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公開番号2024108982
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-13
出願番号2023013687
出願日2023-01-31
発明の名称ドラフトローラ組立体、ドラフト装置及び紡績機
出願人村田機械株式会社
代理人個人
主分類D01H 5/56 20060101AFI20240805BHJP(天然または人造の糸または繊維;紡績)
要約【課題】ドラフトローラの円滑な変位を実現する。
【解決手段】ドラフトローラ組立体5pは、ドラフトベース50と、回転ハウジング62bと、ベアリング71と、ミドルボトムローラ52と、テンサバー56と、を備える。回転ハウジング62bには、貫通孔70が形成される。ベアリング71は、貫通孔70に挿入される。ミドルボトムローラ52は、ベアリング71により回転可能に支持される。テンサバー56は、ボトムエプロンベルト57を案内する。回転ハウジング62bはドラフトベース50に対して回転可能である。回転ハウジング62bがドラフトベース50に対して回転することにより、回転ハウジング62bとテンサバー56との間の距離が変化する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
ベース部材と、
貫通孔が形成されたハウジングと、
前記貫通孔に挿入されるベアリングと、
前記ベアリングにより回転可能に支持されるドラフトローラと、
エプロンベルトを案内するベルト案内部材と、
を備え、
前記ハウジングは前記ベース部材に対して回転可能であり、
前記ハウジングが前記ベース部材に対して回転することにより、前記ハウジングと前記ベルト案内部材との間の距離が変化することを特徴とするドラフトローラ組立体。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載のドラフトローラ組立体であって、
前記ドラフトローラと前記ベルト案内部材に巻き掛けられるエプロンベルトを備えることを特徴とするドラフトローラ組立体。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のドラフトローラ組立体であって、
前記ハウジングを回転方向の一側へ付勢する付勢部材を備えることを特徴とするドラフトローラ組立体。
【請求項4】
請求項3に記載のドラフトローラ組立体であって、
前記ハウジングは、前記ベース部材に対して、回転軸を中心として回転可能であり、
前記付勢部材は、前記回転軸に取り付けられたバネであることを特徴とするドラフトローラ組立体。
【請求項5】
請求項4に記載のドラフトローラ組立体であって、
前記バネの固定位置を変更することによりバネ力の大きさを調整可能に構成されていることを特徴とするドラフトローラ組立体。
【請求項6】
請求項1から5までの何れか一項に記載のドラフトローラ組立体であって、
前記ベース部材から突出する第1部材と、
前記第1部材に固定される第2部材と、
を備え、
前記ベルト案内部材が前記第2部材に固定されていることを特徴とするドラフトローラ組立体。
【請求項7】
請求項1から6までの何れか一項に記載のドラフトローラ組立体であって、
前記ハウジングの回転角度を固定する角度固定部を備えることを特徴とするドラフトローラ組立体。
【請求項8】
請求項7に記載のドラフトローラ組立体であって、
前記角度固定部は、前記ハウジングの回転軸線に平行な方向に固定される固定部材を備えることを特徴とするドラフトローラ組立体。
【請求項9】
請求項8に記載のドラフトローラ組立体であって、
繊維束を集束させる繊維束集束部材を備え、
前記繊維束集束部材は前記ハウジングに固定されていることを特徴とするドラフトローラ組立体。
【請求項10】
請求項6に記載のドラフトローラ組立体であって、
前記ベルト案内部材から離れる方向に前記ハウジングが所定角度を上回って回転するのを規制するストッパを備えることを特徴とするドラフトローラ組立体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、繊維束をドラフトするドラフトローラの位置調整に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
エプロンベルトを駆動させることにより繊維束をドラフトするドラフト装置が知られている。この種のドラフト装置は、例えば特許文献1に開示されている。
【0003】
特許文献1のドラフト装置において、ガイドエプロンは、ボトムローラとガイドテーブルにループ掛けされる。ボトムローラは、ベアリングキャリッジに支持されている。ベアリングキャリッジは、繊維の移送方向に移動可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-522485号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
エプロンベルトに加えられる張力は、糸品質、操業性、消費電力、及びエプロンベルト自体の寿命に大きく影響する。近年の紡績の高速化に伴い、エプロンベルトの張力を適切に維持することが重要である。
【0006】
特許文献1の構成においては、ガイドテーブルとボトムローラの間の距離を変化させることにより、ガイドエプロンの張力を調整することができる。しかし、特許文献1においてはボトムローラの位置をスライド移動させる構成になっているため、こじれが発生し易く、ボトムローラをスムーズに変位させることができない場合があった。
【0007】
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その目的は、ドラフトローラの円滑な変位を実現することにある。
【発明の概要】
課題を解決するための手段及び効果
【0008】
本発明の第1の観点によれば、以下の構成のドラフトローラ組立体が提供される。即ち、ドラフトローラ組立体は、ベース部材と、ハウジングと、ベアリングと、ドラフトローラと、ベルト案内部材と、を備える。前記ハウジングには、貫通孔が形成される。前記ベアリングは、前記貫通孔に挿入される。前記ドラフトローラは、前記ベアリングにより回転可能に支持される。前記ベルト案内部材は、エプロンベルトを案内する。前記ハウジングは前記ベース部材に対して回転可能である。前記ハウジングが前記ベース部材に対して回転することにより、前記ハウジングと前記ベルト案内部材との間の距離が変化する。
【0009】
これにより、ハウジングを回転させて、ドラフトローラとベルト案内部材との間の距離を円滑に変化させることができる。
【0010】
前記のドラフトローラ組立体においては、前記ドラフトローラと前記ベルト案内部材に巻き掛けられるエプロンベルトを備えることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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