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公開番号
2025019924
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-07
出願番号
2023123830
出願日
2023-07-28
発明の名称
ツリー生成装置、および、ツリー生成方法
出願人
株式会社日立製作所
代理人
弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類
G06F
16/28 20190101AFI20250131BHJP(計算;計数)
要約
【課題】別々の情報源から生成された複数種類の因果モデルを1つのツリー構造に統合すること。
【解決手段】ツリー生成装置100は、頂上事象を混合ツリー31のルートノードとし、かつ、複数の因果モデルを含む混合ツリー31を生成するモデル結合器25と、混合ツリー31を表示させる出力器32とを有する。モデル結合器25は、複数の因果モデルのうちの第1の因果モデル内の第1ノードの表記と、第2の因果モデル内の第2ノードの表記との組み合わせが、表記ゆれとして属性DB22に登録されている場合、表記ゆれを変換するためのアダプタノードを第1ノードと第2ノードとの間に挿入してリンクで接続することで、第1の因果モデルと第2の因果モデルとを結合する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
解析対象となる頂上事象の入力を受け付ける入力器と、
前記頂上事象を因果ツリーのルートノードとし、かつ、複数の因果モデルを含む因果ツリーを生成するモデル結合器と、
前記モデル結合器が生成した前記因果ツリーを提示装置に出力する出力器とを有しており、
前記モデル結合器は、
因果関係が存在するノード間をリンクで接続する因果モデルとして、互いに異なる情報源から生成された前記複数の因果モデルをモデルDBから読み取り、
前記読み取った複数の因果モデル間におけるノードの表記ゆれの組み合わせを対応付ける複数表記DBを参照して、前記読み取った複数の因果モデルのうちの第1の因果モデル内の第1ノードの表記と、第2の因果モデル内の第2ノードの表記との組み合わせが、前記表記ゆれとして前記複数表記DBに登録されている場合、前記表記ゆれを変換するためのアダプタノードを前記第1ノードと前記第2ノードとの間に挿入してリンクで接続することで、前記第1の因果モデルと前記第2の因果モデルとを結合し、前記因果ツリーを生成することを特徴とする
ツリー生成装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
因果モデルの各ノードは、発生する事象と、その事象が発生した部品との組み合わせを含めて構成されており、
前記複数表記DBは、発生する事象または部品を示す表記について、互いに抽象度が異なる表記の組み合わせを対応付けており、
前記モデル結合器は、前記アダプタノードとして、前記第1ノードの抽象度を変更する旨の前記アダプタノードを、前記第1ノードと前記第2ノードとの間に挿入することを特徴とする
請求項1に記載のツリー生成装置。
【請求項3】
因果モデルの各ノードは、発生する事象と、その事象が発生した部品との組み合わせを含めて構成されており、
前記複数表記DBは、事象が発生した部品を示す表記について、互いに事象の適用範囲が異なる表記の組み合わせを対応付けており、
前記モデル結合器は、前記アダプタノードとして、前記第1ノードの部品の適用範囲を変更する旨の前記アダプタノードを、前記第1ノードと前記第2ノードとの間に挿入することを特徴とする
請求項1に記載のツリー生成装置。
【請求項4】
前記モデル結合器は、前記頂上事象の表記と、前記複数の因果モデルのうちのいずれかの因果モデル内の第3ノードの表記との組み合わせが、前記表記ゆれとして前記複数表記DBに登録されている場合、前記表記ゆれを変換するための前記アダプタノードを前記頂上事象のルートノードと前記第3ノードとの間に挿入することで、前記頂上事象と因果モデルとを結合することを特徴とする
請求項1に記載のツリー生成装置。
【請求項5】
入力器と、
モデル結合器と、
出力器とを有しているツリー生成装置のツリー生成方法であって、
前記入力器を用いて、解析対象となる頂上事象の入力を受け付ける入力工程と、
前記モデル結合器を用いて、前記頂上事象を因果ツリーのルートノードとし、かつ、複数の因果モデルを含む因果ツリーを生成する生成工程と、
前記出力器を用いて、前記因果ツリーを提示装置に出力する出力工程とを有し、
前記生成工程は、前記モデル結合器を用いて、
因果関係が存在するノード間をリンクで接続する因果モデルとして、互いに異なる情報源から生成された前記複数の因果モデルをモデルDBから読み取り、
前記読み取った複数の因果モデル間におけるノードの表記ゆれの組み合わせを対応付ける複数表記DBを参照して、前記読み取った複数の因果モデルのうちの第1の因果モデル内の第1ノードの表記と、第2の因果モデル内の第2ノードの表記との組み合わせが、前記表記ゆれとして前記複数表記DBに登録されている場合、前記表記ゆれを変換するためのアダプタノードを前記第1ノードと前記第2ノードとの間に挿入してリンクで接続することで、前記第1の因果モデルと前記第2の因果モデルとを結合し、前記因果ツリーを生成することを特徴とする
ツリー生成方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ツリー生成装置、および、ツリー生成方法に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
過去事例を参照することで、その過去事例で発生した不具合に対する原因を究明するような検討がなされることが多い。その場合、多数の過去事例の文書をそのまま1つずつ人間が読み込むのは非効率である。そこで、過去事例の文書を、人間が読みやすいデータ構造に変換するシステムが提案されている。
特許文献1には、「属性及び属性値からなる事例を獲得して事例ベースを形成する事例獲得手段と、事例ベースから決定木を生成するルール生成手段と、生成された決定木を参照して結論属性値を求めるコンサルティング手段」という記載がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-339529号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、不具合の因果関係を示す因果モデルは、様々な観点でそれぞれ別々の担当者が独自に生成することもある。例えば、大学教授は、物理事象(物理現象)を示す数式から数式モデルを生成する。ここで数式モデルとは、数式に基づく因果モデルである。一方、現場作業員は、自身が経験した実例から経験モデルを生成する。経験モデルとは、経験に基づく因果モデルである。
【0005】
しかし、複数種類の因果モデルに使用される用語は、作成する人間の分野が異なるため、そもそも基本的な用語が表記統一されていないことも多い。
例えば、経験モデルの作成元となった不具合の報告書には、現場作業員の観点で「部品が滑る」と記載されているとする。しかし、数式モデルの作成元となった物理事象を示す数式には、「部品の移動速度が過大である」など、「部品が滑る」事象を別の専門用語で記載する場合もある。
【0006】
このように、表記統一されていない異種のモデル間を接続しようとすると、ノードの名称がバラバラなので、どの原因ノードとどの結果ノードとを接続すればいいのかが特定できない。よって、結果ノードをルート(木の根)とし、その結果ノードから徐々に木の枝葉をたどることで、原因ノードが求まるような1つのツリー構造(故障木)を構築することが困難となる。
なお、特許文献1では、決定木というツリー構造を生成する仕組みを提供している。しかし、特許文献1のような従来の技術では、1つの観点でツリー構造を生成するだけであり、複数種類の因果モデルを1つのツリー構造に統合する手段は提供されていない。
【0007】
そこで、本発明は、別々の情報源から生成された複数種類の因果モデルを1つのツリー構造に統合することを主な課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明のツリー生成装置は、以下の特徴を有する。
本発明は、解析対象となる頂上事象の入力を受け付ける入力器と、
前記頂上事象を因果ツリーのルートノードとし、かつ、複数の因果モデルを含む因果ツリーを生成するモデル結合器と、
前記モデル結合器が生成した前記因果ツリーを提示装置に出力する出力器とを有しており、
前記モデル結合器が、
因果関係が存在するノード間をリンクで接続する因果モデルとして、互いに異なる情報源から生成された前記複数の因果モデルをモデルDBから読み取り、
前記読み取った複数の因果モデル間におけるノードの表記ゆれの組み合わせを対応付ける複数表記DBを参照して、前記読み取った複数の因果モデルのうちの第1の因果モデル内の第1ノードの表記と、第2の因果モデル内の第2ノードの表記との組み合わせは、前記表記ゆれとして前記複数表記DBに登録されている場合、前記表記ゆれを変換するためのアダプタノードを前記第1ノードと前記第2ノードとの間に挿入してリンクで接続することで、前記第1の因果モデルと前記第2の因果モデルとを結合し、前記因果ツリーを生成することを特徴とする。
その他の手段は、後記する。
【発明の効果】
【0009】
本発明により、別々の情報源から生成された複数種類の因果モデルを1つのツリー構造に統合することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態に関するツリー生成装置の構成図である。
本実施形態に関するツリー生成装置の処理を示すフローチャートである。
本実施形態に関するツリー生成装置のハードウェア構成図である。
比較例として、経験モデルDBから手作業で作成された故障ツリーの説明図である。
本実施形態に関する図1の混合ツリーの一例を示す説明図である。
本実施形態に関する図1の混合ツリーの詳細な一例を示す説明図である。
本実施形態に関する頂上事象結合器が数式ツリーを作成する処理を示す説明図である。
本実施形態に関する類義語DBの一例を示す説明図である。
本実施形態に関する図8の類義語DBを用いて作成された数式ツリーの一例を示す説明図である。
本実施形態に関する属性DBの一例を示す説明図である。
本実施形態に関する抽象度の違いが存在する数式モデルと経験モデルとを示す説明図である。
本実施形態に関する図11で示したデータ構造に対して、図10の属性DBを参照して抽象度変換器がアダプタノードを作成する処理の一例を示す説明図である。
本実施形態に関する製品構造DBの一例を示す説明図である。
本実施形態に関する抽象度の違いが存在する数式モデルと経験モデルとを示す説明図である。
本実施形態に関する図14で示したデータ構造に対して、図13の製品構造DBを参照して構造変換器がアダプタノードを作成する処理の一例を示す説明図である。
本実施形態に関する図13とは別の製品構造DBの一例を示す説明図である。
本実施形態に関する出力器が混合ツリーを表示する画面の第1例を示す画面図である。
本実施形態に関する出力器が混合ツリーを表示する画面の第2例を示す画面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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