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公開番号2025107076
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-17
出願番号2024000829
出願日2024-01-05
発明の名称入力装置
出願人アルプスアルパイン株式会社
代理人個人,個人
主分類H01H 23/14 20060101AFI20250710BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】ノブの操作部の引き上げる操作の誤操作を抑制できるようにすること。
【解決手段】パネル部材は、パネル上面部と、開口部とを有し、ノブは、基部と、前壁部と、操作部とを有し、操作部は、操作者に押圧される押圧操作面部を有し、仮想揺動中心軸方向から視たとき、押圧操作面部のパネル上面部に対する上下方向の相対位置は、操作力から解放された中立状態ではパネル上面部より上方に位置し、中立状態から操作力によって押圧された押圧操作面部がパネル上面部と同一平面上になるまで遷移した時には、ノブによる接点の押圧量が所定の量より小さくなり、接点が信号を生成しない位置に設けられ、操作力によってさらに押圧された押圧操作面部がパネル上面部よりも下方に遷移した時には、ノブによる接点の押圧量が所定の量以上となり、接点が信号を生成する位置に設けられる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
筐体と、
前記筐体を覆うパネル部材と、
操作者によって操作されるノブと、
前記ノブによって所定の押圧量以上に押圧された際に、信号を生成する接点と
を備え、
前記パネル部材は、
平面形状を有するパネル上面部と、
前記パネル上面部に形成され、前記ノブの少なくとも一部を露出する開口部と
を有し、
前記ノブは、
前記筐体によって支持される仮想揺動中心軸を有し、前記パネル上面部によって覆われて前記仮想揺動中心軸の周りを揺動する基部と、
前記基部に設けられ、前記開口部の下方から前記開口部に向けて延在する前壁部と、
前記前壁部の端部に設けられ、前記開口部から前記露出して前記操作者からの操作力を受け付ける操作部と
を有し、
前記操作部は、前記操作者に押圧される押圧操作面部を有し、
前記仮想揺動中心軸方向から視たとき、前記押圧操作面部の前記パネル上面部に対する上下方向の相対位置は、前記操作力から解放された中立状態では前記パネル上面部より上方に位置し、前記中立状態から前記操作力によって押圧された前記押圧操作面部が前記パネル上面部と同一平面上になるまで遷移した時には、前記ノブによる前記接点の前記押圧量が前記所定の量より小さくなり、前記接点が前記信号を生成しない位置に設けられ、
前記操作力によってさらに押圧された前記押圧操作面部が前記パネル上面部よりも下方に遷移した時には、前記ノブによる前記接点の前記押圧量が前記所定の量以上となり、前記接点が前記信号を生成する位置に設けられる
ことを特徴とする入力装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記基部は、
前記仮想揺動中心軸方向から視たとき、前記仮想揺動中心軸よりも前記パネル上面部の側で、且つ、前記開口部に近い側に設けられ、前記パネル上面部に対して前記開口部との距離が近くなるにつれ前記パネル上面部との距離が大きくなる向きに傾斜した第1斜面部と、
前記仮想揺動中心軸方向から視たとき、前記仮想揺動中心軸に対して前記第1斜面部とは前後方向の反対の側に設けられ、前記パネル上面部に対して前記開口部との距離が遠くなるにつれ前記パネル上面部との距離が大きくなる向きに傾斜した第2斜面部と
を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の入力装置。
【請求項3】
前記仮想揺動中心軸方向から視たとき、前記操作部の前記押圧操作面部の裏面側、且つ、前記仮想揺動中心軸から遠い側の前記操作部と前記前壁部とが交差して成す内角は鋭角である
ことを特徴とする請求項1に記載の入力装置。
【請求項4】
前後方向における、前記操作部の幅の値を1としたとき、前記ノブの前後方向の全体の寸法から前記操作部の幅の寸法を差し引いた寸法の値は1.8~2.2の間である
ことを特徴とする請求項1に記載の入力装置。
【請求項5】
前後方向における、前記操作部の幅を6mmとしたとき、前記ノブの前後方向の全体の寸法から前記操作部の幅の寸法を差し引いた寸法は、12mmである
ことを特徴とする請求項4に記載の入力装置。
【請求項6】
前後方向における、前記操作部の幅の値を1としたとき、前記開口部の前後方向の全体の寸法から前記操作部の幅の寸法を差し引いた寸法の値は1.8~3.7の間である
ことを特徴とする請求項1に記載の入力装置。
【請求項7】
前後方向における、前記操作部の幅を6mmとしたとき、前記開口部の前後方向の全体の寸法から前記操作部の幅の寸法を差し引いた寸法は、22mmである
ことを特徴とする請求項6に記載の入力装置。
【請求項8】
前記ノブは、
前記仮想揺動中心軸方向から視たとき、前記操作部と前記前壁部とが交差して成す内角で、前記操作部の前記押圧操作面部の背面側、且つ、前記仮想揺動中心軸から遠い側に、凹形状部を形成して引っ張り操作面部と成し、
前記凹形状部内に設けられ、前記前壁部と前記引っ張り操作面部とを繋いで前記仮想揺動中心軸方向と垂直な平面方向に延在する第1のリブと、を有する
ことを特徴とする請求項2に記載の入力装置。
【請求項9】
前記第1のリブは、前記仮想揺動中心軸方向に離間して前記前壁部に一対設けられる
ことを特徴とする請求項8に記載の入力装置。
【請求項10】
前記ノブは、
前記前壁部に設けられ、端面が前記基部の前記第1斜面部を成す、前記仮想揺動中心軸方向と垂直な平面方向に延在する第2のリブを有する
ことを特徴とする請求項2に記載の入力装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、入力装置に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1および特許文献2には、スイッチと、揺動するノブと、パネル部材とを備え、ユーザからの操作力によってノブが揺動した時にスイッチが押圧され、それにより生成された信号が電動機構を駆動させる車載スイッチ装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-169309号公報
特開2020-202084号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示されている車載スイッチ装置は、ノブの上面の全てが操作面に対して露出していた。また、特許文献2に開示されている車載スイッチ装置は、ノブの操作部がパネル部材よりも上方まで飛び出していた。そのため、例えば子どもの悪戯などによって操作面に対して意図せぬ力が加えられた時、ノブが揺動してスイッチが信号を生成してしまうため、電動機構が駆動して車両の乗員の身が危険に晒されてしまう虞があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一実施形態に係る入力装置は、筐体と、筐体を覆うパネル部材と、操作者によって操作されるノブと、ノブによって所定の押圧量以上に押圧された際に、信号を生成する接点とを備え、パネル部材は、平面形状を有するパネル上面部と、パネル上面部に形成され、ノブの少なくとも一部を露出する開口部とを有し、ノブは、筐体によって支持される仮想揺動中心軸を有し、パネル上面部によって覆われて仮想揺動中心軸の周りを揺動する基部と、基部に設けられ、開口部の下方から開口部に向けて延在する前壁部と、前壁部の端部に設けられ、開口部から露出して操作者からの操作力を受け付ける操作部とを有し、操作部は、操作者に押圧される押圧操作面部を有し、仮想揺動中心軸方向から視たとき、押圧操作面部のパネル上面部に対する上下方向の相対位置は、操作力から解放された中立状態ではパネル上面部より上方に位置し、中立状態から操作力によって押圧された押圧操作面部がパネル上面部と同一平面上になるまで遷移した時には、ノブによる接点の押圧量が所定の量より小さくなり、接点が信号を生成しない位置に設けられ、操作力によってさらに押圧された押圧操作面部がパネル上面部よりも下方に遷移した時には、ノブによる接点の押圧量が所定の量以上となり、接点が信号を生成する位置に設けられる。
【発明の効果】
【0006】
一実施形態に係る入力装置によれば、誤操作が行われる可能性を減らし、車両の乗員の安全性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図10に示す切取り線により切断した一実施形態に係る入力装置が備えるノブの断面図
一実施形態に係る入力装置の外観斜視図
一実施形態に係る入力装置の平面図
一実施形態に係る入力装置の左側面図
一実施形態に係る入力装置の図2に示すA-A断面線による断面図
一実施形態に係る入力装置の分解斜視図
実施形態に係る入力装置の図2に示すB-B断面線による断面図
一実施形態に係る入力装置が備えるノブの斜め上方から視た外観斜視図
一実施形態に係る入力装置が備えるノブの斜め下方から視た外観斜視図
一実施形態に係る入力装置が備えるノブの上面図
一実施形態に係る入力装置が備えるノブの下面図
一実施形態に係る入力装置が備える筐体の上面図
一実施形態に係る入力装置が備える筐体の側方図
一実施形態に係る入力装置が備える筐体の下面図
一実施形態に係る軸部の位置を説明する断面図
一実施形態に係る入力装置における好適な寸法の一例を示す透過図
一実施形態に係る入力装置が備えるノブの変形例1の上方斜視図
一実施形態に係る入力装置が備えるノブの変形例1の上面図
一実施形態に係る入力装置が備えるノブの変形例1の下面図
一実施形態に係るノブの変形例1が有する第2のリブを説明する断面図
一実施形態に係るノブの変形例2が有する貫通孔を説明する断面図
一実施形態に係るノブの変形例3が有する貫通孔を説明する断面図
一実施形態に係るノブの変形例4を備える入力装置の外観斜視図
一実施形態に係るノブの変形例4の斜視図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して、一実施形態について説明する。なお、以降の説明では、便宜上、図中X軸方向(ノブ130の仮想揺動中心軸と直交する方向)を、前後方向とし、図中Y軸方向(ノブ130の仮想揺動中心軸と平行な方向)を、左右方向とし、図中Z軸方向(ノブ130の仮想揺動中心軸と直交する方向)を、上下方向とする。但し、X軸正方向を前方向とし、Y軸正方向を右方向とし、Z軸正方向を上方向とする。これらは、装置内の相対的な位置関係を示すものであり、装置の設置方向や操作方向を限定するものではなく、装置内の相対的な位置関係が同等なものは、設置方向や操作方向が異なっているものも全て、本発明の権利範囲に含まれるものである。
【0009】
(入力装置100の構成)
図1は、図10に示す切取り線A-Aにより切断した一実施形態に係る入力装置100が備えるノブ130の断面図である。図2は、一実施形態に係る入力装置100の外観斜視図である。図3は、一実施形態に係る入力装置100の平面図である。図4は、一実施形態に係る入力装置100の左側面図である。図5は、一実施形態に係る入力装置100の図2に示すA-A断面線による断面図である。図6は、一実施形態に係る入力装置100の分解斜視図である。図7は、一実施形態に係る入力装置100の図2に示すB-B断面線による断面図である。図8は、一実施形態に係る入力装置100が備えるノブ130の斜め上方から視た外観斜視図である。図9は、一実施形態に係る入力装置100が備えるノブ130の斜め下方から視た外観斜視図である。図10は、一実施形態に係る入力装置100が備えるノブ130の上面図である。図11は、一実施形態に係る入力装置100が備えるノブ130の下面図である。図12は、一実施形態に係る入力装置100が備える筐体110の上面図である。図13は、一実施形態に係る入力装置100が備える筐体110の側方図である。図14は、一実施形態に係る入力装置100が備える筐体110の下面図である。図15は、一実施形態に係る軸部111Bの位置を説明する断面図である。
【0010】
図2~図7に示す入力装置100は、自動車等の車両に設置され、電気的に駆動される車載装置(例えば、電動パワーウインドウ)の操作を行うための入力装置として利用することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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