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公開番号
2025041826
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-26
出願番号
2024227392,2021049659
出願日
2024-12-24,2021-03-24
発明の名称
消臭性繊維構造物
出願人
東レ・ライクラ株式会社
代理人
弁理士法人池内アンドパートナーズ
主分類
D01F
1/10 20060101AFI20250318BHJP(天然または人造の糸または繊維;紡績)
要約
【課題】漂白されていながら、耐洗濯性も高い消臭性繊維構造物を提供する。
【解決手段】ポリマーに無機層状消臭剤を混合した消臭繊維を含む消臭性繊維構造物であって、前記無機層状消臭剤は、層間距離が0.1nm以上0.9nm以下であり、かつ結晶子サイズが1nm以上30nm以下であり、前記消臭性繊維構造物は、家庭洗濯0回と10回後のアンモニアガス減少率がいずれも70%以上である。前記無機層状消臭剤は、α-リン酸ジルコニウム及び、α-リン酸ハフニウム及びα-リン酸チタンから選ばれる少なくとも一つであることが好ましい。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
合成繊維及び再生繊維から選ばれる少なくとも一つである第1の繊維と、天然繊維である第2の繊維とを含み、漂白された消臭性繊維構造物であって、
第1の繊維がポリマーに無機層状消臭剤を混合した消臭繊維であり、
前記無機層状消臭剤は、層間距離が0.1nm以上0.9nm以下であり、かつ結晶子サイズが1nm以上30nm以下であり、
前記消臭性繊維構造物は、家庭洗濯0回と10回後のアンモニアガス減少率がいずれも70%以上であることを特徴とする消臭性繊維構造物。
続きを表示(約 240 文字)
【請求項2】
前記無機層状消臭剤は、α-リン酸ジルコニウム及び、α-リン酸ハフニウム及びα-リン酸チタンから選ばれる少なくとも一つである請求項1に記載の消臭性繊維構造物。
【請求項3】
前記繊維構造物は、前記繊維構造物を母数としたとき、前記消臭繊維が1~99質量%である請求項1または2に記載の消臭性繊維構造物。
【請求項4】
前記繊維構造物は、編み物、織物又はこれらから縫製された衣類である請求項1または2に記載の消臭性繊維構造物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、消臭性能が高く耐洗濯性も高い消臭性繊維構造物に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
消臭性繊維はカーペット、カーテン、寝具、下着類、おむつ、生理用品などに使用されており、とくに肌に直接接触する衣類は、汗、加齢臭などの臭いにより不快感を生ずることがあり、消臭機能を有する繊維製品の要望は高い。
特許文献1には、弾性繊維と、消臭繊維としてヒドラジン処理による架橋結合とカルボキシル基を含む架橋アクリレート糸を使用して編み物とすることが提案されている。特許文献2には、亜鉛酸化物とリン酸ジルコニウムを含有する弾性繊維が提案されている。特許文献3には、α-リン酸ジルコニウム及び/又はα-リン酸チタンを含有する合成繊維が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-000659号公報
特開2006-028453号公報
特開2018‐178313号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1のような架橋アクリレート糸は、吸湿性が高く、吸湿・吸水すると消臭機能は発揮されないという問題がある。また特許文献2及び3の繊維は、アルカリ処理すると消臭機能が失活してしまう問題がある。アルカリ処理は、ポリエステル繊維の場合はアルカリ減量加工で使用され、コットン繊維、麻繊維等の場合は精練、晒、漂白、シルケット加工(マーセライズ加工)で使用されており、消臭機能の失活は問題である。
【0005】
本発明は、上記した従来技術の問題点を解決し、漂白されていながら、耐洗濯性も高い消臭性繊維構造物を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の消臭性繊維構造物は、ポリマーに無機層状消臭剤を混合した消臭繊維を含む消臭性繊維構造物であって、前記無機層状消臭剤は、層間距離が0.1nm以上0.9nm以下であり、かつ結晶子サイズが1nm以上30nm以下であり、前記消臭性繊維構造物は、家庭洗濯0回と10回後のアンモニアガス減少率がいずれも70%以上である。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、ポリマーに無機層状消臭剤を混合した消臭繊維を含む消臭性繊維構造物であって、前記無機層状消臭剤は、層間距離が0.1nm以上0.9nm以下であり、かつ結晶子サイズが1nm以上30nm以下であり、前記消臭性繊維構造物は、家庭洗濯0回と10回後のアンモニアガス減少率がいずれも70%以上であることにより、消臭性能が高く耐洗濯性も高い消臭性繊維構造物を提供できる。すなわち、無機層状消臭剤を混合した消臭繊維を含む漂白処理前の消臭性繊維構造物はアルカリ処理すると層間距離が0.9nmを越え消臭機能が著しく低下するが、有機酸処理により前記消臭剤の層間距離が0.9nm以下となり、消臭機能が復活した、漂白された消臭性繊維構造物が得られる。この消臭性繊維構造物の消臭機能は耐洗濯性も良好である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は本発明の一実施例で使用する無機層状消臭剤の広角X線回折パターン多重プロットグラフであり、2θ=10°付近の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明者らは、α-リン酸ジルコニウムなどの無機層状消臭剤を含有する弾性繊維は、当初は消臭機能があるものの、アルカリ処理すると消臭機能が失活してしまう問題に行き当たり、その原因を調べた。α-リン酸ジルコニウムの層構造は下記(化1)に示すとおりであり、その層間距離は約7.55A(オングストローム,0.755nm)である(長谷川禎告ら著「層状リン酸塩M(IV)(HPO
4
)
2
・H
2
O(M=Zr,Hf)のイオン交換特性について」,IONICS誌,1985年10月号)。
【0010】
TIFF
2025041826000002.tif
56
170
(【0011】以降は省略されています)
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