TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025120013
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-15
出願番号
2024015198
出願日
2024-02-02
発明の名称
磁気テープライブラリ装置、磁気テープカートリッジ最適化方法、および、そのプログラム
出願人
NECプラットフォームズ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G11B
15/68 20060101AFI20250807BHJP(情報記憶)
要約
【課題】磁気テープカートリッジの最適化処理の際に、バックアップソフト等の上位機器での異常検出を回避でき、上位機器での処理が継続できるようにする磁気テープライブラリ装置を提供する。
【解決手段】磁気テープライブラリ装置は、スロットへ投入された磁気テープカートリッジのカートリッジメモリから情報を読み取り、読み取った前記情報より前記磁気テープカートリッジの最適化が必要と判断すると、上位機器からの問い合わせに対して前記スロットのアクセス不可を通知するとともに、前記上位機器から切り離した磁気テープドライブにて前記磁気テープカートリッジの最適化を行うための制御手段を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
スロットへ投入された磁気テープカートリッジのカートリッジメモリから情報を読み取り、
読み取った前記情報より前記磁気テープカートリッジの最適化が必要と判断すると、上位機器からの問い合わせに対して前記スロットのアクセス不可を通知するとともに、前記上位機器から切り離した磁気テープドライブにて前記磁気テープカートリッジの最適化を行う、
制御手段、
を備える、磁気テープライブラリ装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記制御手段は、前記上位機器にて使用されていない磁気テープドライブを強制的にNot Readyモードにすることにより、前記磁気テープドライブを前記上位機器から切り離す、
請求項1に記載の磁気テープライブラリ装置。
【請求項3】
前記制御手段は、切り離した前記磁気テープドライブにて前記磁気テープカートリッジの最適化が完了すると、最適化が完了した前記磁気テープカートリッジを前記スロットへ移送させ、移送後の前記上位機器からの問い合わせに対して移送を行った前記スロットのアクセス可を通知する、
請求項2に記載の磁気テープライブラリ装置。
【請求項4】
前記制御手段は、切り離した前記磁気テープドライブにて前記磁気テープカートリッジの最適化が完了すると、前記磁気テープドライブを通常モードにすることで、前記上位機器からの切り離しを完了する、
請求項3に記載の磁気テープライブラリ装置。
【請求項5】
前記制御手段は、最適化を必要とする磁気テープカートリッジが複数ある場合、最適化を必要とする全ての磁気テープカートリッジの最適化が切り離した前記磁気テープドライブにて終了するまで、前記磁気テープドライブにおける前記上位機器から切り離した状態を維持する、
請求項1に記載の磁気テープライブラリ装置。
【請求項6】
前記制御手段は、最適化を必要とする磁気テープカートリッジが複数ある場合、前記上位機器から切り離した前記磁気テープドライブでの磁気テープカートリッジの最適化、最適化が完了した磁気テープカートリッジの該磁気テープカートリッジが投入されたスロットへ移送、前記上位機器から問い合わせに対して移送が完了した前記スロットのアクセス可の通知を、最適化を必要とする磁気テープカートリッジ毎に順次行う、
請求項3に記載の磁気テープライブラリ装置。
【請求項7】
前記制御手段は、使用されていない前記磁気テープドライブがない場合、前記磁気テープドライブが使用されない時間帯に関する学習結果により得た時間帯、または、前記磁気テープドライブを用いて磁気テープカートリッジのバックアップをしないと予め定められた時間帯において、前記磁気テープカートリッジの最適化を行う、
請求項1に記載の磁気テープライブラリ装置。
【請求項8】
前記上位機器はバックアップ装置である、
請求項1から7のいずれか1項に記載の磁気テープライブラリ装置。
【請求項9】
スロットへ投入された磁気テープカートリッジのカートリッジメモリから情報を読み取り、
読み取った前記情報より前記磁気テープカートリッジの最適化が必要と判断すると、上位機器からの問い合わせに対して前記スロットのアクセス不可を通知するとともに、前記上位機器から切り離した磁気テープドライブにて前記磁気テープカートリッジの最適化を行う、
ことをコンピュータが実行することで行う磁気テープカートリッジ最適化方法。
【請求項10】
スロットへ投入された磁気テープカートリッジのカートリッジメモリから情報を読み取り、
読み取った前記情報より前記磁気テープカートリッジの最適化が必要と判断すると、上位機器からの問い合わせに対して前記スロットのアクセス不可を通知するとともに、前記上位機器から切り離した磁気テープドライブにて前記磁気テープカートリッジの最適化を行う、
ことをコンピュータに実行させる磁気テープカートリッジ最適化のためのプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、磁気テープライブラリ装置、磁気テープカートリッジ最適化方法、および、そのプログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
アクセス頻度の低いデータであるコールドデータの急増に伴い、磁気テープの大容量化/高密度化かつ高信頼性が必要となっている。そのため、例えば、第9世代のLTO(Linear Tape-Open)カートリッジは高密度化による磁気テープへの書き込み/読み込み精度向上を目的に、磁気テープドライブへの初回ロード時、磁気テープドライブにより自動的にテープを走行させテープの特性を測定する最適化動作を行う必要がある。この最適化動作には通常40分程度、最大で2時間程度かかる場合がある。
【0003】
磁気テープライブラリ装置内に磁気テープカートリッジを投入すると、磁気テープライブラリ装置による磁気テープカートリッジのインベントリ後、磁気テープカートリッジが投入されたことを認識したバックアップソフトによるインベントリが実施される。ここで、「インベントリ」とは、磁気テープカートリッジのスペック、利用状況などについて調べ、記録することを言う。この時、バックアップソフトからの指示で磁気テープライブラリ装置は磁気テープカートリッジを磁気テープドライブへ搬送し、ロードされる。初めて使用される磁気テープカートリッジだった場合、最適化動作が始まりロード完了まで時間がかかることによりバックアップソフト側のタイムアウトとなり、磁気テープライブラリ装置、磁気テープドライブや磁気テープカートリッジの異常と認識される場合があった。
【0004】
そのため、磁気テープカートリッジを磁気テープライブラリ装置に投入する場合、バックアップソフトの処理が実行中であっても、上位サーバ/バックアップソフトの停止や磁気テープライブラリ装置をオフライン状態にする等バックアップソフトから磁気テープライブラリ装置を切り離した状態で、ユーザーが1巻ずつまたは磁気テープライブラリ装置の自動搬送機能を利用する等して最適化動作を実施後、バックアップソフトから認識させる必要があった。
【0005】
例えば、特許文献1には、カセット交換装置において、カセットの頭出しが間に合うかどうかの分析を行い、カセットの頭出しが間に合わないカセットを切り離す技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平3-187085号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に記載されたカセット交換装置は、そもそもTV放送局で用いられるビデオテープやオーディオカセットを対象とした頭出しに関連したカセットを切り離しの技術で、バックアップソフトによるインベントリを想定したものでない。このため、磁気テープカートリッジの最適化処理の際に、バックアップソフト等の上位機器でのタイムアウトによる異常検出を回避できるものではない。
【0008】
本開示の目的は、上述の課題を解決する磁気テープライブラリ装置、磁気テープカートリッジ最適化方法、および、そのプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の一態様に係る磁気テープライブラリ装置は、スロットへ投入された磁気テープカートリッジのカートリッジメモリから情報を読み取り、読み取った前記情報より前記磁気テープカートリッジの最適化が必要と判断すると、上位機器からの問い合わせに対して前記スロットのアクセス不可を通知するとともに、前記上位機器から切り離した磁気テープドライブにて前記磁気テープカートリッジの最適化を行う、制御手段を備える。
【0010】
本開示の一態様に係る磁気テープカートリッジ最適化方法は、スロットへ投入された磁気テープカートリッジのカートリッジメモリから情報を読み取り、読み取った前記情報より前記磁気テープカートリッジの最適化が必要と判断すると、上位機器からの問い合わせに対して前記スロットのアクセス不可を通知するとともに、前記上位機器から切り離した磁気テープドライブにて前記磁気テープカートリッジの最適化を行うことをコンピュータが実行することにより行う。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
キヤノン株式会社
撮像装置
1日前
株式会社東芝
磁気ヘッド、及び、磁気記録装置
9日前
株式会社東芝
磁気ヘッド、及び、磁気記録装置
9日前
株式会社東芝
磁気ヘッド、及び、磁気記録装置
9日前
株式会社東芝
磁気ヘッド、及び、磁気記録装置
9日前
ルネサスエレクトロニクス株式会社
半導体装置
1日前
株式会社半導体エネルギー研究所
半導体装置
9日前
株式会社半導体エネルギー研究所
情報処理装置
8日前
株式会社東芝
ディスク装置
8日前
日本発條株式会社
ディスク装置用サスペンション構造体、およびディスク装置
1日前
東レ株式会社
真贋判定方法、真贋判定装置、真贋判定用デバイス、包装材、梱包材および梱包体
11日前
NECプラットフォームズ株式会社
磁気テープライブラリ装置、磁気テープカートリッジ最適化方法、および、そのプログラム
8日前
株式会社東芝
磁気ディスク装置
1日前
シリコン ストーリッジ テクノロージー インコーポレイテッド
P基板内のディープNウェル内のPウェル内に形成された不揮発性メモリセルアレイ
10日前
パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカ
送信方法及び送信装置
3日前
富士レビオ株式会社
脂質によるApoEの測定阻害の抑制に用いるための組成物およびその用途
10日前
キヤノン株式会社
ビットストリームから変換ブロックを復号する方法、ビットストリームに変換ブロックを符号化する方法、復号装置、符号化装置、コンピュータプログラム
10日前
他の特許を見る