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公開番号2024071073
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-24
出願番号2022181813
出願日2022-11-14
発明の名称アクチュエータ
出願人株式会社アイエイアイ
代理人個人,個人
主分類H02K 9/02 20060101AFI20240517BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】 簡易な構成によりモータカバー内を冷却できるアクチュエータを提供すること。
【解決手段】 駆動機構が内装された駆動機構ハウジングと、上記駆動機構によって上記駆動機構ハウジング内を移動される移動部材と、上記駆動機構ハウジングに連設されるモータハウジングと、上記駆動機構を駆動し上記モータハウジング内に設置されたモータと、を具備し、上記移動部材にはエアスクレーパが設置されており、上記移動部材が移動されることによって上記駆動機構ハウジング内に気流を発生させ、上記駆動機構ハウジング内から上記モータハウジング内への空気の流出及び上記モータハウジング内から上記駆動機構ハウジング内への空気の流入を発生させて上記モータハウジング内の冷却を行うことを特徴とするもの。
【選択図】 図9
特許請求の範囲【請求項1】
駆動機構が内装された駆動機構ハウジングと、
上記駆動機構によって上記駆動機構ハウジング内を移動される移動部材と、
上記駆動機構ハウジングに連設されるモータハウジングと、
上記駆動機構を駆動し上記モータハウジング内に設置されたモータと、
を具備し、
上記移動部材にはエアスクレーパが設置されており、
上記移動部材が移動されることによって上記駆動機構ハウジング内に気流を発生させ、上記駆動機構ハウジング内から上記モータハウジング内への空気の流出及び上記モータハウジング内から上記駆動機構ハウジング内への空気の流入を発生させて上記モータハウジング内の冷却を行うことを特徴とするアクチュエータ。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1記載のアクチュエータにおいて、
上記エアスクレーパと上記駆動機構ハウジングの内面との間に隙間が設けられていることを特徴とするアクチュエータ。
【請求項3】
請求項1記載のアクチュエータにおいて、
上記エアスクレーパの先端は上記駆動機構ハウジングの内面に摺設されていることを特徴とするアクチュエータ。
【請求項4】
請求項1記載のアクチュエータにおいて、
上記駆動機構ハウジングは上記移動部材を移動可能に支持するベースと、上記移動部材の少なくとも一部を覆うカバーとから構成され、
上記エアスクレーパは上記カバーと上記移動部材との間の空間に配置されることを特徴とするアクチュエータ。
【請求項5】
請求項1記載のアクチュエータにおいて、
上記エアスクレーパは着脱可能であることを特徴とするアクチュエータ。
【請求項6】
請求項1記載のアクチュエータにおいて、
上記駆動機構ハウジングと上記モータハウジングの間には接続部材が設置されていて、
上記接続部材には上記駆動機構ハウジング内と上記モータハウジング内を連通させ上記駆動機構ハウジング内の空気を上記モータハウジング内に移動させる通気路が設けられていることを特徴とするアクチュエータ。
【請求項7】
請求項6記載のアクチュエータにおいて、
上記接続部材には上記モータハウジング内から空気が流入される排気路と上記排気路からの空気を排出する排気口が設けられていることを特徴とするアクチュエータ。
【請求項8】
請求項7記載のアクチュエータにおいて、
上記通気路と上記排気路は上記駆動機構を挟んで対向するように設けられていることを特徴とするアクチュエータ。
【請求項9】
請求項7記載のアクチュエータにおいて、
上記排気路は上記接続部材の上記移動部材の移動方向に並行な一の面に沿って延長されてから上記一の面に隣接する面側に延長され、上記一の面に対向する面側に上記排気口が設けられていることを特徴とするアクチュエータ。
【請求項10】
請求項7記載のアクチュエータにおいて、
上記接続部材は接続部材本体と上記接続部材本体の外面に設置される接続部材カバーを備え、
上記排気路及び排気口は、上記接続部材本体と接続部材カバーとの間の空間に形成されることを特徴とするアクチュエータ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アクチュエータに係り、特に、簡易な構成によりモータカバー内を冷却できるように工夫したものに関する。
続きを表示(約 5,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来の構成として、特許文献1に記載されたようなものが存在している。
特許文献1に記載された一軸ロボットは、ベースの両端にブラケットが固定されていて、これらブラケットを介してネジ軸が回転可能に支持されている。上記ネジ軸にはボールスクリューが螺合されていて、このボールスクリューにはスライド本体が固定されている。上記スライダ本体は上記ベースに固定されたガイドレールに沿って案内される。
【0003】
上記ブラケットの一方の上記ネジ軸の反対側には、上記ネジ軸を駆動するにモータが設置されており、上記モータは上カバーと下カバーとから構成されるカバーによって覆われている。上記カバー内には電子制御回路基板も設置されている。
上記カバーと上記モータの間には非磁性放熱板が設置されている。また、上記カバーの端部には通気孔が設けられていて、上記カバー内であって上記通気孔の設けられた箇所には冷却用ファンが設置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特公平8-29514号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記従来の構成では次のような問題があった。
すなわち、モータが設置されたカバー内部を冷却して電子制御回路基板の誤動作等を防止するためには冷却用ファンが必要であり、その分だけ部品点数が増加し、構成が複雑であった。
【0006】
本発明はこのような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、簡易な構成によりモータカバー内を冷却できるアクチュエータを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するべく本願発明の請求項1によるアクチュエータは、駆動機構が内装された駆動機構ハウジングと、上記駆動機構によって上記駆動機構ハウジング内を移動される移動部材と、上記駆動機構ハウジングに連設されるモータハウジングと、上記駆動機構を駆動し上記モータハウジング内に設置されたモータと、を具備し、上記移動部材にはエアスクレーパが設置されており、上記移動部材が移動されることによって上記駆動機構ハウジング内に気流を発生させ、上記駆動機構ハウジング内から上記モータハウジング内への空気の流出及び上記モータハウジング内から上記駆動機構ハウジング内への空気の流入を発生させて上記モータハウジング内の冷却を行うことを特徴とするものである。
又、請求項2によるアクチュエータは、請求項1記載のアクチュエータにおいて、上記エアスクレーパと上記駆動機構ハウジングの内面との間に隙間が設けられていることを特徴とするものである。
又、請求項3によるアクチュエータは、請求項1記載のアクチュエータにおいて、上記エアスクレーパの先端は上記駆動機構ハウジングの内面に摺設されていることを特徴とするものである。
又、請求項4によるアクチュエータは、請求項1記載のアクチュエータにおいて、上記駆動機構ハウジングは上記移動部材を移動可能に支持するベースと、上記移動部材の少なくとも一部を覆うカバーとから構成され、上記エアスクレーパは上記カバーと上記移動部材との間の空間に配置されることを特徴とするものである。
又、請求項5によるアクチュエータは、請求項1記載のアクチュエータにおいて、上記エアスクレーパは着脱可能であることを特徴とするものである。
又、請求項6によるアクチュエータは、請求項1記載のアクチュエータにおいて、上記駆動機構ハウジングと上記モータハウジングの間には接続部材が設置されていて、上記接続部材には上記駆動機構ハウジング内と上記モータハウジング内を連通させ上記駆動機構ハウジング内の空気を上記モータハウジング内に移動させる通気路が設けられていることを特徴とするものである。
又、請求項7によるアクチュエータは、請求項6記載のアクチュエータにおいて、上記接続部材には上記モータハウジング内から空気が流入される排気路と上記排気路からの空気を排出する排気口が設けられていることを特徴とするものである。
又、請求項8によるアクチュエータは、請求項7記載のアクチュエータにおいて、上記通気路と上記排気路は上記駆動機構を挟んで対向するように設けられていることを特徴とするものである。
又、請求項9によるアクチュエータは、請求項7記載のアクチュエータにおいて、上記排気路は上記接続部材の上記移動部材の移動方向に並行な一の面に沿って延長されてから上記一の面に隣接する面側に延長され、上記一の面に対向する面側に上記排気口が設けられていることを特徴とするものである。
又、請求項10によるアクチュエータは、請求項7記載のアクチュエータにおいて、上記接続部材は接続部材本体と上記接続部材本体の外面に設置される接続部材カバーを備え、上記排気路及び排気口は、上記接続部材本体と接続部材カバーとの間の空間に形成されることを特徴とするものである。
又、請求項11によるアクチュエータは、請求項7記載のアクチュエータにおいて、上記排気路にはフィルタが設置されていることを特徴とするものである。
又、請求項12によるアクチュエータは、請求項6記載のアクチュエータにおいて、上記モータハウジングには上記モータハウジング内から空気が流入される排気路と上記排気路からの空気を排出する排気口が設けられていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0008】
以上述べたように、本願発明の請求項1記載のアクチュエータによると、駆動機構が内装された駆動機構ハウジングと、上記駆動機構によって上記駆動機構ハウジング内を移動される移動部材と、上記駆動機構ハウジングに連設されるモータハウジングと、上記駆動機構を駆動し上記モータハウジング内に設置されたモータと、を具備し、上記移動部材にはエアスクレーパが設置されており、上記移動部材が移動されることによって上記駆動機構ハウジング内に気流を発生させ、上記駆動機構ハウジング内から上記モータハウジング内への空気の流出及び上記モータハウジング内から上記駆動機構ハウジング内への空気の流入を発生させて上記モータハウジング内の冷却を行うので、冷却用ファンを設けることなく、簡易な構成によりモータハウジング内の冷却を行うことができる。
又、請求項2記載のアクチュエータによると、請求項1記載のアクチュエータにおいて、上記エアスクレーパと上記駆動機構ハウジングの内面との間に隙間が設けられているので、移動部と駆動機構ハウジングとの間の摩擦がないとともに上記駆動機構ハウジング内の空気の圧縮が起きにくく、円滑に上記移動部材の移動を行うことができる。
又、請求項3記載のアクチュエータによると、請求項1記載のアクチュエータにおいて、上記エアスクレーパの先端は上記駆動機構ハウジングの内面に摺設されているので、移動部と駆動機構ハウジングとの間に隙間がなく、効果的に空気を攪拌し、モータハウジング内の冷却を行うことができる。
又、請求項4記載のアクチュエータによると、請求項1記載のアクチュエータにおいて、上記駆動機構ハウジングは上記移動部材を移動可能に支持するベースと、上記移動部材の少なくとも一部を覆うカバーとから構成され、上記エアスクレーパは上記カバーと上記移動部材との間の空間に配置されるので、カバーを取り外すことで上記エアスクレーパ部分のメンテナンスを容易に行うことができる。
又、請求項5記載のアクチュエータによると、請求項1記載のアクチュエータにおいて、上記エアスクレーパは着脱可能であるので、上記エアスクレーパを容易に交換できる。
又、請求項6記載のアクチュエータによると、請求項1記載のアクチュエータにおいて、上記駆動機構ハウジングと上記モータハウジングの間には接続部材が設置されていて、上記接続部材には上記駆動機構ハウジング内と上記モータハウジング内を連通させ上記駆動機構ハウジング内の空気を上記モータハウジング内に移動させる通気路が設けられているので、上記モータハウジング内で空気を循環させて効果的に冷却できる。
又、請求項7記載のアクチュエータによると、請求項6記載のアクチュエータにおいて、上記接続部材には上記モータハウジング内から空気が流入される排気路と上記排気路からの空気を排出する排気口が設けられているので、上記モータハウジング内で空気を循環させて効果的に冷却できる。
又、請求項8によるアクチュエータによると、請求項7記載のアクチュエータにおいて、上記通気路と上記排気路は上記駆動機構を挟んで対向するように設けられているので、効果的に空気を循環させることができる。
又、請求項9によるアクチュエータによると、請求項7記載のアクチュエータにおいて、上記排気路は上記接続部材の上記移動部材の移動方向に並行な一の面に沿って延長されてから上記一の面に隣接する面側に延長され、上記一の面に対向する面側に上記排気口が設けられているので、アクチュエータ内部への異物の侵入を防止できる。
又、請求項10によるアクチュエータによると、請求項7記載のアクチュエータにおいて、上記接続部材は接続部材本体と上記接続部材本体の外面に設置される接続部材カバーを備え、上記排気路及び排気口は、上記接続部材本体と接続部材カバーとの間の空間に形成されるので、簡易な構成により容易に上記排気路及び排気口を構成できる。
又、請求項11記載のアクチュエータによると、請求項7記載のアクチュエータにおいて、上記排気路にはフィルタが設置されているので、アクチュエータ内部への異物の侵入を防止できる。
又、請求項12記載のアクチュエータによると、請求項6記載のアクチュエータにおいて、上記モータハウジングには上記モータハウジング内から空気が流入される排気路と上記排気路からの空気を排出する排気口が設けられているので、上記モータハウジング内に空気を通過させることで効果的に冷却できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第1の実施の形態を示す図で、アクチュエータの斜視図である。
本発明の第1の実施の形態を示す図で、図1のII-II断面図である。
本発明の第1の実施の形態を示す図で、ステンレスシートと一方のサイドカバーを除去したアクチュエータの斜視図である。
本発明の第1の実施の形態を示す図で、図4(a)は図2のIVa-IVa断面図、図4(b)はエアスクレーパの前方側から視た斜視図、図4(c)はエアスクレーパの後方側から視た斜視図である。
本発明の第1の実施の形態を示す図で、モータハウジングを除去したアクチュエータを後方上側から視た斜視図である。
本発明の第1の実施の形態を示す図で、モータハウジングを除去したアクチュエータを後方下側から視た斜視図である。
本発明の第1の実施の形態を示す図で、接続部材である軸受ホルダのホルダカバーを除去したアクチュエータを後方上側から視た分解斜視図である。
本発明の第1の実施の形態を示す図で、図8(a)は図2のVIIIa-VIIIa断面図、図8(b)は図2のVIIIb-VIIIb断面図である。
本発明の第1の実施の形態を示す図で、スライダが後方側に移動された際の空気の流れを示すアクチュエータの軸受ホルダ付近の縦断面図である。
本発明の第1の実施の形態を示す図で、スライダが前方側に移動された際の空気の流れを示すアクチュエータの軸受ホルダ付近の縦断面図である。
本発明の第1の実施の形態を示す図で、スライダが前方側に移動された際の空気の流れを示すアクチュエータの排気路部分の断面図である。
本発明の第2の実施の形態を示す図で、アクチュエータの斜視図である。
本発明の第2の実施の形態を示す図で、駆動機構ハウジングカバーを除去したアクチュエータの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図1乃至図11を参照しながら、本発明の第1の実施の形態について説明する。
この第1の実施の形態によるアクチュエータ1には、図1や図2に示すように、駆動機構ハウジング3とモータハウジング5があり、上記駆動機構ハウジング3と上記モータハウジング5の間に設置された接続部材としての軸受ホルダ7がある。
また、上記駆動機構ハウジング3には移動部材としてのスライダ9が前後方向(図2中左右方向)に移動可能に設置されている。
(【0011】以降は省略されています)

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