意匠ウォッチ

発行日2024-09-02
公報種別意匠公報(S)
登録番号1778949
登録日2024-08-23
意匠に係る物品上着
意匠分類B1-1130(衣服)
出願番号2024008489
出願日2024-04-24
意匠権者個人
代理人個人
意匠に係る物品の説明本意匠に係る物品は、「上着」である。当該上着は、右前身頃、左前身頃、後身頃、及び、右前身頃と左前身頃とを繋ぐファスナーとを有する。各前身頃(右前身頃及び左前身頃)の裏面における幅方向中央の縁周辺の3箇所にはスナップボタンのフック(正面図2の3つの大きい丸部分)が取り付けられており、各前身頃の裏面における幅方向外側の3箇所には各フックが留められるホック(正面図2の3つの小さい丸部分)が取り付けられている。以上のような構成により、当該上着の利用者が、ファスナーで繋がれている右前身頃及び左前身頃を分離させて、各前身頃のフックをホックに留めると、当該上着は、右前身頃と左前身頃とがファスナーにより繋がった形態(参考図2参照)から右前身頃と左前身頃とが離れてそれぞれのフックがホックに留められた形態(正面図1及び参考図1参照)に変形する。そのため、利用者は、寒さ、着こなし等を考慮して、右前身頃と左前身頃とが離れた形態の当該上着を着用することと、右前身頃と左前身頃とが繋がった形態の当該上着を着用することとを選択することができる。また、例えば、当該上着をインター上着として使用した場合、当該上着の上に羽織られたアウター上着の下に当該上着を隠すこともできる(参考図6参照)。
意匠の説明実線で表した部分である、右前身頃及び左前身頃が、部分意匠として意匠登録を受けようとする部分である。正面図1は、上着における、右前身頃と左前身頃とがそれぞれ折り畳まれ、フックをホックに留めて、それぞれの裏地を表側に開いた形態のものであり、正面図1に対する背面図、左側面図、右側面図、平面図及び底面図は、それぞれ、背面図1、左側面図1、右側面図1、平面図1及び底面図1で表れている。正面図2は、上着における、右前身頃と左前身頃との裏地を表側に開いた形態のものであり、正面図2に対する背面図、左側面図、右側面図、平面図及び底面図は、それぞれ、背面図2、左側面図2、右側面図2、平面図2及び底面図2で表れている。正面図1及び正面図2では、それぞれ、右前身頃及び左前身頃の裏地を見ることができるが、例えば、上着の需要者は、右前身頃及び左前身頃の裏地に構成される折り畳み機構に注目して、この上着を購入するかを決めるものと考えられる。そのため、本願では、正面図を、正面図1及び正面図2のようにしている。参考図1は、上着における、右前身頃と左前身頃とがそれぞれ折り畳まれ、フックをホックに留めた形態のものである。参考図2は、上着における、右前身頃と左前身頃とをファスナーで留めた形態のものである。参考図3は、参考図1の上着の背面図であって、後身頃を削除して表した状態のものである。参考図4は、参考図3において、本来見えないホック及びホック(青丸部分)を追加したものである。参考図5は、正面図1において、本来見えないホック及びホック(青丸部分)を追加したものである。参考図6は、参考図5で表される上着の上からアウター上着を羽織った形態を説明するための図であって、本来見えない内側の上着及びホック及びホック(青丸部分)を透視したような図である。

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