TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024018480
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-08
出願番号2022121846
出願日2022-07-29
発明の名称電気集塵機
出願人富士電機株式会社,学校法人幾徳学園
代理人個人,個人
主分類B03C 3/41 20060101AFI20240201BHJP(液体による,または,風力テーブルまたはジグによる固体物質の分離;固体物質または流体から固体物質の磁気または静電気による分離,高圧電界による分離)
要約【課題】ウイルスの不活化等の効果の向上と低オゾン濃度での高集塵率の向上を実現可能な電気集塵機の提供。
【解決手段】吸い込み口と吹き出し口を有する筐体と、前記筐体の内部から前記吹き出し口に空気を排出するファンと、前記筐体の内部の空気に含まれる微粒子を帯電させる帯電部と、帯電した前記微粒子を静電力によって捕集する捕集部と、を備え、前記帯電部は、筒状の接地極と、前記接地極の内側に配置された荷電極と、を含み、前記荷電極は、棘無し第1板状電極と棘付き第2板状電極とを絶縁部材を介して前記接地極の軸方向に積層する構造を有する、電気集塵機。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
吸い込み口と吹き出し口を有する筐体と、
前記筐体の内部から前記吹き出し口に空気を排出するファンと、
前記筐体の内部の空気に含まれる微粒子を帯電させる帯電部と、
帯電した前記微粒子を静電力によって捕集する捕集部と、を備え、
前記帯電部は、筒状の接地極と、前記接地極の内側に配置された荷電極と、を含み、
前記荷電極は、棘無し第1板状電極と棘付き第2板状電極とを絶縁部材を介して前記接地極の軸方向に積層する構造を有する、電気集塵機。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記第1板状電極と前記接地極との間に電圧を印加して前記接地極の内側を通る微粒子を帯電させる第1運転モードで運転するのか、前記第2板状電極と前記接地極との間に電圧を印加して前記第1運転モードよりも高濃度のオゾンを発生させる第2運転モードで運転するのが切り替わる、請求項1に記載の電気集塵機。
【請求項3】
前記第2運転モードにおいて、前記吸い込み口と前記吹き出し口を閉じた状態で前記ファンを回転させることで前記筐体の内部で空気を循環させる、請求項2に記載の電気集塵機。
【請求項4】
前記吸い込み口と前記吹き出し口を閉じた状態で前記筐体の内部に紫外線を照射する、請求項3に記載の電気集塵機。
【請求項5】
前記筐体の内部のオゾン濃度が低下すると、前記吸い込み口と前記吹き出し口を開いて、前記筐体の内部の空気を前記ファンによって排出させる、請求項4に記載の電気集塵機。
【請求項6】
前記第1運転モードと前記第2運転モードで単一の電源を切り替えて使用する、請求項2から5のいずれか一項に記載の電気集塵機。
【請求項7】
前記絶縁部材の前記軸方向の長さは、前記接地極と前記荷電極との間のギャップ長の2倍以上である、請求項1から5のいずれか一項に記載の電気集塵機。
【請求項8】
前記第1板状電極の外周縁部の厚さは、0.1mm以下である、請求項1から5のいずれか一項に記載の電気集塵機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電気集塵機に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、コロナ放電によって空気中の粒子を帯電させ、帯電した粒子を集塵極に付着させて捕集する、電気集塵式の空気浄化装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-024254号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電気集塵による粒子の除去性能は、粒子への帯電量に依存する。粒子を帯電させる電極に印加する電圧を上昇させると、粒子への帯電量が増加し、集塵率が向上する。また、電極に印加する電圧が上昇すると、コロナ放電により生成されるオゾンの濃度が上昇する。コロナ放電により生成されるオゾンの濃度が上昇すると、空気に含まれるウイルスを不活化又は空気に含まれる細菌を死滅する効果(以下、「不活化等の効果」ともいう)が向上する。
【0005】
しかしながら、空間のオゾン濃度は、環境基準により所定の基準値以下にすることが定められている。つまり、不活化等の効果の向上と低オゾン濃度での集塵率の向上との間にはトレードオフの関係がある。
【0006】
本開示は、不活化等の効果の向上と低オゾン濃度での集塵率の向上を実現可能な電気集塵機を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様では、
吸い込み口と吹き出し口を有する筐体と、
前記筐体の内部から前記吹き出し口に空気を排出するファンと、
前記筐体の内部の空気に含まれる微粒子を帯電させる帯電部と、
帯電した前記微粒子を静電力によって捕集する捕集部と、を備え、
前記帯電部は、筒状の接地極と、前記接地極の内側に配置された荷電極と、を含み、
前記荷電極は、棘無し第1板状電極と棘付き第2板状電極とを絶縁部材を介して前記接地極の軸方向に積層する構造を有する、電気集塵機が提供される。
【発明の効果】
【0008】
本開示の一態様によれば、不活化等の効果の向上と低オゾン濃度での集塵率の向上を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態の電気集塵機の構成例を模式的に示す図である。
捕集部及び帯電部の構造例を模式的に示す斜視図である。
帯電部内の帯電ユニットの構造例を透過的に示す斜視図である。
第1板状電極と接地極の第1構造例を示す図である。
第1板状電極と接地極の第2構造例を示す図である。
第1板状電極と接地極の第3構造例を示す図である。
第1板状電極の第1形状例を側方視で示す断面図である。
第1板状電極の第2形状例を側方視で示す断面図である。
電気集塵機の運転方法の一例を示すフローチャートである。
運転時間とオゾン濃度との関係を実測した結果の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、実施形態を説明する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社JMC
磁気装置
11日前
富士電機株式会社
電気集塵機
25日前
パナソニックIPマネジメント株式会社
電気集じん機
17日前
ダイカテック株式会社
磁性物除去装置
1日前
パナソニックIPマネジメント株式会社
微粒子サンプリング装置
1か月前
パナソニックIPマネジメント株式会社
静電霧化装置
1か月前
青島海爾洗衣机有限公司
除湿装置、乾燥装置および洗濯乾燥機
1か月前
ザ チルドレンズ メディカル センター コーポレーション
長時間の局所麻酔のための麻酔薬-ポリマー共有結合性コンジュゲート
28日前
ダッソー システムズ アメリカス コーポレイション
複雑な微細構造におけるマルチスケール反応流
11日前