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公開番号2024026941
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-29
出願番号2022129506
出願日2022-08-16
発明の名称光学装置及び撮像装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G02B 7/04 20210101AFI20240221BHJP(光学)
要約【課題】 組立作業に有利な光学装置を提供する。
【解決手段】 レンズ装置100は、第1レンズL1を保持し、第1カムフォロア7を有する第1移動筒4と、第2カムフォロア8を有する第2移動筒5と、第1移動筒4と第2移動筒5との間に配置され、第1移動筒4と第2移動筒5とを光軸OAに沿って互いに反対方向に付勢するコイルバネ6とを有し、コイルバネ6の少なくとも一方の端には、光軸OAに直交する方向に沿って延びた突起部6aが設けられ、第1移動筒4および第2移動筒5のうち少なくとも一方には、突起部6aが収容される係合部5aと、光軸OAに直交する方向において突起部6aを規制する第1規制部5bと、光軸OAの方向において突起部6aを規制する第2規制部5cとが形成されていることを特徴とする。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1レンズを保持し、第1カムフォロアを有する第1部材と、
第2カムフォロアを有する第2部材と、
前記第1部材と前記第2部材との間に配置され、前記第1部材と前記第2部材とを光軸に沿って互いに反対方向に付勢する弾性部材とを有し、
前記弾性部材の少なくとも一方の端には、前記光軸に直交する方向に沿って延びた突起部が設けられ、
前記第1部材および前記第2部材のうち少なくとも一方には、前記突起部が収容される空間と、前記光軸に直交する方向において前記突起部を規制する第1規制部と、前記光軸の方向において前記突起部を規制する第2規制部とが形成されていることを特徴とする光学装置。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記第2部材は、第2レンズを保持することを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
【請求項3】
前記第2レンズは、レンズ保持部材に保持され、
前記レンズ保持部材は、前記第2部材に固定されていることを特徴とする請求項2に記載の光学装置。
【請求項4】
前記光軸に直交する方向における前記突起部の長さは、前記光軸に直交する方向における前記第1規制部と前記弾性部材との隙間よりも長いことを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
【請求項5】
前記第1部材および前記第2部材のうち少なくとも一方は、外面に切欠きを有し、前記第1部材および前記第2部材のうち少なくとも一方に形成された前記空間と前記切欠きとは、前記光軸の周りの回転角に関して重なっていることを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
【請求項6】
前記弾性部材は、コイルバネを含むことを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
【請求項7】
直進溝が形成された案内部材と、
第1カムと第2カムとが形成され、前記案内部材に対して回動可能なカム部材とを有し、
前記第1カムフォロアは、前記直進溝と前記第1カムとに係合し、
前記第2カムフォロアは、前記直進溝と前記第2カムとに係合することを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
【請求項8】
請求項1乃至7の何れか1項に記載の光学装置と、前記光学装置により形成された像を撮る撮像素子とを有することを特徴とする撮像装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光学装置及び撮像装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
カムとカムフォロアによって光学ユニットを光軸方向に移動する機構では、カムとカムフォロアの間にあるガタ(隙間)におけるカムフォロアの変位が生じうる。当該変位を低減させる構造として、移動する光学ユニットを弾性部材で付勢してカムフォロアをカムの一方の縁へ片寄せする構造が知られている。
【0003】
特許文献1には、圧縮コイルばねの両端部に突起部を設け、両突起部を内部光学系及びリングにそれぞれ設けられた両係止溝にそれぞれ係止してガタによる内部光学系の回転を低減させる構成が開示されている。特許文献2には、前側移動環に固定された弾性部材の他端に設けられた折り曲げ部を後側移動環と後側鏡筒との間に挟み込むことで弾性部材を規制(係止)し、ガタにおけるカムフォロアの変位を低減させる構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平11-167066号公報
特許第6659166号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1では、圧縮コイルばねを係止している係止溝では圧縮コイルばねの伸縮方向には圧縮コイルばねを規制できないため、光学系に衝撃や振動が生じた場合、圧縮コイルばねが係止溝から脱落するおそれがある。特許文献2では、後側鏡筒を後側移動環に固定する前は、弾性部材が後側移動環から突出しているため、組立作業に不利である。
【0006】
本発明は、例えば、組立作業に有利な光学装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の光学装置は、第1レンズを保持し、第1カムフォロアを有する第1部材と、第2カムフォロアを有する第2部材と、前記第1部材と前記第2部材との間に配置され、前記第1部材と前記第2部材とを光軸に沿って互いに反対方向に付勢する弾性部材とを有し、前記弾性部材の少なくとも一方の端には、前記光軸に直交する方向に沿って延びた突起部が設けられ、前記第1部材および前記第2部材のうち少なくとも一方には、前記突起部が収容される空間と、前記光軸に直交する方向において前記突起部を規制する第1規制部と、前記光軸の方向において前記突起部を規制する第2規制部とが形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、例えば、組立作業に有利な光学装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例1のレンズ装置100の断面図である。
実施例1の第1移動筒4に固定された状態のコイルバネ6を示す斜視図である。
実施例2のレンズ装置100の断面図である。
実施例3のレンズ装置100の断面図である。
実施例4のレンズ装置100の断面図である。
実施例4の第1移動筒44とコイルバネ6の正面図である。
実施例4の第2移動筒45とコイルバネ6の正面図である。
撮像装置の構成例を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(実施例1)
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。実施例1におけるレンズ装置100(光学装置)について、図1、2を参照して説明する。図1は、実施例1のレンズ装置100の断面図である。図2は、実施例1の第1移動筒4(第1部材)に固定された状態のコイルバネ6を示す斜視図である。
(【0011】以降は省略されています)

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