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公開番号2024097446
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-19
出願番号2023000886
出願日2023-01-06
発明の名称UE(User Equipment)
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H04W 76/14 20180101AFI20240711BHJP(電気通信技術)
要約【課題】5GS (5G System)を利用したUAV (Uncrewed Aerial Vehicle)、UAV controller、AAM(Area Airspace Manager)として動作するUE間での通信の規格化が推進されている。一方、UAVがDAA(Detect And Avoid)機能をサポートしていない場合の、UAV、UAV-C、及びAAMとして動作しているUE(User Equipment)間の通信手続きや挙動が明確になっていない。
【解決手段】AAMとして動作するUEが、UAV又はネットワークから送信されるUAVのDAAサポートに関する情報を受信する手段、及び当該情報の受信に基づいたUAVとの間でDAAのための直接通信路の確立に関して、適切な処理を実行するための手法を提供する。
【選択図】図15
特許請求の範囲【請求項１】
送受信部と制御部とを備えるUE(User Equipment)であって、
前記送受信部は、ネットワーク及び/又はUAV(Uncrewed Aerial Vehicle) から第1の識別情報を含むメッセージを受信し、
前記第1の識別情報は、前記UAVがDAA(Detect And Avoid)をサポートしていないことを示す能力情報であり、
前記制御部は、前記第1の識別情報の受信に基づいて、前記UAVに対して、直接通信のための通信路を確立するための手続きを開始しない、
ことを特徴とするUE。
続きを表示（約 620 文字）【請求項２】
送受信部と制御部とを備えるUE(User Equipment)であって、
前記送受信部は、ネットワーク及び/又はUAV(Uncrewed Aerial Vehicle)から第2の識別情報を含むメッセージを受信し、
前記第2の識別情報は、前記UAVがDAA(Detect And Avoid)をサポートしていることを示す能力情報であり、
前記制御部は、前記第2の識別情報の受信に基づいて、前記UAVに対して、直接通信のための通信路を確立するための手続きを開始する、
ことを特徴とするUE。
【請求項３】
送受信部と制御部とを備えるUE(User Equipment)であって、
前記送受信部は、ネットワーク及び/又はUAV(Uncrewed Aerial Vehicle) から第3の識別情報を含むメッセージを受信し、
前記第3の識別情報は、前記UAVとの直接通信に使用する前記UAVのIDであり、
前記制御部は、
前記第3の識別情報の受信に基づいて、前記UEが前記DAA (Detect And Avoid)をサポートすることを認識し、
前記第3の識別情報を含むメッセージを前記UAVに対して送信することで、前記UEと前記UAV間の直接通信のための通信路を確立するための手続きを開始する、
ことを特徴とするUE。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、UE(User Equipment)に関する。
続きを表示（約 4,600 文字）【背景技術】
【０００２】
3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、第5世代(5G)の移動通信システムである5GS(5G System)のシステムアーキテクチャが検討されており、新しい手続きや新しい機能をサポートするための議論が行われている(非特許文献1～9を参照)。5G規格のRelease 17において、ドローンの移動通信システムが議論されている(非特許文献6を参照)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【０００３】
3GPP TS 23.501 V18.0.0 (2022-12); 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Services and System Aspects; System architecture for the 5G System (5GS); Stage 2 (Release 18)
3GPP TS 23.502 V18.0.0 (2022-12); 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Services and System Aspects; Procedures for the 5G System (5GS); Stage 2 (Release 18)
3GPP TS 24.501 V18.0.1 (2022-09); 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Core Network and Terminals; Non-Access-Stratum (NAS) protocol for 5G System (5GS); Stage 3 (Release 18)
3GPP TS 23.256 (Release 18); 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Services and System Aspects; Support of Uncrewed Aerial Systems (UAS) connectivity, identification and tracking; Stage 2 (Release 17)
3GPP TS 24.587 V17.7.0 (2022-09); 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Core Network and Terminals; Vehicle-to-Everything (V2X) services in 5G System (5GS); Stage 3 (Release 17)
3GPP TR 23.700-58 V18.0.0 (2022-12); 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Services and System Aspects; Study of further architecture enhancements for uncrewed aerial systems and urban air mobility (Release 18)
3GPP TS 23.304 V18.0.0 (2022-12); 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Services and System Aspects; Proximity based Services (ProSe) in the 5G System (5GS) (Release 18)
3GPP TS 24.554 V17.2.1 (2022-09); 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Core Network and Terminals; Proximity-services (ProSe) in 5G System (5GS) protocol aspects; Stage 3 (Release 17)
3GPP TS 23.247 V18.0.0 (2022-12); 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Services and System Aspects; Architectural enhancements for 5G multicast-broadcast services; Stage 2 (Release 18)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
5GS (5G System)では、多種多様なサービスを提供するために、新たなコアネットワークである5GCN (5G Core Network)が検討されている。さらに、UAV (Uncrewed Aerial Vehicle、又はUnmanned Aerial Vehicle)を操作するための通信手段として、5GSを利用した通信手段が検討されている。
【０００５】
現在、UAV、UAV controller、及び関連機器、サーバ(USS/UTM)の間の通信手段として、5CNを用いた通信に加え、PC5を介したC2又はそれ以外のための直接通信（ダイレクトC2コミュニケーション、等とも称する）、及び直接通信を活用したUAV IDのブロードキャストや衝突検出回避(DAA; Detect And Avoid)機能等の新たな機能についても検討が進められている。さらに、DAA機能において、UAVとの間に直接通信のための通信路(直接通信路とも称する)を確立し、DAA機能のために必要となる情報を送受信するために地上に設置されたAAM(Area Airspace Manager)として動作するUE(User Equipment)(単にAAMとも称する)についても検討されている。
【０００６】
一方、新たな機能であるDAAをUAVがサポートしていない場合の、UAVとAAMとして動作するUE間の直接通信及び各端末とネットワークとの間の通信における手続き、当該通信手続きにおいて送受信される情報、及び各端末の挙動や処理が明確になっていない。
【０００７】
本発明の一態様は、以上のような事情を顧みてなされたものであり、その目的は、AAMとして動作するUEが、UAV又はネットワークから送信されるUAVのDAAサポートに関する情報を受信する手段、及び当該情報の受信に基づいたUAVとの間でDAAのための直接通信路の確立に関して、適切な処理を実行するための手法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本発明の一態様のUE(User Equipment)は、送受信部と制御部とを備えるUEであって、前記送受信部は、ネットワーク及び/又はUAV(Uncrewed Aerial Vehicle) から第1の識別情報を含むメッセージを受信し、前記第1の識別情報は、前記UAVがDAA(Detect And Avoid)をサポートしていないことを示す能力情報であり、前記制御部は、前記第1の識別情報の受信に基づいて、前記UAVに対して、直接通信のための通信路を確立するための手続きを開始しない、ことを特徴とする。本発明の一態様のUE(User Equipment)は、送受信部と制御部とを備えるUEであって、前記送受信部は、ネットワーク及び/又はUAV(Uncrewed Aerial Vehicle)から第2の識別情報を含むメッセージを受信し、前記第2の識別情報は、前記UAVがDAA(Detect And Avoid)をサポートしていることを示す能力情報であり、前記制御部は、前記第2の識別情報の受信に基づいて、前記UAVに対して、直接通信のための通信路を確立するための手続きを開始する、ことを特徴とする。本発明の一態様のUE(User Equipment)は、送受信部と制御部とを備えるUEであって、前記送受信部は、ネットワーク及び/又はUAV(Uncrewed Aerial Vehicle) から第3の識別情報を含むメッセージを受信し、前記第3の識別情報は、前記UAVとの直接通信に使用する前記UAVのIDであり、前記制御部は、前記第3の識別情報の受信に基づいて、前記UEが前記DAA (Detect And Avoid)をサポートすることを認識し、前記第3の識別情報を含むメッセージを前記UAVに対して送信することで、前記UEと前記UAV間の直接通信のための通信路を確立するための手続きを開始する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【０００９】
本発明の一態様によれば、AAMとして動作するUEが、UAVによるDAA機能のサポートの有無を示す情報に基づいて、DAAのための通信路をUAVとの間で確立するか否かを決定及び、当該決定に基づいた挙動、及び当該手続きにおいて送受信される情報を明確化することができる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
移動通信システム(EPS/5GS)の概略を説明する図である。
移動通信システム(EPS/5GS)の詳細構成を説明する図である。
UEの装置構成を説明する図である。
5GSにおけるアクセスネットワーク装置(gNB)の構成を説明する図である。
5GSにおけるコアネットワーク装置(AMF/SMF/UPF)の構成を説明する図である。
登録手続きを説明する図である。
PDUセッション確立手続きを説明する図である。
ネットワーク主導のセッションマネジメント手続きを示す図である。
UE主導のセッションマネジメント手続きを示す図である。
直接通信のための通信路を確立するための手続きを説明する図である。
直接通信のための通信路を解放するための手続きを説明する図である。
UUAA-MM手続きを説明する図である。
UUAA-SM手続きを説明する図である。
UUAA取り消し手続きを説明する図である。
DAAに関連する手続きを説明する図である。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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