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公開番号2025146975
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-03
出願番号2025126807,2021052715
出願日2025-07-30,2021-03-26
発明の名称ゲームシステム及びプログラム
出願人株式会社バンダイナムコエンターテインメント
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A63F 13/53 20140101AFI20250926BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約【課題】戦略性や展開に富むゲームプレイ要素の選択を実現できるゲームシステム等の提供。
【解決手段】ゲームシステムは、第1の対戦主体と第1の対戦主体の対戦相手である第2の対戦主体を含む複数の対戦主体が対戦ゲームをプレイするためのゲーム処理を行うゲーム処理部と、複数の対戦主体の各々が対戦ゲームにおいて使用するゲームプレイ要素を、複数の対戦主体の各々に選択させるための選択処理を行う選択処理部と、対戦ゲームの表示処理を行う表示処理部を含む。選択処理部は、第1の対戦主体が、第1の対戦主体又はゲームプレイ要素の能力に基づき変更指示を行った場合に、第2の対戦主体がゲームプレイ要素を選択する際の所定の設定の変更処理を行う。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
第１の対戦主体と前記第１の対戦主体の対戦相手である第２の対戦主体を含む複数の対戦主体が対戦ゲームをプレイするためのゲーム処理を行うゲーム処理部と、
前記複数の対戦主体の各々が前記対戦ゲームにおいて使用するゲームプレイ要素を、前記複数の対戦主体の各々に選択させるための選択処理を行う選択処理部と、
前記第１の対戦主体が能力を有することを示すデータを前記第１の対戦主体の情報に関連づけて記憶する、又は前記第１の対戦主体が使用するゲームプレイ要素が前記能力を有することを示すデータをゲームプレイ要素の情報に関連づけて記憶する記憶部と、
前記対戦ゲームの表示処理を行う表示処理部と、
を含み、
前記選択処理部は、
前記第１の対戦主体が、前記第１の対戦主体又は前記第１の対戦主体が前記選択処理において既に選択したゲームプレイ要素の前記能力に基づき変更指示を行った場合に、前記第２の対戦主体がゲームプレイ要素を選択する際の所定の設定の変更処理を行い、
前記所定の設定は、非表示状態のゲームプレイ要素を表示状態にする設定であり、
前記選択処理部は、
前記第２の対戦主体が、既に選択したゲームプレイ要素を非表示状態に設定していたときに、前記第１の対戦主体が前記能力に基づき前記変更指示を行った場合に、前記第２の対戦主体により非表示状態に設定されたゲームプレイ要素を表示状態に変更することを特徴とするゲームシステム。
続きを表示（約 5,000 文字）【請求項２】
請求項１において、
ゲームプレイ要素の前記表示状態、前記非表示状態は、前記第２の対戦主体のゲームプレイ要素の情報の一部又は全部を、前記第１の対戦主体が視認可能、視認不能になる状態であることを特徴とするゲームシステム。
【請求項３】
第１の対戦主体と前記第１の対戦主体の対戦相手である第２の対戦主体を含む複数の対戦主体が対戦ゲームをプレイするためのゲーム処理を行うゲーム処理部と、
前記複数の対戦主体の各々が前記対戦ゲームにおいて使用するゲームプレイ要素を、前記複数の対戦主体の各々に選択させるための選択処理を行う選択処理部と、
前記第１の対戦主体が能力を有することを示すデータを前記第１の対戦主体の情報に関連づけて記憶する、又は前記第１の対戦主体が使用するゲームプレイ要素が前記能力を有することを示すデータをゲームプレイ要素の情報に関連づけて記憶する記憶部と、
前記対戦ゲームの表示処理を行う表示処理部と、
を含み、
前記選択処理部は、
前記第１の対戦主体が、前記第１の対戦主体又は前記第１の対戦主体が前記選択処理において既に選択したゲームプレイ要素の前記能力に基づき変更指示を行った場合に、前記第２の対戦主体がゲームプレイ要素を選択する際の所定の設定の変更処理を行い、
前記所定の設定は、選択されたゲームプレイ要素を選択解除状態にする設定であり、
前記選択処理部は、
前記第１の対戦主体が前記能力に基づき前記変更指示を行った場合に、前記第２の対戦主体が選択したゲームプレイ要素を前記選択解除状態に設定し、前記選択解除状態の設定の後に、前記第２の対戦主体にゲームプレイ要素の選択機会を設定して、前記選択解除状態に設定されたゲームプレイ要素以外のゲームプレイ要素を選択させることを特徴とするゲームシステム。
【請求項４】
第１の対戦主体と前記第１の対戦主体の対戦相手である第２の対戦主体を含む複数の対戦主体が対戦ゲームをプレイするためのゲーム処理を行うゲーム処理部と、
前記複数の対戦主体の各々が前記対戦ゲームにおいて使用するゲームプレイ要素を、前記複数の対戦主体の各々に選択させるための選択処理を行う選択処理部と、
前記第１の対戦主体が能力を有することを示すデータを前記第１の対戦主体の情報に関連づけて記憶する、又は前記第１の対戦主体が使用するゲームプレイ要素が前記能力を有することを示すデータをゲームプレイ要素の情報に関連づけて記憶する記憶部と、
前記対戦ゲームの表示処理を行う表示処理部と、
を含み、
前記選択処理部は、
前記第１の対戦主体が、前記第１の対戦主体又は前記第１の対戦主体が前記選択処理において既に選択したゲームプレイ要素の前記能力に基づき変更指示を行った場合に、前記第２の対戦主体がゲームプレイ要素を選択する際の所定の設定の変更処理を行い、
前記選択処理部は、
前記第１の対戦主体の所定のゲームパラメータの消費を条件として、前記所定の設定の変更処理を行うと共に、前記所定の設定の変更に必要な前記所定のゲームパラメータの消費量を、所定の条件が満たされた場合に変更する処理を行い、
前記所定の条件は、前記第１の対戦主体が既に選択したゲームプレイ要素と前記第２の対戦主体が既に選択したゲームプレイ要素の相性関係に基づく条件、前記第１の対戦主体と前記第２の対戦主体の戦力差に基づく条件、或いは前記第１の対戦主体が既に選択したゲームプレイ要素又は前記第２の対戦主体が既に選択したゲームプレイ要素の使用履歴に基づく条件であることを特徴とするゲームシステム。
【請求項５】
第１の対戦主体と前記第１の対戦主体の対戦相手である第２の対戦主体を含む複数の対戦主体が対戦ゲームをプレイするためのゲーム処理を行うゲーム処理部と、
前記複数の対戦主体の各々が前記対戦ゲームにおいて使用するゲームプレイ要素を、前記複数の対戦主体の各々に選択させるための選択処理を行う選択処理部と、
前記第１の対戦主体が能力を有することを示すデータを前記第１の対戦主体の情報に関連づけて記憶する、又は前記第１の対戦主体が使用するゲームプレイ要素が前記能力を有することを示すデータをゲームプレイ要素の情報に関連づけて記憶する記憶部と、
前記第１の対戦主体により前記能力が使用された場合に、前記能力が使用されたことを知らせる通知を前記第２の対戦主体に対して行う通知部と、
前記対戦ゲームの表示処理を行う表示処理部と、
を含み、
前記選択処理部は、
前記第１の対戦主体が、前記第１の対戦主体又は前記第１の対戦主体が前記選択処理において既に選択したゲームプレイ要素の前記能力に基づき変更指示を行った場合に、前記第２の対戦主体がゲームプレイ要素を選択する際の所定の設定の変更処理を行い、
前記選択処理部は、
前記第２の対戦主体が前記通知を受け取り、所定の操作を行った場合に、前記第１の対戦主体による前記能力の使用の一部又は全部を禁止する処理を行うことを特徴とするゲームシステム。
【請求項６】
第１の対戦主体と前記第１の対戦主体の対戦相手である第２の対戦主体を含む複数の対戦主体が対戦ゲームをプレイするためのゲーム処理を行うゲーム処理部と、
前記複数の対戦主体の各々が前記対戦ゲームにおいて使用するゲームプレイ要素を、前記複数の対戦主体の各々に選択させるための選択処理を行う選択処理部と、
前記第１の対戦主体が能力を有することを示すデータを前記第１の対戦主体の情報に関連づけて記憶する、又は前記第１の対戦主体が使用するゲームプレイ要素が前記能力を有することを示すデータをゲームプレイ要素の情報に関連づけて記憶する記憶部と、
前記対戦ゲームの表示処理を行う表示処理部として、
コンピュータを機能させ、
前記選択処理部は、
前記第１の対戦主体が、前記第１の対戦主体又は前記第１の対戦主体が前記選択処理において既に選択したゲームプレイ要素の前記能力に基づき変更指示を行った場合に、前記第２の対戦主体がゲームプレイ要素を選択する際の所定の設定の変更処理を行い、
前記所定の設定は、非表示状態のゲームプレイ要素を表示状態にする設定であり、
前記選択処理部は、
前記第２の対戦主体が、既に選択したゲームプレイ要素を非表示状態に設定していたときに、前記第１の対戦主体が前記能力に基づき前記変更指示を行った場合に、前記第２の対戦主体により非表示状態に設定されたゲームプレイ要素を表示状態に変更することを特徴とするプログラム。
【請求項７】
第１の対戦主体と前記第１の対戦主体の対戦相手である第２の対戦主体を含む複数の対戦主体が対戦ゲームをプレイするためのゲーム処理を行うゲーム処理部と、
前記複数の対戦主体の各々が前記対戦ゲームにおいて使用するゲームプレイ要素を、前記複数の対戦主体の各々に選択させるための選択処理を行う選択処理部と、
前記第１の対戦主体が能力を有することを示すデータを前記第１の対戦主体の情報に関連づけて記憶する、又は前記第１の対戦主体が使用するゲームプレイ要素が前記能力を有することを示すデータをゲームプレイ要素の情報に関連づけて記憶する記憶部と、
前記対戦ゲームの表示処理を行う表示処理部として、
コンピュータを機能させ、
前記選択処理部は、
前記第１の対戦主体が、前記第１の対戦主体又は前記第１の対戦主体が前記選択処理において既に選択したゲームプレイ要素の前記能力に基づき変更指示を行った場合に、前記第２の対戦主体がゲームプレイ要素を選択する際の所定の設定の変更処理を行い、
前記所定の設定は、選択されたゲームプレイ要素を選択解除状態にする設定であり、
前記選択処理部は、
前記第１の対戦主体が前記能力に基づき前記変更指示を行った場合に、前記第２の対戦主体が選択したゲームプレイ要素を前記選択解除状態に設定し、前記選択解除状態の設定の後に、前記第２の対戦主体にゲームプレイ要素の選択機会を設定して、前記選択解除状態に設定されたゲームプレイ要素以外のゲームプレイ要素を選択させることを特徴とするプログラム。
【請求項８】
第１の対戦主体と前記第１の対戦主体の対戦相手である第２の対戦主体を含む複数の対戦主体が対戦ゲームをプレイするためのゲーム処理を行うゲーム処理部と、
前記複数の対戦主体の各々が前記対戦ゲームにおいて使用するゲームプレイ要素を、前記複数の対戦主体の各々に選択させるための選択処理を行う選択処理部と、
前記第１の対戦主体が能力を有することを示すデータを前記第１の対戦主体の情報に関連づけて記憶する、又は前記第１の対戦主体が使用するゲームプレイ要素が前記能力を有することを示すデータをゲームプレイ要素の情報に関連づけて記憶する記憶部と、
前記対戦ゲームの表示処理を行う表示処理部として、
コンピュータを機能させ、
前記選択処理部は、
前記第１の対戦主体が、前記第１の対戦主体又は前記第１の対戦主体が前記選択処理において既に選択したゲームプレイ要素の前記能力に基づき変更指示を行った場合に、前記第２の対戦主体がゲームプレイ要素を選択する際の所定の設定の変更処理を行い、
前記選択処理部は、
前記第１の対戦主体の所定のゲームパラメータの消費を条件として、前記所定の設定の変更処理を行うと共に、前記所定の設定の変更に必要な前記所定のゲームパラメータの消費量を、所定の条件が満たされた場合に変更する処理を行い、
前記所定の条件は、前記第１の対戦主体が既に選択したゲームプレイ要素と前記第２の対戦主体が既に選択したゲームプレイ要素の相性関係に基づく条件、前記第１の対戦主体と前記第２の対戦主体の戦力差に基づく条件、或いは前記第１の対戦主体が既に選択したゲームプレイ要素又は前記第２の対戦主体が既に選択したゲームプレイ要素の使用履歴に基づく条件であることを特徴とするプログラム。
【請求項９】
第１の対戦主体と前記第１の対戦主体の対戦相手である第２の対戦主体を含む複数の対戦主体が対戦ゲームをプレイするためのゲーム処理を行うゲーム処理部と、
前記複数の対戦主体の各々が前記対戦ゲームにおいて使用するゲームプレイ要素を、前記複数の対戦主体の各々に選択させるための選択処理を行う選択処理部と、
前記第１の対戦主体が能力を有することを示すデータを前記第１の対戦主体の情報に関連づけて記憶する、又は前記第１の対戦主体が使用するゲームプレイ要素が前記能力を有することを示すデータをゲームプレイ要素の情報に関連づけて記憶する記憶部と、
前記第１の対戦主体により前記能力が使用された場合に、前記能力が使用されたことを知らせる通知を前記第２の対戦主体に対して行う通知部と、
前記対戦ゲームの表示処理を行う表示処理部として、
コンピュータを機能させ、
前記選択処理部は、
前記第１の対戦主体が、前記第１の対戦主体又は前記第１の対戦主体が前記選択処理において既に選択したゲームプレイ要素の前記能力に基づき変更指示を行った場合に、前記第２の対戦主体がゲームプレイ要素を選択する際の所定の設定の変更処理を行い、
前記選択処理部は、
前記第２の対戦主体が前記通知を受け取り、所定の操作を行った場合に、前記第１の対戦主体による前記能力の使用の一部又は全部を禁止する処理を行うことを特徴とするプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、ゲームシステム及びプログラム等に関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
チームやプレーヤなどの対戦主体が対戦するゲームにおいては、対戦ゲームに使用するキャラクタ等のゲームプレイ要素の選択処理が行われる。例えば特許文献１には、チーム同士で対戦する対戦ゲームにおいて、各チームが所定の順番でキャラクタを１人ずつ選択して、チーム構成を決定するゲームシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１２－４４７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
このような対戦ゲームでは、ゲーム開始前に、チーム等の対戦主体が、どのキャラクタ等のゲームプレイ要素を選択するかで、対戦の戦略性が左右される。しかしながら、これまでのゲームシステムでは、ゲームプレイ要素を選択する際の設定（条件）が固定されており、戦略性や展開に富むゲームプレイ要素の選択を実現できなかった。
【０００５】
本実施形態の幾つかの態様によれば、戦略性や展開に富むゲームプレイ要素の選択を実現できるゲームシステム及びプログラム等を提供できる。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示の一態様は、第１の対戦主体と前記第１の対戦主体の対戦相手である第２の対戦主体を含む複数の対戦主体が対戦ゲームをプレイするためのゲーム処理を行うゲーム処理部と、前記複数の対戦主体の各々が前記対戦ゲームにおいて使用するゲームプレイ要素を、前記複数の対戦主体の各々に選択させるための選択処理を行う選択処理部と、前記対戦ゲームの表示処理を行う表示処理部と、を含み、前記選択処理部は、前記第１の対戦主体が、前記第１の対戦主体又はゲームプレイ要素の能力に基づき変更指示を行った場合に、前記第２の対戦主体がゲームプレイ要素を選択する際の所定の設定の変更処理を行うゲームシステムに関係する。また本開示の一態様は、上記各部としてコンピュータを機能させるプログラム、又は該プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体に関係する。
【０００７】
本開示の一態様によれば、第１の対戦主体は、能力を使用して、第２の対戦主体のゲームプレイ要素の選択の際の所定の設定を変更することが可能になる。これにより第１の対戦主体は、対戦相手である第２の対戦主体のゲームプレイ要素の選択に影響を及ぼすことが可能になり、戦略性や展開に富むゲームプレイ要素の選択を実現できるゲームシステム等の提供が可能になる。
【０００８】
また本開示の一態様では、前記所定の設定は、ゲームプレイ要素の選択順番の設定であり、前記選択処理部は、前記第１の対戦主体が前記能力に基づき前記変更指示を行った場合に、前記第２の対戦主体のゲームプレイ要素の選択順番を変更してもよい。
【０００９】
このようにすれば、第１の対戦主体は、能力を使用して、第２の対戦主体がゲームプレイ要素を選択する際の選択順番を変更できるようになる。
【００１０】
また本開示の一態様では、前記所定の設定は、非表示状態のゲームプレイ要素を表示状態にする設定であり、前記選択処理部は、前記第１の対戦主体が前記能力に基づき前記変更指示を行った場合に、前記第２の対戦主体により非表示状態に設定されたゲームプレイ要素を表示状態に変更してもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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