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公開番号2024085631
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022200245
出願日2022-12-15
発明の名称コアヤーン、布帛、ニット、及び繊維製品
出願人青島紗支紡織科技有限公司,青島新嘉程家紡有限公司
代理人デロイトトーマツ弁理士法人
主分類D02G 3/36 20060101AFI20240620BHJP(糸;糸またはロープの機械的な仕上げ;整経またはビーム巻き取り)
要約【課題】吸湿性が高く、感触がよく、かつ冷涼感を与える衣服に使用される繊維を提供する。
【解決手段】芯鞘構造を備えるコアヤーンの芯に含まれる繊維を構成する樹脂の熱伝導率が0.2W/m・k以上の範囲であり、その鞘は天然繊維を含む。この芯は、好ましくは、ポリエチレン繊維、ナイロン繊維、及び、ポリエチレン繊維とナイロン繊維との複合繊維からなる群から選ばれる少なくとも1つを含む。この鞘は、好ましくは、綿繊維、再生セルロース繊維、リヨセル繊維、レーヨン繊維、及び綿とレーヨンの混紡繊維からなる群から選ばれる少なくとも1つの天然繊維を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
芯鞘構造を備えるコアヤーンであって、
当該芯に含まれる繊維を構成する樹脂の熱伝導率が0.2W/m・k以上の範囲であり、
当該鞘は天然繊維を含むことを特徴とするコアヤーン。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
請求項1に記載されたコアヤーンにおいて、前記芯は、ポリエチレン繊維、ナイロン繊維、及び、ポリエチレン繊維とナイロン繊維との複合繊維からなる群から選ばれる少なくとも1つを含み、前記鞘は、綿繊維、再生セルロース繊維、リヨセル繊維、レーヨン繊維、及び綿とレーヨンの混紡繊維からなる群から選ばれる少なくとも1つの天然繊維を含むことを特徴とするコアヤーン。
【請求項3】
請求項1に記載されたコアヤーンにおいて、前記コアヤーンにおける前記芯の含有量が20~60質量%の範囲であり、当該コアヤーンにおける前記鞘の含有量が80~40質量%の範囲であることを特徴とするコアヤーン。
【請求項4】
請求項1に記載されたコアヤーンにおいて、前記コアヤーンの型番が5s~60sの範囲であることを特徴とするコアヤーン。
【請求項5】
請求項1に記載されたコアヤーンにおいて、前記鞘は、トップ染めされた綿繊維又は再生セルロース繊維と、生成り綿繊維又は再生セルロース繊維を含むことを特徴とするコアヤーン。
【請求項6】
請求項1に記載されたコアヤーンにおいて、前記芯が、帯電防止剤を含有するポリエチレンからなる芯と、防滑剤を含有するポリエチレンからなる鞘とを有する複合繊維からなることを特徴とするコアヤーン。
【請求項7】
請求項1に記載されたコアヤーンにおいて、前記芯が、ポリエチレンからなる芯と、ナイロンからなる鞘とを有する複合繊維からなることを特徴とするコアヤーン。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか1項に記載されたコアヤーンが使用されている布帛。
【請求項9】
請求項1~7のいずれか1項に記載されたコアヤーンが使用されているニット。
【請求項10】
請求項8に記載された布帛が使用されている繊維製品。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コアヤーン、布帛、ニット、及び繊維製品に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、蒸し暑い時期に着用する衣服には冷涼感が求められる。冷涼感を与える衣服に使用される繊維は合成繊維である。特許文献1には、内コア層の素材がポリプロピレンであり、外皮層の素材がポリエチレンである芯鞘型構造を有する複合繊維を構成繊維とする冷感軽量生地が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実用新案登録第3239687号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の合成繊維が使用される、冷涼感を与える衣服の吸湿性は低く、そのゴワゴワする感触は悪かった。
【0005】
したがって、本発明が解決しようとする課題は、吸湿性が高く、感触がよく、かつ冷涼感を与える衣服に使用される繊維を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは上記課題に鑑み検討を重ね、芯が特定の熱伝導率を有する樹脂で構成されるフィラメントを含み、鞘が天然繊維を含むコアヤーンが使用される衣服は、その吸湿性が高く、感触がよく、かつ冷涼感を与えることを見出した。本発明はこれらの知見に基づき完成されるに至ったものである。
【0007】
本発明は、芯鞘構造を備えるコアヤーンであって、当該芯に含まれる繊維を構成する樹脂の熱伝導率が0.2W/m・k以上の範囲であり、当該鞘は天然繊維を含むことを特徴とするコアヤーンに関する。
前記芯は、好ましくは、ポリエチレン繊維、ナイロン繊維、及び、ポリエチレン繊維とナイロン繊維との複合繊維からなる群から選ばれる少なくとも1つを含み、前記鞘は、好ましくは、綿繊維、再生セルロース繊維、リヨセル繊維、レーヨン繊維、及び綿とレーヨンの混紡繊維からなる群から選ばれる少なくとも1つの天然繊維を含む。
前記コアヤーンにおける前記芯の含有量は、好ましくは20~60質量%の範囲であり、当該コアヤーンにおける前記鞘の含有量は、好ましくは80~40質量%の範囲である。
前記コアヤーンの型番は、好ましくは5s~60sの範囲である。
前記鞘は、好ましくは、トップ染めされた綿繊維又は再生セルロース繊維と、生成り綿繊維又は再生セルロース繊維を含む。
前記芯は、好ましくは、帯電防止剤を含有するポリエチレンからなる芯と、防滑剤を含有するポリエチレンからなる鞘とを有する複合繊維からなる。
前記芯は、好ましくは、ポリエチレンからなる芯と、ナイロンからなる鞘とを有する複合繊維からなる。
【0008】
さらに本発明は、前記コアヤーンが使用されている布帛、前記コアヤーンが使用されているニット、当該布帛が使用されている繊維製品、及び当該ニットが使用されている繊維製品に関する。
【発明の効果】
【0009】
本発明のコアヤーンは、冷涼感を与え、柔軟性、吸湿性、速乾性、形状安定性、抗ビリング性、及び耐久性が優れるコアヤーンを提供する。本発明の布帛及びニットは、それぞれ前記コアヤーンが使用されている布帛、ニットを提供する。本発明の繊維製品は、前記布帛又はニットが使用されている繊維製品を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明のコアヤーンの1実施形態を示す模式図。
本発明のコアヤーンの別の実施形態を示す模式図。
本発明のコアヤーンを製造する方法の1つの実施態様を示す図。
本発明のコアヤーンを製造する方法の別の実施態様を示す図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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