意匠ウォッチ

発行日2025-04-14
公報種別意匠公報(S)
登録番号1795921
登録日2025-04-03
意匠に係る物品検査治療用パンツ
意匠分類B1-600(衣服)
出願番号2024024168
出願日2022-02-18
意匠権者国立大学法人島根大学
代理人個人
意匠に係る物品の説明本物品は、泌尿器科等で陰部を検査または治療する際に患者に着用してもらうパンツであって、検査治療をおこなう者にとっては作業性が良く、患者にとっては、羞恥心を極力起こさせず尊厳に配慮した検査治療用パンツである。
意匠の説明検査治療用パンツは、本体部と前垂部とを基本構成としている。本体部は、下辺長が上辺長以上である布体を基調とし、上辺は所定長にわたり重なりを持たせた輪となっており、表出しない伸縮部材が上辺位置に縫着または貼着されて、患者の腰にて締め留め可能としている。また、本体部の下辺の両端近くには、患者の大腿部に当該端を巻き付ける際に利用する紐が取り付けてある。前垂部は、本体部の重なりに接合して輪の内側から下辺に向けて延伸する帯状の布体であって、患者が前垂部のある方を前にしてパンツを着用することにより、検査または治療の前または後に、仮に歩くようなことがあっても外部から見えてしまわないように陰部を十全に隠すことができ、検査または治療の際の開脚時のときだけ垂れをめくり上げて陰部を露出させることができる。なお、前垂部の中途には、面ファスナーが設けられ、本体部の面ファスナーに接合可能にしている。「検査または治療の際の着用状態図」では、前垂部は一端外側に出してまくり上げた後、中間部分を上辺内側(腹との間)に差し込み面ファスナーで接合し、残余が再度みえた状態となっている。陰部の描画は省略している。「正面図」、「背面図」、「検査または治療の際の着用状態図」、「重なりを閉じた着用状態の正面図」には、表出するしわがあるので、これがわかるように、それぞれ、「参考正面図」、「参考背面図」、「検査または治療の際の着用状態参考図」、「重なりを閉じた着用状態の参考正面図」にあらわした。これらの参考図には、上記<意匠の説明>にて示した、本体部、前垂部、紐、面ファスナーがどれに該当するか、引出線をもって示した。なお、「参考正面図」については、「正面図」にて表出せず裏に隠れる、本体部の内側に位置する面ファスナーを、引出線も含めて点線で示した。同様に、「検査または治療の際の着用状態参考図」については、「検査または治療の際の着用状態図」にて表出せず一部が隠れる、大腿部裏側に巻かれた本体部および本体部端近くから延伸し大腿部に巻き付く紐それぞれを、引出線も含めて点線で示した。同様に、「重なりを閉じた着用状態の参考正面図」については、「重なりを閉じた着用状態の正面図」にて表出せず裏に隠れる、本体部の内側に位置する面ファスナーを、引出線も含めて点線で示した。「検査または治療の際の着用状態図」におけるA-A断面を、別途「検査治療用パンツの前方A-A拡大断面図」としてあらわした。前方とは、奥にも本体部が存在するが、前方部分だけを示す意である。また、各部の関係がわかるように、「検査治療用パンツの前方A-A拡大断面参考図」にて引出線をもって示した。

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