TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025122143
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-20
出願番号2025087160,2021045496
出願日2025-05-26,2021-03-19
発明の名称キャパシタ
出願人住友電工デバイス・イノベーション株式会社
代理人弁理士法人片山特許事務所
主分類H01G 4/33 20060101AFI20250813BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】キャパシタの破壊を抑制することが可能なキャパシタを提供する。
【解決手段】下部電極と、前記下部電極上に設けられた誘電体膜と、前記誘電体膜上に設けられた上部電極と、を備えるMIMキャパシタと、前記上部電極上に前記MIMキャパシタを覆うように設けられた絶縁膜と、前記絶縁膜内において前記上部電極の外周から離間して上方に設けられ、外周が前記上部電極の外周より外側に位置し、前記上部電極と接続された付加電極と、前記付加電極と接続される外部電極と、を備え、前記付加電極は、前記外部電極と接続する接続領域を有し、前記付加電極の前記接続領域は、前記上部電極との間に前記絶縁膜を介さない、キャパシタ。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
下部電極と、前記下部電極上に設けられた誘電体膜と、前記誘電体膜上に設けられた上部電極と、を備えるMIMキャパシタと、
前記上部電極上に前記MIMキャパシタを覆うように設けられた絶縁膜と、
前記絶縁膜内において前記上部電極の外周から離間して上方に設けられ、外周が前記上部電極の外周より外側に位置し、前記上部電極と接続された付加電極と、
前記付加電極と接続される外部電極と、を備え、
前記付加電極は、前記外部電極と接続する接続領域を有し、
前記付加電極の前記接続領域は、前記上部電極との間に前記絶縁膜を介さない、キャパシタ。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
前記上部電極の外周の全てにおいて、前記付加電極の外周は前記上部電極の外周より外側に位置する請求項1に記載のキャパシタ。
【請求項3】
前記付加電極の外周は前記上部電極の外周より前記付加電極の下面と前記上部電極の下面との距離以上外側に位置する請求項1または請求項2に記載のキャパシタ。
【請求項4】
前記下部電極の外周は前記上部電極の外周より外側に位置する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のキャパシタ。
【請求項5】
前記付加電極の下面は前記下部電極の上面から前記誘電体膜の厚さの2倍以上上方に位置する請求項4に記載のキャパシタ。
【請求項6】
前記誘電体膜は無機絶縁体膜であり、前記絶縁膜は有機絶縁体膜である請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のキャパシタ。
【請求項7】
前記付加電極は中央部において前記上部電極と接合する請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のキャパシタ。
【請求項8】
前記付加電極は、前記上部電極の上面との間に前記絶縁膜が設けられている領域に開口を有する請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のキャパシタ。
【請求項9】
前記外部電極は、前記付加電極の中央領域に接続されている請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のキャパシタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、キャパシタに関し、例えばMIMキャパシタを有するキャパシタに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
基板上に下部電極、誘電体膜および上部電極を積層したMIM(Metal Insulator Metal)キャパシタが知られている。MIMキャパシタは、例えば半導体層上に設けられたトランジスタ等の能動素子と集積し、MMIC(Monolithic Microwave Integrated Circuit)に用いられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-15693号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、MIMキャパシタを通電試験すると上部電極の外周付近においてキャパシタが破壊されることがある。
【0005】
本開示は、上記課題に鑑みなされたものであり、キャパシタの破壊を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一実施形態は、下部電極と、前記下部電極上に設けられた誘電体膜と、前記誘電体膜上に設けられた上部電極と、を備えるMIMキャパシタと、前記上部電極上に前記MIMキャパシタを覆うように設けられた絶縁膜と、前記絶縁膜内において前記上部電極の外周から離間して上方に設けられ、外周が前記上部電極の外周より外側に位置し、前記上部電極と接続された付加電極と、前記付加電極と接続される外部電極と、を備え、前記付加電極は、前記外部電極と接続する接続領域を有し、前記付加電極の前記接続領域は、前記上部電極との間に前記絶縁膜を介さない、キャパシタである。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、キャパシタの破壊を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施例1に係るキャパシタの平面図および断面図である。
図2Aは、キャパシタC1の構造を示す断面図である。
図2Bは、キャパシタC2の構造を示す断面図である。
図3Aは、ケースB1の構造を示す断面図である。
図3Bは、ケースB2の構造を示す断面図である。
図4は、実施例2に係るキャパシタの平面図および断面図である。
図5Aは、実施例2に係るキャパシタの製造方法を示す断面図(その1)である。
図5Bは、実施例2に係るキャパシタの製造方法を示す断面図(その2)である。
図5Cは、実施例2に係るキャパシタの製造方法を示す断面図(その3)である。
図6Aは、実施例2に係るキャパシタの製造方法を示す断面図(その4)である。
図6Bは、実施例2に係るキャパシタの製造方法を示す断面図(その5)である。
図7は、実施例3に係るキャパシタの平面図および断面図である。
図8Aは、実施例3に係るキャパシタの製造方法を示す断面図(その1)である。
図8Bは、実施例3に係るキャパシタの製造方法を示す断面図(その2)である。
図8Cは、実施例3に係るキャパシタの製造方法を示す断面図(その3)である。
図9は、実施例3の変形例1に係るキャパシタの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態の内容を列記して説明する。
(1)本開示の一実施形態は、下部電極と、前記下部電極上に設けられた誘電体膜と、前記誘電体膜上に設けられた上部電極と、を備えるMIMキャパシタと、前記上部電極上に前記MIMキャパシタを覆うように設けられた絶縁膜と、前記絶縁膜内において前記上部電極の外周から離間して上方に設けられ、外周が前記上部電極の外周より外側に位置し、前記上部電極と接続された付加電極と、前記付加電極と接続される外部電極と、を備え、前記付加電極は、前記外部電極と接続する接続領域を有し、前記付加電極の前記接続領域は、前記上部電極との間に前記絶縁膜を介さない、キャパシタである。これにより、付加電極が電界を遮蔽するため、通電試験等におけるキャパシタの破壊を抑制することができる。
(2)前記上部電極の外周の全てにおいて、前記付加電極の外周は前記上部電極の外周より外側に位置することが好ましい。
(3)前記付加電極の外周は前記上部電極の外周より前記付加電極の下面と前記上部電極の下面との距離以上外側に位置することが好ましい。
(4)前記下部電極の外周は前記上部電極の外周より外側に位置することが好ましい。
(5)前記付加電極の下面は前記下部電極の上面から前記誘電体膜の厚さの2倍以上上方に位置することが好ましい。
(6)前記誘電体膜は無機絶縁体膜であり、前記絶縁膜は有機絶縁体膜であることが好ましい。
(7)前記付加電極は中央部において前記上部電極と接合することが好ましい。
(8)前記付加電極は、前記上部電極の上面との間に前記絶縁膜が設けられている領域に開口を有することが好ましい。
(9)前記外部電極は、前記付加電極の中央領域に接続されていることが好ましい。
【0010】
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の実施形態にかかるキャパシタの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

個人
雄端子
14日前
個人
後付地震遮断機
18日前
個人
超精密位置決め機構
19日前
愛知電機株式会社
電力機器
11日前
東レ株式会社
積層多孔質膜
22日前
株式会社潤工社
同軸ケーブル
1か月前
CKD株式会社
巻回装置
21日前
日機装株式会社
加圧装置
6日前
ヒロセ電機株式会社
端子
11日前
個人
マルチバンドコイルアンテナ
1か月前
ローム株式会社
半導体装置
6日前
三菱電機株式会社
回路遮断器
7日前
矢崎総業株式会社
電線
29日前
株式会社GSユアサ
蓄電素子
28日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
25日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1日前
住友電装株式会社
端子
13日前
株式会社大阪ソーダ
複合固体電解質
28日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
26日前
日本化薬株式会社
電流遮断装置
19日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
4日前
株式会社カネカ
二次電池
今日
株式会社ダイヘン
変圧器
1か月前
ダイハツ工業株式会社
固定治具
28日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
21日前
愛知電機株式会社
負荷時タップ切換装置
1日前
個人
“hi-light surf.”
27日前
TOWA株式会社
製造装置
26日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
1か月前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
1か月前
東レエンジニアリング株式会社
実装装置
29日前
ローム株式会社
チップ部品
1か月前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
1か月前
日新イオン機器株式会社
イオン注入装置
6日前
三菱自動車工業株式会社
放熱構造
6日前
続きを見る