TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024058160
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022165333
出願日2022-10-14
発明の名称誘導加熱装置
出願人三星電子株式会社,Samsung Electronics Co.,Ltd.
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類H05B 6/12 20060101AFI20240418BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】複数の加熱コイルを用いる場合に、それぞれの加熱コイルの駆動周波数を合わせにいく過渡状態において、ノイズの発生を防ぐ。
【解決手段】被加熱物を誘導加熱する少なくとも2つの加熱コイル1A、1Bと、加熱コイル1A、1Bそれぞれに対応して設けられ、その対応する加熱コイルに電力を供給するインバータ装置2と、インバータ装置2を制御する制御機器3とを備え、インバータ装置2から一方の加熱コイル1Aに所定の駆動周波数の電力が供給されている状態において、インバータ装置2から他方の加熱コイル1Bに電力を供給し始める場合に、制御機器3が、双方の加熱コイル1A、1Bに、少なくとも所定の駆動周波数よりも高い初動周波数の電力を供給し、その後、一方の加熱コイル1Aの出力が目標出力に一致するまで、双方の加熱コイル1A、1Bに供給する電力の周波数を下げることを特徴とする誘導加熱装置。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
被加熱物を誘導加熱する少なくとも2つの加熱コイルと、
前記加熱コイルそれぞれに対応して設けられ、その対応する加熱コイルに電力を供給するインバータ装置と、
前記インバータ装置を制御する制御機器とを備え、
前記インバータ装置から一方の前記加熱コイルに所定の駆動周波数の電力が供給されている状態において、前記インバータ装置から他方の前記加熱コイルに電力を供給し始める場合に、
前記制御機器が、
双方の前記加熱コイルに、少なくとも前記所定の駆動周波数よりも高い初動周波数の電力を供給し、その後、一方の前記加熱コイルの出力が目標出力に一致するまで、双方の前記加熱コイルに供給する電力の周波数を下げることを特徴とする誘導加熱装置。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記制御機器が、
一方の前記加熱コイルの出力が目標出力に一致するまで、双方の前記加熱コイルに供給する電力の周波数を下げた後、他方の前記加熱コイルの出力が目標出力に一致するまで、双方の前記加熱コイルに供給する電力の周波数をさらに下げ続ける、請求項1記載の誘導加熱装置。
【請求項3】
前記制御機器が、
他方の前記加熱コイルの出力が目標出力に一致するまで、双方の前記加熱コイルに供給する電力の周波数を下げ続けた後、
一方の前記加熱コイルに対応する前記インバータ装置を、他方の前記加熱コイルに対応する前記インバータ制御装置とは異なる制御態様により制御する、請求項2記載の誘導加熱装置。
【請求項4】
前記制御機器が、双方の前記加熱コイルに供給する電力の周波数を同期させながら前記初動周波数から下げる、請求項1記載の誘導加熱装置。
【請求項5】
前記初動周波数が、OFF状態にある前記加熱コイルをON状態に切り替えた場合に当該加熱コイルに供給される電力の既定周波数である、請求項1記載の誘導加熱装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、被加熱物を誘導加熱する誘導加熱装置に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
この種の誘導加熱装置としては、特許文献1に示すように、例えば調理用鍋などの被加熱物を加熱するIH調理器等に用いられており、複数の被加熱物を同時に誘導加熱できるようにするべく、複数の加熱コイルを備えたものがある。
【0003】
複数の加熱コイルを同時に用いる場合、図9に示すように、それぞれの被加熱物の共振カーブが異なることから、各被加熱物の火力を調整した結果、各加熱コイルの駆動周波数がとある周波数差(例えば10kHz前後)になると、その周波数差によるノイズが発生する。
【0004】
かかるノイズが発生した場合、火力を調整して周波数差を変えればノイズを解消することはできるが、この場合は、所望の火力を得ることができなくなるといった問題が生じる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-103674号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで、本願発明者は、本発明の開発にあたり、以下の構成を中間的に考えた。
すなわち、例えば2つの加熱コイルを用いる場合、まずは、一方の加熱コイルの駆動周波数を、目標出力の得られている他方の加熱コイルの駆動周波数に合わせ、そこから、一方の加熱コイルの駆動周波数を維持しつつ、例えばデューティ比を変更することで目標出力を得る、といった構成である。
【0007】
このような構成であれば、2つの加熱コイルの駆動周波数を合わせてから、一方の加熱コイルのデューティ比を変更することで目標出力を得ているので、周波数差によるノイズの発生を防ぎつつ、双方の加熱コイルそれぞれの火力を所望の大きさに調整することが可能となる。
【0008】
ところが、単にこの構成を採用した場合、駆動周波数を合わせた後はノイズの発生を防ぐことができるものの、図10に示すように、駆動周波数を合わせにいく過程で、やはり周波数差が例えば10kHz前後になるタイミングがあり、そのタイミングでのノイズの発生を防ぐことができない。
【0009】
そこで、本発明は、上述した問題を一挙に解決すべくなされたものであり、複数の加熱コイルを用いる場合に、それぞれの加熱コイルの駆動周波数を合わせにいく過渡状態において、ノイズの発生を防ぐことを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
すなわち本発明に係る誘導加熱装置は、被加熱物を誘導加熱する少なくとも2つの加熱コイルと、前記加熱コイルそれぞれに対応して設けられ、その対応する加熱コイルに電力を供給するインバータ装置と、前記インバータ装置を制御する制御機器とを備え、前記インバータ装置から一方の前記加熱コイルに所定の駆動周波数の電力が供給されている状態において、前記インバータ装置から他方の前記加熱コイルに電力を供給し始める場合に、前記制御機器が、双方の前記加熱コイルに、少なくとも前記所定の駆動周波数よりも高い初動周波数の電力を供給し、その後、一方の前記加熱コイルの出力が目標出力に一致するまで、双方の前記加熱コイルに供給する電力の周波数を下げることを特徴とするものである。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

三星電子株式会社
半導体装置
今日
三星電子株式会社
半導体装置
9日前
三星電子株式会社
モータ駆動装置
9日前
三星電子株式会社
ヒーターステージ
6日前
三星電子株式会社
半導体パッケージ
13日前
三星電子株式会社
欠陥検出方法及び装置
5日前
三星電子株式会社
積層型イメージセンサ
8日前
三星電子株式会社
自律走行計画装置及び方法
1日前
三星電子株式会社
半導体装置及びその製造方法
9日前
三星電子株式会社
オートラベリング方法及び装置
5日前
三星電子株式会社
半導体装置およびその製造方法
7日前
三星電子株式会社
イメージセンサ及びその製造方法
5日前
三星電子株式会社
半導体パッケージ及びその製造方法
8日前
三星電子株式会社
敵対的データ増強方法及び電子装置
7日前
三星電子株式会社
イメージセンサー及びその製造方法
6日前
三星電子株式会社
テストパッドを有する半導体パッケージ
7日前
三星電子株式会社
イメージセンサ及びそれを含む電子装置
1日前
三星電子株式会社
イメージセンサ及びイメージセンサの動作方法
7日前
三星電子株式会社
アンサンブルモデル基盤のラベリング方法及び装置
7日前
三星電子株式会社
AF機能を支援するイメージセンサー及びその動作方法
8日前
三星電子株式会社
イメージのオブジェクトを分類する分類方法及び分類装置
今日
三星電子株式会社
分析物の成分濃度推定装置及び方法、ならびにウェアラブル機器
8日前
三星電子株式会社
サイドリンクポジショニング参照信号のためのパターン設計の方法及びデバイス
8日前
三星電子株式会社
サイドリンクポジショニング参照信号のための方法及びデバイスのオンパターン設計
8日前
三星電子株式会社
飽和ピクセルに対する復元動作を支援するイメージ信号プロセッサ及びその動作方法
8日前
東レ株式会社
有機EL表示装置
1か月前
シャープ株式会社
装置
1日前
コーセル株式会社
部品ホルダ
13日前
株式会社カネカ
製造システム
29日前
株式会社カネカ
有機EL装置
1か月前
東レ株式会社
配線付き基材の製造方法
15日前
中部電力株式会社
ホルダ
1か月前
個人
電流駆動型素子の電流制御器
1か月前
イビデン株式会社
積層基板
2か月前
日本電気株式会社
電子機器
1か月前
イビデン株式会社
プリント配線板
1か月前
続きを見る