意匠ウォッチ

発行日2024-08-07
公報種別意匠公報(S)
登録番号1777124
登録日2024-07-29
意匠に係る物品携帯型情報端末用ケース
意匠分類H7-792(電子情報入出力機器)
出願番号2023026107
出願日2023-12-15
意匠権者有限会社シーガル,個人
代理人個人
意匠に係る物品の説明本物品は、スマートフォン等のような携帯型情報端末に装着するケースである。本物品は、使用状態を示す参考図1に示すように、携帯型情報端末を収容する本体部分(無色透明な部分)と、本体部分の底板部分に円周に沿って配設された第1本物品磁石部分と、本体部分の底板部分に円弧に沿って配設された第2本物品磁石部分と、第1本物品磁石部分の内周の一部に沿って形成されたスライド溝部分と、を含んでなる。スライド溝部分の一端には、該一端以外の幅よりも大きな直径の略円形の嵌入穴が形成されている。このような本物品は携帯型情報端末に装着された状態にて、使用状態を示す参考写真2に示すような取付物を取り付けることができる。即ち、取付物は、取付物本体(ここでは小形ポーチ)と、取付物本体に取り付けられた取付具と、を備えてなり、取付具は、板状(ここでは円板状)の取付具板状部(取付具板状部の一面が取付物本体に取り付けられている)と、取付具板状部に円周に沿って配設された取付具磁石部分(第1本物品磁石部分及び第2本物品磁石部分と互いに吸引しあう)と、取付具板状部の他面から突出するように取付具板状部に取り付けられた取付具係合具(ここでは頭部を有する雄ねじに似た形状を有する。該頭部は、スライド溝部分の該一端に形成された該嵌入穴は通過可能であるが、該嵌入穴以外のスライド溝部分は通過不可能である。)と、を有してなる。使用状態を示す参考写真3に示すように、取付具磁石部分と第1本物品磁石部分とが互いに相対するように本物品に対して取付物を配置すると、取付具磁石部分と第1本物品磁石部分とが互いに吸引することで本物品に対する取付物の位置が定まる(このときは取付具係合具の頭部はスライド溝部分に嵌入されていない)。そして、使用状態を示す参考写真4に示すように、本物品に対して取付物を回動させ(取付具磁石部分と第1本物品磁石部分とが互いに吸引したままで回動させる)、取付具係合具の頭部がスライド溝部分の該一端に形成された該嵌入穴に位置すると、該吸引により該頭部が該嵌入穴に嵌入される(これにより取付具係合具の軸部が該嵌入穴を貫通し、本体部分の底板部分の両面のうち携帯型情報端末に面する面側に該頭部が存在する状態(以下「貫通状態」という)となる。)。その後、使用状態を示す参考写真5に示すように、貫通状態のまま本物品に対して取付物を回動させる。使用状態を示す参考写真5に示す状態においては、取付具係合具の頭部がスライド溝部分を通過不可能であるので、本物品に対して取付物が脱落することを防止できる。本物品が装着された携帯型情報端末により撮影(動画及び静止画のいずれも含む)をする場合には、使用状態を示す参考写真6に示すように、取付具係合具を中心に本物品に対して取付物を回動させれば、携帯型情報端末が有するレンズ部(使用状態を示す参考写真6における本体部分の底板部分の右上部分に形成された、角が丸められた長方形状の開口を通じて該レンズ部は撮像する。)が取付物により遮られることなく撮影できる。携帯型情報端末により撮影をする際の使用状態を示す参考写真6に示すような状態においては、取付具磁石部分と第2本物品磁石部分とが互いに吸引するので、本物品に対して取付物が不意に回動することを防止又は減少でき、撮影を円滑かつ確実に行うことができる。以上のように、携帯型情報端末により撮影をする際の使用状態を示す参考写真6に示すような状態(取付物が撮影の邪魔にならない)と、携帯型情報端末により撮影しない際の使用状態を示す参考写真5に示すような状態(コンパクトであるので取り扱いが容易である)と、を本物品に対して取付物が脱落することを防止しつつ両状態を迅速かつ円滑に遷移させ、携帯型情報端末による撮影を便ならしめることができる。なお、取付物本体は、これまで説明したような小形ポーチに限定されないことは言うまでもなく、様々なものとすることができ、例えば、使用状態を示す参考写真7に示すようなキーケースや小銭入れ等とすることもできる。
意匠の説明

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