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公開番号2025116724
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-08
出願番号2024011322
出願日2024-01-29
発明の名称正極活物質、正極活物質の製造方法およびフッ化物イオン二次電池
出願人本田技研工業株式会社
代理人個人,個人
主分類H01M 4/38 20060101AFI20250801BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】フッ化物イオン二次電池の初回放電容量を向上させることが可能な正極活物質を提供する。
【解決手段】正極活物質は、フッ化物イオン二次電池に用いられ、Cu粒子およびBi粒子を含む。正極活物質は、Cu-Kα線を用いて測定されるXRDスペクトルにおいて、回折角2θが26.2±0.15°である範囲に第1のピークが存在し、回折角2θが30.4±0.25°である範囲に第2のピークが存在し、回折角2θが27.0±0.25°である範囲に第3のピークが存在する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
フッ化物イオン二次電池に用いられる正極活物質であって、
Cu粒子およびBi粒子を含み、
Cu-Kα線を用いて測定されるXRDスペクトルにおいて、回折角2θが26.2±0.15°である範囲に第1のピークが存在し、回折角2θが30.4±0.25°である範囲に第2のピークが存在し、回折角2θが27.0±0.25°である範囲に第3のピークが存在する、正極活物質。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
前記第3のピークに対する前記第1のピークの強度比が0.4以上である、請求項1に記載の正極活物質。
【請求項3】
前記Cu粒子は、ナノ粒子である、請求項1または2に記載の正極活物質。
【請求項4】
請求項1または2に記載の正極活物質を製造する方法であって、
Cu粒子と、Bi粒子と、一般式


Bi
1-x

3-2x
(式中、xは、0.02以上0.12以下である。)
で表される化合物の粒子と、を含む原料組成物を200rpm以上400rpm以下の回転数で10分以上20分以下ボールミル混合した後、5分以上20分以下休止するサイクルを40回以上120回以下実施する、正極活物質の製造方法。
【請求項5】
請求項1または2に記載の正極活物質を含む正極合剤層を備える、フッ化物イオン二次電池。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、フッ化物イオン二次電池に用いられる正極活物質、正極活物質の製造方法およびフッ化物イオン二次電池に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年、多くの人々が手頃で信頼でき、持続可能かつ先進的なエネルギーへのアクセスを確保できるようにするため、エネルギーの効率化に貢献する二次電池の研究開発が実施されている。
【0003】
特許文献1には、正極活物質層と、固体電解質層とを少なくとも有し、正極活物質層は、CuおよびSnを主体とする正極活物質粒子を含み、固体電解質層は、Pb、SnおよびFを含有する固体電解質を含むフッ化物イオン電池が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-73753号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、フッ化物イオン電池の初回放電容量を向上させることが望まれている。
【0006】
本発明は、フッ化物イオン二次電池の初回放電容量を向上させることが可能な正極活物質を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)フッ化物イオン二次電池に用いられる正極活物質であって、Cu粒子およびBi粒子を含み、Cu-Kα線を用いて測定されるXRDスペクトルにおいて、回折角2θが26.2±0.15°である範囲に第1のピークが存在し、回折角2θが30.4±0.25°である範囲に第2のピークが存在し、回折角2θが27.0±0.25°である範囲に第3のピークが存在する、正極活物質。
【0008】
(2)前記第3のピークに対する前記第1のピークの強度比が0.4以上である、(1)に記載の正極活物質。
【0009】
(3)前記Cu粒子は、ナノ粒子である、(1)または(2)に記載の正極活物質。
【0010】
(4)(1)から(3)のいずれか一項に記載の正極活物質を製造する方法であって、Cu粒子と、Bi粒子と、一般式


Bi
1-x

3-2x
(式中、xは、0.02以上0.12以下である。)
で表される化合物の粒子と、を含む原料組成物を300rpm以上400rpm以下の回転数で10分以上20分以下ボールミル混合した後、5分以上20分以下休止するサイクルを40回以上120回以下実施する、正極活物質の製造方法。
(【0011】以降は省略されています)

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