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公開番号2024056804
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-23
出願番号2024017599,2022082230
出願日2024-02-08,2022-05-19
発明の名称光拡散シート
出願人恵和株式会社
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類G02B 5/02 20060101AFI20240416BHJP(光学)
要約【課題】輝度均一化能力の高い光拡散シートを提供する。
【解決手段】光拡散シート43の第1面43aには、略逆四角錐状の複数の凹部105が設けられる。光拡散シート43の第2面43bには、所定の方向に延びる複数の線状構造106が設けられる。複数の凹部105の頂角は、100°以上である。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
液晶表示装置に組み込まれ、複数の光源から発せられた光を表示画面側に導くバックライトユニットに用いられる光拡散シートであって、
光出射面となる第1面と、光入射面となる第2面とを有し、
前記第1面及び前記第2面のうちの一方に、略逆四角錐状の複数の凹部が設けられ、
前記第1面及び前記第2面のうちの他方に、所定の方向に延びる複数の線状構造が設けられ、
前記複数の凹部の頂角は、100°以上160°以下であり、
前記光拡散シートは、複数枚積層して前記表示画面と前記複数の光源との間に配置される
光拡散シート。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記複数の線状構造は、プリズム、ヘアライン、レンチキュラー、又は回折格子を構成する
請求項1に記載の光拡散シート。
【請求項3】
前記複数の線状構造は、頂角が95°以下の三角プリズムを構成し、
前記複数の凹部の頂角は、110°以上130°以下である
請求項1に記載の光拡散シート。
【請求項4】
前記複数の線状構造は、プリズムを構成し、
前記複数の凹部の頂角は、130°以上150°以下である
請求項1に記載の光拡散シート。
【請求項5】
前記複数の凹部は、二次元マトリクス状に配列され、当該配列方向と前記所定の方向とは交差する
請求項1に記載の光拡散シート。
【請求項6】
液晶表示装置に組み込まれ、複数の光源から発せられた光を表示画面側に導くバックライトユニットに用いられる光拡散シートであって、
光出射面となる第1面と、光入射面となる第2面とを有し、
前記第1面及び前記第2面のうちの一方に、略逆四角錐状の複数の凹部が設けられ、
前記第1面及び前記第2面のうちの他方に、所定の方向に延びる複数の線状構造が設けられ、
前記複数の線状構造は、頂角が95°以上の三角プリズムを構成し、
前記複数の凹部の頂角は、85°以上95°以下であり、
前記光拡散シートは、複数枚積層して前記表示画面と前記複数の光源との間に配置される
光拡散シート。
【請求項7】
前記複数の光源は、前記光拡散シートから見て前記表示画面の反対側に設けられた反射シートの上に配置される
請求項1~6のいずれか1項に記載の光拡散シート。
【請求項8】
複数枚積層された前記光拡散シートは、第1光拡散シートと、第2光拡散シートとを含み、
前記第1光拡散シートにおける前記複数の線状構造の延びる方向と、前記第2光拡散シートにおける前記複数の線状構造の延びる方向とは交差する
請求項1~6のいずれか1項に記載の光拡散シート。
【請求項9】
前記表示画面と前記光拡散シートとの間に、他の光拡散シートをさらに備え、
前記他の光拡散シートの一面には、略逆四角錐状の複数の他の凹部が設けられ、
前記複数の他の凹部の頂角は、前記複数の凹部の頂角よりも小さい
請求項1~6のいずれか1項に記載の光拡散シート。
【請求項10】
前記複数の光源と前記光拡散シートとの間の距離は、1mm以下である
請求項1~6のいずれか1項に記載の光拡散シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、光拡散シート、バックライトユニット、液晶表示装置及び情報機器に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、スマートフォンやタブレット端末などの各種情報機器の表示装置として、液晶表示装置(以下、液晶ディスプレイということもある)が広く利用されている。液晶ディスプレイのバックライトとしては、光源が液晶パネルの背面に配置される直下型方式、又は、光源が液晶パネルの側面の近傍に配置されるエッジライト方式が主流となっている。
【0003】
直下型バックライトを採用する場合、LED(Light Emitting Diode)等の光源からの光を拡散させて画面全体に亘って輝度や色度の均一性を上げるために、光拡散シートが使用される(例えば特許文献1参照)。
【0004】
光拡散シートは、光出射面に凹凸形状を付与することで生じる拡散や、シート基材内に当該基材と異なる屈折率を有する微粒子を分散させることで生じる拡散を利用して、光入射面から入射した光を拡散させる。また、画面内での輝度の均一性(面内輝度均一性)を向上させるために、光拡散シートを複数枚積層して用いることもある。
【0005】
特許文献1には、一面に複数の四角錐が形成され、他面に複数の平行直線プリズムが形成された光拡散シートが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
米国出願公開第2021/0072598A1号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
液晶ディスプレイのバックライトでは、ディスプレイの薄型化への要求に伴って、光拡散シートの厚みや、光拡散シートの積層枚数の削減が求められている。また、直下型バックライトでは、光源が表示画面の直下に配置されるため、光源と光拡散シートとの距離の削減も求められる。そのため、薄型化に対しても面内輝度均一性を維持するために、光拡散シート1枚あたりの輝度均一化能力を向上させる必要がある。
【0008】
本開示は、輝度均一化能力の高い光拡散シートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記の目的を達成するために、本開示に係る光拡散シートは、光出射面となる第1面と、光入射面となる第2面とを有する光拡散シートである。前記第1面及び前記第2面のうちの一方に、略逆四角錐状の複数の凹部が設けられる。前記第1面及び前記第2面のうちの他方に、所定の方向に延びる複数の線状構造が設けられる。前記複数の凹部の頂角は、100°以上である。
【0010】
本開示に係る光拡散シートによると、一面に略逆四角錐状の複数の凹部を設け、他面に所定の方向に延びる複数の線状構造を設け、凹部の頂角を100°以上に設定している。このため、複数の凹部による光拡散効果と、複数の線状構造による光拡散効果との相乗作用を増大させることができる。従って、光拡散シート1枚あたりの輝度均一化能力を向上させることができるので、さらなる薄型化に伴う光拡散シートの厚みや積層枚数の削減などにも対応することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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