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公開番号2024083680
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-24
出願番号2022197612
出願日2022-12-12
発明の名称人形の関節構造
出願人株式会社オビツ製作所
代理人個人
主分類A63H 3/46 20060101AFI20240617BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約【課題】可動領域を大きくすることを可能とした人形の関節構造を提供する。
【解決手段】上腕21の上端と、上腕の上端が対峙する胴部1の上腕対峙領域A1との間に、上腕を可動するように連結した肩関節部25を含む可動人形であって、肩関節部は、上腕側に一端部を連結する第一部材27と、胴部側に配されて、第一部材の他端部を連結する第二部材43とを含み、第二部材は、第一部材の他端部をスライド移動可能に挿通する摺動孔部45を備え、第一部材の他端部は、摺動孔部に挿通させて組み込んだ時に、摺動孔部の出口45b側から所定長さ突出する棒状に形成されており、第一部材の他端部は、摺動孔部の出口側から所定距離離れた位置に抜け止め部63を備えることにより、摺動孔部の出口側から前記抜け止め部までの間の移動許容領域A2を設けた。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
上腕の上端と、前記上腕の上端が対峙する胴部の上腕対峙領域との間に、前記上腕を可動するように連結した肩関節部を含む可動人形であって、
前記肩関節部は、
前記上腕側に一端部を連結する第一部材と、
前記胴部側に配されて、前記第一部材の他端部を連結する第二部材とを含み、
前記第二部材は、前記第一部材の他端部をスライド移動可能に挿通する摺動孔部を備え、
前記第一部材の他端部は、前記摺動孔部に挿通させてスライド移動可能に組み込んだ時に、前記摺動孔部の出口側から所定長さ突出する棒状に形成されていることを特徴とする人形の関節構造。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記第二部材は、前記胴部側に対し、鉛直方向軸を中心にして水平方向に回動可能に配設された支持部と、
前記支持部により水平方向軸を介して回動自在に保持され、前記摺動孔部を備えた受け部とで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の人形の関節構造。
【請求項3】
前記支持部は、鉛直方向軸を有する底板部と、前記底面板の相対向する辺から連続して立ち上げられた二片の縦板部とを有し、
前記水平方向軸は、前記二片の縦板部にわたって架け渡されていることを特徴とする請求項2に記載の人形の関節構造。
【請求項4】
前記肩関節部は、前記上腕の上端と、前記上腕の上端が対峙する前記胴部の上腕対峙領域との間に配される肩カバー部によって外方から直視し得ないように覆われており、
前記肩カバー部は、前記肩関節部の動きに追随して可動するように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の人形の関節構造。
【請求項5】
前記それぞれの縦板部の外側面部には、ガイド突起部が設けられており、
前記肩カバー部は、相対向する内面部に、前記突起部を摺動可能に挟持するスライド摺動部が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の人形の関節構造。
【請求項6】
前記第一部材の他端部は、前記摺動孔部の出口側から所定距離離れた位置に抜け止め部を備えることにより、前記摺動孔部の出口側から前記抜け止め部までの間の移動許容領域を設けたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の人形の関節構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、肩関節など関節部分が可動する人形の関節構造に関する。
本発明において人形とは、眼球や髪の毛を備えたドールと称される完成された人形、又は、眼球も髪の毛もないあるいは頭部も有していない裸体状態の素体人形などのいずれをも含むものとする。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
関節が可動する人形、すなわち可動人形は、低年齢層の需要者のみではなく、年齢層の高い需要者にも人気を博しており、特に関節の可動域が大きく多様な動きに対応し得る人形が好まれている。
そこで、従来から関節部分の可動領域を大きくしてリアルな人の動きに近づけるよう鋭意研究を重ねている。
特許文献1は、胴部側と腕部側との間に連結部材を介在し、連結部材の胴部対峙側に突設した支持棒を胴部側に孔部に挿入すると共に、バネ部材によって連結部材を胴部側に常時付勢させるものであって、肩関節の上下方向の可動領域を拡大するための構造を提供している。
【0003】
しかし、特許文献1に開示の構造では、肩関節の可動領域を前方に向けて大きくする構造を提供し得るものではない。
すなわち、特許文献1に開示の肩関節構造では、肩関節を使って腕部分を水平方向に大きく動かすことはできず、例えば、肩を前方に丸めるような形態(寒さのあまり身体を丸めているような状態)や、両方の手で、それぞれ反対側の肩を掴むようなポージングなどを人形にとらせることができなかった。また、無理に可動させて水平方向に動かそうとしても、連結部材が常時胴部方向に圧接されるように付勢されているため、その姿勢をキープすることはできなかった。従って、人形に求め得るポージングに制限が掛かってしまい好ましくない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第3922812号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上述した従来技術の有する課題を解決するためになされたものであり、その課題とするところは、可動領域を大きくすることを可能とした人形の関節構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために第1の本発明がなした技術的手段は、上腕の上端と、前記上腕の上端が対峙する胴部の上腕対峙領域との間に、前記上腕を可動するように連結した肩関節部を含む可動人形であって、
前記肩関節部は、
前記上腕側に一端部を連結する第一部材と、
前記胴部側に配されて、前記第一部材の他端部を連結する第二部材とを含み、
前記第二部材は、前記第一部材の他端部をスライド移動可能に挿通する摺動孔部を備え、
前記第一部材の他端部は、前記摺動孔部に挿通させてスライド移動可能に組み込んだ時に、前記摺動孔部の出口側から所定長さ突出する棒状に形成されていることを特徴とする人形の関節構造としたことである。
【0007】
第2の本発明は、第1の本発明において、前記第二部材は、前記胴部側に対し、鉛直方向軸を中心にして水平方向に回動可能に配設された支持部と、
前記支持部により水平方向軸を介して回動自在に保持され、前記摺動孔部を備えた受け部とで構成されていることを特徴とする人形の関節構造としたことである。
【0008】
第3の本発明は、第2の本発明において、前記支持部は、鉛直方向軸を有する底板部と、前記底面板の相対向する辺から連続して立ち上げられた二片の縦板部とを有し、
前記水平方向軸は、前記二片の縦板部にわたって架け渡されていることを特徴とする人形の関節構造としたことである。
【0009】
第4の本発明は、第3の本発明において、前記肩関節部は、前記上腕の上端と、前記上腕の上端が対峙する前記胴部の上腕対峙領域との間に配される肩カバー部によって外方から直視し得ないように覆われており、
前記肩カバー部は、前記肩関節部の動きに追随して可動するように構成されていることを特徴とする人形の関節構造としたことである。
【0010】
第5の本発明は、第4の本発明において、前記それぞれの縦板部の外側面部には、ガイド突起部が設けられており、
前記肩カバー部は、相対向する内面部に、前記突起部を摺動可能に挟持するスライド摺動部が設けられていることを特徴とする人形の関節構造としたことである。
(【0011】以降は省略されています)

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