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公開番号2024069025
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-21
出願番号2022179780
出願日2022-11-09
発明の名称表示装置及び遊技機
出願人オムロン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G09F 13/18 20060101AFI20240514BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】表示されるパターンをより多彩な色の組み合わせで表現することが可能な表示装置を提供する。
【解決手段】表示装置の導光板2により表示可能なパターン21を構成する最小表示単位31は、第1のプリズム22aと第2のプリズム22bとを有し、第1及び第2のプリズムの反射面23は、導光板2の入射面2aに対して凸となる曲面形状を有する。互いに発光色が異なる第1及び第2の光源のそれぞれから発して導光板2に入射し、第1のプリズム22aの反射面で反射されて所定の方向へ向かう光の光量の比が第1の比となり、互いに発光色が異なる第2及び第3の光源のそれぞれから発して導光板2に入射し、第2のプリズム22bの反射面で反射されて所定の方向へ向かう光の光量の比が第2の比となるように第1及び第2のプリズムは配置される。そして第1の比と第2の比は、最小表示単位が所定の表示色で表示されるように設定される。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
透明な部材でシート状に形成され、少なくとも一つのパターンを表示可能であり、かつ、側面の一つに形成される入射面を有する導光板と、
前記入射面と対向し、かつ、前記入射面の長手方向に沿って配置される複数の光源とを有し、
前記複数の光源は、互いに異なる発光色を有する第1の光源と、第2の光源と、第3の光源とを少なくとも含み、
前記導光板は、当該導光板の一方の面に形成され、かつ、前記パターンに沿って配列され、前記複数の光源の何れかから発して前記入射面から前記導光板内に入射した光を前記導光板の他方の面から出射させる複数のプリズムを有し、
前記パターンは、複数の最小表示単位の組み合わせで構成され、かつ、前記複数の最小表示単位の少なくとも一つは、前記複数のプリズムのうちの第1のプリズムと第2のプリズムとを有し、
前記第1のプリズム及び前記第2のプリズムのそれぞれは、前記一方の面に沿って前記入射面に対して凸となる曲面形状となるように形成される反射面を有し、
前記第1の光源から発して前記第1のプリズムの前記反射面で反射されて前記導光板の前記他方の面から出射し、かつ所定の方向へ向かう第1の光の第1の光量と、前記第2の光源から発して前記第1のプリズムの前記反射面で反射されて前記導光板の前記他方の面から出射し、かつ前記所定の方向へ向かう第2の光の第2の光量との比が第1の比となるように前記第1のプリズムは配置され、
前記第2の光源から発して前記第2のプリズムの前記反射面で反射されて前記導光板の前記他方の面から出射し、かつ前記所定の方向へ向かう第3の光の第3の光量と、前記第3の光源から発して前記第2のプリズムの前記反射面で反射されて前記導光板の前記他方の面から出射し、かつ前記所定の方向へ向かう第4の光の第4の光量との比が第2の比となるように前記第2のプリズムは配置され、
前記第1の比と前記第2の比は、前記最小表示単位が所定の表示色で表示されるように設定される、
表示装置。
続きを表示(約 2,300 文字)【請求項2】
前記第2の光量に対する前記第1の光量の前記第1の比が大きくなるほど、前記導光板の前記一方の面における、前記第1のプリズムの前記反射面の中心についての法線方向が、前記第2の光源よりも前記第1の光源に近い方を向くように前記第1のプリズムは配置され、前記第3の光量に対する前記第4の光量の前記第2の比が大きくなるほど、前記導光板の前記一方の面における、前記第2のプリズムの前記反射面の中心についての法線方向が、前記第2の光源よりも前記第3の光源に近い方を向くように前記第2のプリズムは配置される、請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記所定の表示色に含まれる、前記第1の光源の発光色に相当する色成分が、前記所定の表示色に含まれる、前記第3の光源の発光色に相当する色成分よりも大きい場合、前記第1のプリズムの前記反射面は前記第2のプリズムの前記反射面よりも大きくなるように前記第1のプリズム及び前記第2のプリズムは形成される、請求項2に記載の表示装置。
【請求項4】
前記複数の最小表示単位のうち、前記入射面から遠い最小表示単位ほど、当該最小表示単位に含まれる前記第1のプリズムの反射面の曲率及び前記第2のプリズムの反射面の曲率が小さくなるように前記第1のプリズム及び前記第2のプリズムは形成される、請求項1または2に記載の表示装置。
【請求項5】
透明な部材でシート状に形成され、少なくとも一つのパターンを表示可能であり、かつ、側面の一つに形成される入射面を有する導光板と、
前記入射面と対向し、かつ、前記入射面の長手方向に沿って配置される複数の光源とを有し、
前記複数の光源は、互いに異なる発光色を有する第1の光源と、第2の光源と、第3の光源とを少なくとも含み、
前記導光板は、当該導光板の一方の面に形成され、かつ、前記パターンに沿って配列され、前記複数の光源の何れかから発して前記入射面から前記導光板内に入射した光を前記導光板の他方の面から出射させる複数のプリズムを有し、
前記パターンは、複数の最小表示単位の組み合わせで構成され、かつ、前記複数の最小表示単位の少なくとも一つは、前記複数のプリズムのうちの第1のプリズムと第2のプリズムとを有し、
前記第1のプリズムは、前記一方の面に沿って前記入射面に対して凸となる曲面形状となるように形成される反射面を有し、かつ、前記第1の光源から発して前記第1のプリズムの前記反射面で反射されて前記導光板の前記他方の面から出射し、かつ所定の方向へ向かう第1の光の第1の光量と、前記第2の光源から発して前記第1のプリズムの前記反射面で反射されて前記導光板の前記他方の面から出射し、かつ前記所定の方向へ向かう第2の光の第2の光量との比が第1の比となるように前記第1のプリズムは配置され、
前記第2のプリズムは前記一方の面に沿って平面状に形成される反射面を有し、前記第3の光源から発して前記第2のプリズムの前記反射面で反射されて前記導光板の前記他方の面から出射し、かつ前記所定の方向へ向かうように前記第2のプリズムは配置され、
前記第1の比と、前記第1のプリズムの前記反射面のサイズと、前記第2のプリズムの前記反射面のサイズとは、前記最小表示単位が所定の表示色で表示されるように設定される、
表示装置。
【請求項6】
遊技機本体と、
前記遊技機本体の遊技者と対向する側の面に設けられた表示装置とを有し、
前記表示装置は、
透明な部材でシート状に形成され、少なくとも一つのパターンを表示可能であり、かつ、側面の一つに形成される入射面を有する導光板と、
前記入射面と対向し、かつ、前記入射面の長手方向に沿って配置される複数の光源とを有し、
前記複数の光源は、互いに異なる発光色を有する第1の光源と、第2の光源と、第3の光源とを少なくとも含み、
前記導光板は、当該導光板の前記遊技機本体に面する側の一方の面に形成され、かつ、前記パターンに沿って配列され、前記複数の光源の何れかから発して前記入射面から前記導光板内に入射した光を前記導光板の他方の面から出射させる複数のプリズムを有し、
前記パターンは、複数の最小表示単位の組み合わせで構成され、かつ、前記複数の最小表示単位の少なくとも一つは、前記複数のプリズムのうちの第1のプリズムと第2のプリズムとを有し、
前記第1のプリズム及び前記第2のプリズムのそれぞれは、前記一方の面に沿って前記入射面に対して凸となる曲面形状となるように形成される反射面を有し、
前記第1の光源から発して前記第1のプリズムの前記反射面で反射されて前記導光板の前記他方の面から出射し、かつ所定の方向へ向かう第1の光の光量と、前記第2の光源から発して前記第1のプリズムの前記反射面で反射されて前記導光板の前記他方の面から出射し、かつ前記所定の方向へ向かう第2の光の光量との比が第1の比となるように前記第1のプリズムは配置され、
前記第2の光源から発して前記第2のプリズムの前記反射面で反射されて前記導光板の前記他方の面から出射し、かつ前記所定の方向へ向かう第3の光の光量と、前記第3の光源から発して前記第2のプリズムの前記反射面で反射されて前記導光板の前記他方の面から出射し、かつ前記所定の方向へ向かう第4の光の光量との比が第2の比となるように前記第2のプリズムは配置され、
前記第1の比と前記第2の比は、前記最小表示単位が所定の表示色で表示されるように設定される、
遊技機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、導光板を用いてパターンを表示可能な表示装置、及び、そのような表示装置を有する遊技機に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
導光板を用いてパターンを表示する表示装置において、表示されるパターンの色を複数の光源からの発光色が混色されたものにする技術が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
【0003】
例えば、特許文献1に開示された表示装置は、少なくとも一つのパターンを表示可能な導光板と、導光板の入射面に沿って並べて配置される複数の光源とを有する。導光板の一方の面には、パターンに沿って配列され、複数の光源の何れかから発して入射面から導光板内に入射した光を導光板の他方の出射面から出射させるように反射する反射面を有する複数のプリズムが設けられる。そして複数の光源のうちの第1の光源及び第2の光源は互いに異なる色を持つ光を発する。また、パターンのうちの特定のサブパターンに沿って配置される個々のプリズムの反射面は、導光板の入射面に対して凸となる曲面形状となるように形成されるとともに、第1の光源と第2の光源のそれぞれからの光を導光板の他方の面側の同じ方向へ向けて反射するように配置される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-144129号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記の技術では、表示装置は、サブパターンを、第1の光源からの光と第2の光源からの光が加法混色された色で光って見えるようにすることができる。しかしながら、観察者の興趣を高めるためには、パターンをより多彩な色の組み合わせで表現できることが望ましい。
【0006】
そこで、本発明は、表示されるパターンをより多彩な色の組み合わせで表現することが可能な表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一つの形態として、表示装置が提供される。この表示装置は、透明な部材でシート状に形成され、少なくとも一つのパターンを表示可能であり、かつ、側面の一つに形成される入射面を有する導光板と、導光板の入射面と対向し、かつ、入射面の長手方向に沿って配置される複数の光源とを有する。そして複数の光源は、互いに異なる発光色を有する第1の光源と、第2の光源と、第3の光源とを少なくとも含む。導光板は、その一方の面に形成され、かつ、パターンに沿って配列され、複数の光源の何れかから発して入射面から導光板内に入射した光を導光板の他方の面から出射させる複数のプリズムを有する。パターンは、複数の最小表示単位の組み合わせで構成され、かつ、複数の最小表示単位の少なくとも一つは、複数のプリズムのうちの第1のプリズムと第2のプリズムとを有し、第1のプリズム及び第2のプリズムのそれぞれは、導光板の一方の面に沿って入射面に対して凸となる曲面形状となるように形成される反射面を有する。そして第1の光源から発して第1のプリズムの反射面で反射されて導光板の他方の面から出射し、かつ所定の方向へ向かう第1の光の第1の光量と、第2の光源から発して第1のプリズムの反射面で反射されて導光板の他方の面から出射し、かつ所定の方向へ向かう第2の光の第2の光量との比が第1の比となるように第1のプリズムは配置され、第2の光源から発して第2のプリズムの反射面で反射されて導光板の他方の面から出射し、かつ所定の方向へ向かう第3の光の第3の光量と、第3の光源から発して第2のプリズムの反射面で反射されて導光板の他方の面から出射し、かつ所定の方向へ向かう第4の光の第4の光量との比が第2の比となるように第2のプリズムは配置される。そして第1の比と第2の比は、最小表示単位が所定の表示色で表示されるように設定される。
係る構成を有することにより、この表示装置は、表示されるパターンをより多彩な色の組み合わせで表現することができる。
【0008】
この表示装置において、第2の光量に対する第1の光量の第1の比が大きくなるほど、導光板の一方の面における、第1のプリズムの反射面の中心についての法線方向が、第2の光源よりも第1の光源に近い方を向くように第1のプリズムは配置され、第3の光量に対する第4の光量の第2の比が大きくなるほど、導光板の一方の面における、第2のプリズムの反射面の中心についての法線方向が、第2の光源よりも第3の光源に近い方を向くように第2のプリズムは配置されることが好ましい。
これにより、この表示装置は、最小表示単位から所定の方向へ向かう光の色をその最小表示単位の表示色に適切に設定することができる。
【0009】
この場合において、所定の表示色に含まれる、第1の光源の発光色に相当する色成分が、所定の表示色に含まれる、第3の光源の発光色に相当する色成分よりも大きい場合、第1のプリズムの反射面は第2のプリズムの反射面よりも大きくなるように第1のプリズム及び第2のプリズムは形成されることがさらに好ましい。
これにより、この表示装置は、最小表示単位の表示色に含まれる個々の色成分の大きさの違いを表現できるので、最小表示単位の表示色をより柔軟に設定することができる。
【0010】
さらに、複数の最小表示単位のうち、導光板の入射面から遠い最小表示単位ほど、その最小表示単位に含まれる第1のプリズムの反射面の曲率及び第2のプリズムの反射面の曲率が小さくなるように、第1のプリズム及び第2のプリズムは形成されることが好ましい。
これにより、個々の最小表示単位について、各光源からの距離によらず、その最小表示単位に含まれる各プリズムは、対応する二つの光源からの光を同一の所定の方向へ向けて反射することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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