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公開番号2024073068
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-29
出願番号2022184067
出願日2022-11-17
発明の名称電気集塵装置、および、電気集塵装置の制御方法
出願人住友重機械工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B03C 3/68 20060101AFI20240522BHJP(液体による,または,風力テーブルまたはジグによる固体物質の分離;固体物質または流体から固体物質の磁気または静電気による分離,高圧電界による分離)
要約【課題】設計の自由度を高めつつ、ガスに含まれる可燃性ガスの着火を抑えることができる電気集塵装置、および、電気集塵装置の制御方法を提供すること。
【解決手段】本開示に係る電気集塵装置は、ガスが流動する本体部と、前記本体部に設けられた放電極と、前記放電極に電圧を供給する電源部と、前記電源部と前記放電極とを接続する電源ケーブルと、前記電源ケーブルの途中位置に設けられた接地開閉器と、大気に連通する連通部と、前記電源ケーブル及び前記接地開閉器が設けられた空洞部とを有し、前記本体部に接続されたダクトと、前記ダクトへ不活性ガスまたは空気を供給する供給部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ガスが流動する本体部と、
前記本体部に設けられた放電極と、
前記放電極に電圧を供給する電源部と、
前記電源部と前記放電極とを接続する電源ケーブルと、
前記電源ケーブルの途中位置に設けられた接地開閉器と、
大気に連通する連通部と、前記電源ケーブル及び前記接地開閉器が設けられた空洞部とを有し、前記本体部に接続されたダクトと、
前記ダクトへ不活性ガスまたは空気を供給する供給部と、
を備える、
電気集塵装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記供給部は、前記本体部に対するガスの供給が停止したことを条件に、前記ダクトの前記空洞部への不活性ガスまたは空気の供給を開始する、
請求項1に記載の電気集塵装置。
【請求項3】
前記ダクトの前記空洞部の可燃性ガスの濃度を検知する検知部をさらに備え、
前記供給部は、前記ダクトの前記空洞部への不活性ガスまたは空気の供給を開始してから前記検知部により検知された可燃性ガスの濃度が第1閾値以下に達したことを条件に、不活性ガスまたは空気の供給を停止する、
請求項2に記載の電気集塵装置。
【請求項4】
前記可燃性ガスは、一酸化炭素を含み、
前記供給部は、前記ダクトの前記空洞部への不活性ガスまたは空気の供給を開始してから前記検知部により検知された一酸化炭素の濃度が第2閾値以下に達したことを条件に、不活性ガスまたは空気の供給を停止する、
請求項3に記載の電気集塵装置。
【請求項5】
前記供給部は、前記ダクトの前記空洞部への不活性ガスまたは空気の供給を開始してから所定時間が経過したことを条件に、不活性ガスまたは空気の供給を停止する、
請求項2に記載の電気集塵装置。
【請求項6】
前記ダクトの前記空洞部への不活性ガスまたは空気の供給時における可燃性ガスの希釈度合いの時間経過を示す予測モデルを記憶する記憶部をさらに備え、
前記供給部は、前記記憶部に記憶された前記予測モデルを参照して、前記ダクトの前記空洞部への不活性ガスまたは空気の供給を開始してから前記ダクトの前記空洞部における前記可燃性ガスの濃度が第3閾値以下に低下するまでの所要時間を前記所定時間として設定する、
請求項5に記載の電気集塵装置。
【請求項7】
前記連通部は、前記ダクトにおける前記接地開閉器に対応する位置に設けられる、
請求項1から6のいずれか1項に記載の電気集塵装置。
【請求項8】
電気集塵装置の制御方法であって、
前記電気集塵装置は、
ガスが流動する本体部を備え、
前記制御方法は、
前記本体部にガスを流動させる工程と、
前記本体部に設けられた放電極に電圧を印加する工程と、
前記本体部に接続され、大気に連通する連通部を有するダクトへ不活性ガスまたは空気を供給する工程と、
を含む、
電気集塵装置の制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電気集塵装置、および、電気集塵装置の制御方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、本体部を流動するガスに含まれる粉塵を電極に静電吸着させて収集する電気集塵装置が広く知られている。例えば、特許文献1に記載の装置では、電極に対する電圧の供給の有無を切り替える接地開閉器が保護ダクトの内部に設けられている。そして、保護ダクトの内部に不活性ガスを充填することで、本体部から保護ダクトの内部にガスが流出したとしても、ガスに含まれる可燃性ガスが接地開閉器の動作に伴って着火することを抑制している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6266682号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に記載の発明においては、保護ダクトの内部に不活性ガスを気密状に封止することが必要となり、電気集塵装置の設計の自由度を高める上でなお改善の余地を残していた。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、設計の自由度を高めつつ、ガスに含まれる可燃性ガスの着火を抑えることができる電気集塵装置、および、電気集塵装置の制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明のある態様の電気集塵装置は、ガスが流動する本体部と、前記本体部に設けられた放電極と、前記放電極に電圧を供給する電源部と、前記電源部と前記放電極とを接続する電源ケーブルと、前記電源ケーブルの途中位置に設けられた接地開閉器と、大気に連通する連通部と、前記電源ケーブル及び前記接地開閉器が設けられた空洞部とを有し、前記本体部に接続されたダクトと、前記ダクトへ不活性ガスまたは空気を供給する供給部と、を備える。
【0007】
本発明のある態様の電気集塵装置の制御方法において、前記電気集塵装置は、ガスが流動する本体部を備え、前記制御方法は、前記本体部にガスを流動させる工程と、前記本体部に設けられた放電極に電圧を印加する工程と、前記本体部に接続され、大気に連通する連通部を有するダクトへ不活性ガスまたは空気を供給する工程と、を含む。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、設計の自由度を高めつつ、ガスに含まれる可燃性ガスの着火を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係る電気集塵装置の概略構成を示す模式図である。
可燃性ガス及び一酸化炭素の濃度の時間変化の一例を示す模式図である。
接地開閉器を開操作する際の処理内容を示すフローチャートである。
第2実施形態に係る電気集塵装置の概略構成を示す模式図である。
可燃性ガスの濃度の時間変化の一例を示す模式図である。
接地開閉器を開操作する際の処理内容を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
〔第1実施形態〕
以下、電気集塵装置の第1実施形態について、図面を参照して説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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