ずれ判定部と、該判定部の判定結果に基づいて前記画像読み取り部が読み取った画像を補正する位置ずれ補正部とを備え、前記位置ずれ補正部は、前記中間位置にあるタイミングと前記閉位置にあるタイミングとのそれぞれで前記画像読み取り部が読み取ったデータの一部から前記読み取り対象の前記被読み取り面上の位置ずれを補正することを特徴とする。
【0008】
また、本発明にかかる読み取り制御方法は、読み取り対象を被読み取り面に載せる工程と、被読み取り面に載せられた読み取り対象の画像を読み取る工程と、前記被読み取り面に載せられた読み取り対象をカバー板によって覆う工程と、該カバー板の位置を検出する工程と、読み取られた画像と前記カバー板の位置の検出結果とから前記読み取り対象の位置ずれを判定する工程と、判定された位置ずれに基づいて前記画像を補正する工程とを有し、前記カバー板が中間位置にあるタイミングと閉位置にあるタイミングとのそれぞれで読み取った画像データから前記読み取り対象の前記被読み取り面上の位置を補正することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば読み取り対象のずれを迅速に判定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明に係る読み取り制御装置の最小構成例のブロック図である。
本発明の一実施形態の側面図である。
本発明の一実施形態の斜視図である。
一実施形態の読み取り制御装置のフローチャートである。
一実施形態の読み取り制御装置の取得データの波形の一例を示すグラフである。
一実施形態の読み取り制御装置の取得データの波形の他の例を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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