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公開番号2025076137
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2023187898
出願日2023-11-01
発明の名称情報処理装置、制御方法及びプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類H04N 23/60 20230101AFI20250508BHJP(電気通信技術)
要約【課題】異なる撮影環境で得られた被写体画像を観賞者に好適に知覚させる配置を得る。
【解決手段】情報処理装置は、複数の被写体の各々を撮影した被写体画像を取得する第1取得手段と、被写体画像の各々について、当該被写体画像に関する特徴量を取得する第2取得手段と、複数の被写体画像を共通の領域に配置してなされる表示について、当該表示における被写体画像それぞれの配置を、当該被写体画像に関する特徴量に基づいて決定する決定手段と、を有する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
複数の被写体の各々を撮影した被写体画像を取得する第1取得手段と、
前記被写体画像の各々について、当該被写体画像に関する特徴量を取得する第2取得手段と、
複数の前記被写体画像を共通の領域に配置してなされる表示について、当該表示における前記被写体画像それぞれの配置を、当該被写体画像に関する前記特徴量に基づいて決定する決定手段と、
を有することを特徴とする情報処理装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記被写体画像に関する前記特徴量は、当該被写体画像における輝度分布及び色分布の少なくともいずれかに基づいて導出された値であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記第2取得手段は、前記被写体画像に関する前記特徴量として、当該被写体画像における陰影領域の分布、ノイズ量、及び色むらの発生量の少なくともいずれかを取得することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記第2取得手段は、前記被写体画像に関する前記特徴量として、当該被写体画像の撮影時に設定されていた撮影条件の情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記第2取得手段は、前記被写体画像に関する前記特徴量として、当該被写体画像の撮影時に設定されていた撮影感度の情報を取得することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記表示は、複数の前記被写体画像の各々を予め定められた目標輝度レベルに補正して表示するものであり、
前記情報処理装置は、複数の前記被写体画像の各々について輝度レベルの補正量を導出する導出手段をさらに有し、
前記導出手段は、前記被写体画像に関する前記特徴量に応じて、当該被写体画像についての前記補正量を、前記目標輝度レベルよりも低い輝度レベルに補正するための制限された補正量に変更し、
前記決定手段は、前記導出手段により前記制限された補正量が導出された前記被写体画像の配置を、他の前記被写体画像の配置よりも優先して決定する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記決定手段は、複数の前記被写体画像のそれぞれに対し、異なる配置位置を決定することを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記共通の領域には、前記被写体画像に照明効果を付す照明条件が設定されており、
前記決定手段は、さらに前記照明条件に基づいて、前記被写体画像それぞれの配置を決定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記決定手段は、前記被写体画像中の陰影領域の分布と前記照明条件とに基づいて、当該被写体画像の配置を決定することを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記共通の領域は、3次元空間であり、
前記表示は、各被写体の3次元モデルであって、当該被写体の前記被写体画像がテクスチャとして適用された3次元モデルを配置した3次元空間を描画することにより生成され、
前記決定手段は、前記3次元空間中に設定される光源と、前記被写体の3次元モデルにおける前記被写体画像の陰影領域が分布する部位との位置関係に基づいて、当該被写体の3次元モデルの姿勢をさらに決定する
ことを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、制御方法及びプログラムに関し、特に遠隔地の参加者との対面のコミュニケーションを仮想的に実現する技術に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
地理的に異なる場所に存在する参加者間での対面でのコミュニケーションを仮想的に再現するべく、ユーザ以外の参加者を撮影した画像を配置した表示映像を生成して当該ユーザに提示する技術がある(特許文献1)。
【0003】
特許文献1のように地理的に異なる場所に存在する参加者を撮影した画像は撮影環境が異なるため、被写体(参加者)の照明状態が各々異なって表れ得る。故に、これらを同一の画面内に配置した表示映像を表示した場合には参加者間の照明状態に統一性がなく、観賞するユーザに違和感を与え得る。このため、特許文献1に記載の技術では、各参加者の撮影画像に対して仮想光源による照明効果を付すことで、表示映像中のすべての参加者の像を均一な照明状態としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
欧州特許出願公開第2675157号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1のように各参加者の像を均一な照明状態とする補正は、例えば各参加者の画像の信号レベルを個別に増減させるため、例えば画像にノイズが含まれる場合にその視認性が顕著となる等、画質の観点で好適でない表示映像が提示され得る。例えば、低照度の撮影環境から参加している参加者の撮影画像と高照度の撮影環境から参加している参加者の撮影画像とでは、前者の撮影画像の方がノイズを多く含み得、これを後者の撮影画像に合わせて明度を引き上げた場合に、ノイズが目立つ画像となり得る。
【0006】
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、異なる撮影環境で得られた被写体画像を観賞者に好適に知覚させる配置を得る情報処理装置、制御方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前述の目的を達成するために、本発明の情報処理装置は、複数の被写体の各々を撮影した被写体画像を取得する第1取得手段と、被写体画像の各々について、当該被写体画像に関する特徴量を取得する第2取得手段と、複数の被写体画像を共通の領域に配置してなされる表示について、当該表示における被写体画像それぞれの配置を、当該被写体画像に関する特徴量に基づいて決定する決定手段と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
このような構成により本発明によれば、異なる撮影環境で得られた被写体画像を観賞者に好適に知覚させる配置を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態及び変形例に係るHMDシステムの構成を例示したブロック図
本発明の実施形態及び変形例に係る撮像部111のハードウェア構成を例示した図
本発明の実施形態及び変形例に係る特徴量の導出方法を説明するための図
本発明の実施形態及び変形例に係る特徴量に基づいたリライティング処理の補正量を説明するための図
本発明の実施形態及び変形例に係る特徴量に基づいた被写体画像の配置例を示した図
本発明の実施形態及び変形例に係る情報処理装置100で実行される生成処理を例示したフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0010】
[実施形態1]
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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