意匠ウォッチ

発行日2025-07-08
公報種別意匠公報(S)
登録番号1803024
登録日2025-06-27
意匠に係る物品携帯型情報端末用取付具
意匠分類H7-792(電子情報入出力機器)
出願番号2024025235
出願日2024-12-06
意匠権者有限会社シーガル
代理人個人
意匠に係る物品の説明本物品は、スマートフォン等のような携帯型情報端末に取付物を取り付けるための取付具であり、携帯型情報端末又は携帯型情報端末を収容するケース(以下、「携帯型情報端末又は携帯型情報端末を収容するケース」を「端末等」という。)と取付物との一方に本物品を取り付け、端末等と取付物との他方に取り付けられた受け具と本物品との間の磁力による吸引力によって携帯型情報端末に取付物を着脱自在に取り付けるものである。本物品は、仮想上の直線を軸とする円板状の第1部分(高さが小さな直円柱(半径r1)をなす)と、該直線を軸とする円板状の第2部分(高さが小さな直円柱(半径r2。但しr2<r1)をなす)と、を含んでなり、第1部分が有する両主表面(両主表面いずれも半径r1の円をなす)のうちの一主表面と、第2部分が有する両主表面(両主表面いずれも半径r2の円をなす)のうちの一主表面と、が互いに同一平面に属するように構成されている(なお、第2部分が有する両主表面のうちの他主表面は本物品の表面(受け具に面する)を構成し、第1部分が有する両主表面のうちの他主表面は本物品の裏面(端末等に面する)を構成する。)。かかる本物品は、本物品の第2部分を嵌入可能な凹部を有する受け具に取り付けることができる。例えば、2つの同心円(該2つの同心円それぞれの半径r3、r4。ただしr3<r4)によって囲まれる円環形状の主表面を有する平板部材により受け具を構成することができる(受け具の中心には半径r3の円形をなす開口(該凹部を構成する)が形成される(r2<r3)。好ましくはr3<r1)。そして、本物品と受け具とが磁力にて互いに引き合うように、本物品と受け具との一方又は両方が磁石により形成された部分を有する(本物品と受け具との一方が磁石により形成された部分を有する場合、他方は該磁石に吸引されるもの(例えば鋼材等)を有する。)。使用状態を示す参考図1に、このような一例の受け具が、携帯型情報端末を収容するケースに取り付けられたものを示す。使用状態を示す参考図1においては、携帯型情報端末を収容するケースは透明な樹脂材料により皿形状に形成されており、携帯型情報端末を収容するケースの裏面(収容する携帯型情報端末の操作面が露出する側と反対の面)に受け具が取り付けられている(ここでは受け具の円環形状をなす両主表面のうち一主表面が該裏面に両面粘着テープにより貼着されている。)。そして、使用状態を示す参考図2は、取付物(ここでは表面が水色のパスケース)に本物品を取り付けたところを示している(ここでは本物品の裏面が取付物に両面粘着テープにより貼着されている。)。この取付物に取り付けられた本物品の第2部分を受け具の開口(凹部)に嵌入する。このとき、ここでは受け具と、本物品の第1部分のうち受け具に面する部分と、が磁石部分を有し互いに吸引すると共に、本物品の第2部分が受け具の開口(凹部)に嵌入されているので、本物品に対し受け具が横方向(前記直線に対し垂直方向)に不意にスライドし受け具から本物品が脱落することを防止又は減少させ、使用状態を示す参考図3のように携帯型情報端末を収容するケースと取付物とを確実に取り付けることができる(即ち、該ケースに収容される携帯型情報端末と取付物とを確実に取り付けることができる)。そして、受け具と本物品との磁石による吸引力よりも大きな力によれば受け具と本物品とを引き離すことができるので、携帯型情報端末に取付物を着脱自在に取り付けることができる。なお、受け具は本物品に対して前記直線の周りに回動自在であるので、例えば、使用状態を示す参考図4のような状態にすることもできる。なお、ここでは携帯型情報端末を収容するケースに受け具を取り付け、取付物に本物品を取り付けたが、携帯型情報端末を収容するケースに本物品を取り付け、取付物に受け具を取り付けてもよく、また、携帯型情報端末を収容するケースではなく携帯型情報端末に受け具や本物品を取り付けることもできる。加えて、ここで示したように受け具を取付物や端末等と別体とする必要は必ずしもなく、取付物や端末等の一部に受け具を形成するようにすることもできる。
意匠の説明

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