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公開番号2024004623
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-17
出願番号2022104324
出願日2022-06-29
発明の名称時計および回転錘
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G04B 5/16 20060101AFI20240110BHJP(時計)
要約【課題】腕時計などに利用可能であり、日本刀をモチーフとした時計および回転錘の提供。
【解決手段】回転錘を有する時計であって、前記回転錘は、回転軸部に回転自在に軸支された連結部と、前記連結部を介して前記回転軸部から離れて配置された重錘部と、前記重錘部から延出された延出部とを有し、前記延出部の先端は、日本刀の切っ先を模した先細り形状に形成されていることを特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
回転錘を有する時計であって、
前記回転錘は、回転軸部に回転自在に軸支された連結部と、
前記連結部を介して前記回転軸部から離れて配置された重錘部と、
前記重錘部から延出された延出部とを有し、
前記延出部の先端は、日本刀の切っ先を模した先細り形状に形成されている
ことを特徴とする時計。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
請求項1に記載の時計において、
前記延出部には、日本刀の刃文を模した模様が形成されている
ことを特徴とする時計。
【請求項3】
請求項1に記載の時計において、
前記連結部は、刀身を模した形状に形成され、前記回転軸部に軸支された一端側は日本刀の切っ先を模した先細り形状に形成されている
ことを特徴とする時計。
【請求項4】
請求項1に記載の時計において、
前記連結部には、日本刀の刃文を模した模様が形成されている
ことを特徴とする時計。
【請求項5】
請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の時計において、
前記延出部は、前記重錘部を挟んで両側に延出されている
ことを特徴とする時計。
【請求項6】
請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の時計において、
前記延出部は、前記重錘部から片側のみに延出されている
ことを特徴とする時計。
【請求項7】
請求項1に記載の時計において、
前記重錘部は玉鋼で形成され、
前記連結部は前記玉鋼よりも比重が小さい材質で形成されている
ことを特徴とする時計。
【請求項8】
時計に用いられる回転錘であって、
回転軸部に回転自在に軸支される連結部と、
前記連結部を介して前記回転軸部から離れて配置された重錘部と、
前記重錘部から延出された延出部とを有し、
前記延出部の先端は、日本刀の切っ先を模した先細り形状に形成されている
ことを特徴とする回転錘。
【請求項9】
請求項8に記載の回転錘において、
前記重錘部は玉鋼で形成されている
ことを特徴とする回転錘。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、回転錘を有する時計および回転錘に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
時計は、時刻を確認する実用性に加え、ユーザーが愛用する嗜好品としての面も備えている。例えば、特許文献1には、日本刀用の鍔を文字板とすることで、鍔の鑑賞とともに時刻表示を行うことができる置き時計が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実用新案登録第3219219号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1は、実際の日本刀の鍔を用いるものであるため、腕時計や懐中時計などには利用できない。このため、日本刀をモチーフとした時計および回転錘が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の時計は、回転錘を有する時計であって、前記回転錘は、回転軸部に回転自在に軸支された連結部と、前記連結部を介して前記回転軸部から離れて配置された重錘部と、前記重錘部から延出された延出部とを有し、前記延出部の先端は、日本刀の切っ先を模した先細り形状に形成されていることを特徴とする。
【0006】
本開示の回転錘は、時計に用いられる回転錘であって、回転軸部に回転自在に軸支される連結部と、前記連結部を介して前記回転軸部から離れて配置された重錘部と、前記重錘部から延出された延出部とを有し、前記延出部の先端は、日本刀の切っ先を模した先細り形状に形成されていることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1実施形態の回転錘を用いた時計を示す正面図である。
第1実施形態の回転錘を用いた時計を示す裏面図である。
第1実施形態の回転錘の要部を示す断面図である。
第1実施形態の回転錘の製造工程を示すフローチャートである。
第2実施形態の回転錘を示す平面図である。
第3実施形態の回転錘を示す平面図である。
第4実施形態の回転錘を示す平面図である。
第5実施形態の回転錘を示す平面図である。
第6実施形態の回転錘を示す平面図である。
第7実施形態の回転錘を示す平面図である。
第8実施形態の回転錘を示す平面図である。
第9実施形態の回転錘を示す平面図である。
第10実施形態の回転錘を示す平面図である。
第11実施形態の回転錘を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[第1実施形態]
以下、第1実施形態に係る時計1を図面に基づいて説明する。
図1は、時計1を示す正面図であり、図2は、時計1を示す裏面図である。本実施形態の時計1は、ユーザーの手首に装着される腕時計であり、円筒状の外装ケース2を備え、外装ケース2の内周側に、文字板3が配置されている。外装ケース2の二つの開口のうち、表面側の開口は、カバーガラスで塞がれており、裏面側の開口は裏蓋9で塞がれている。裏蓋9は、リング状の枠9Aと、枠9Aに取り付けられた裏蓋ガラス9Bとで構成されている。外装ケース2内には、図示略のぜんまいを動力源とするムーブメントが収容され、ぜんまいを巻き上げる自動巻上機構を構成する回転錘10も設けられている。
ぜんまいや回転錘10を備える時計のムーブメントは一般的であるため説明を省略する。また、外装ケース2、カバーガラス、裏蓋9によって、ムーブメントを収納する内部空間を密閉する時計1の外装部品が構成されている。
【0009】
時計1は、図1に示すように、時刻情報を指示する時針4、分針5、秒針6と、ぜんまいの巻上げ残量を指示するパワーリザーブ針7とを備えている。文字板3には、カレンダー小窓3Aが設けられており、カレンダー小窓3Aから、日車8が視認可能となっている。
【0010】
図2に示すように、回転錘10は、連結部11と、重錘部12と、延出部121、122とを備える。連結部11は、ムーブメントの輪列受け21に設けられた回転軸部に回転自在に軸支されている。輪列受け21には回転軸部となるベアリング22が設けられており、連結部11はベアリング22によって回転自在に軸支されている。すなわち、輪列受け21にはベアリング22の内輪が取り付けられ、この内輪にボールを介して回転する外輪に連結部11が固定されている。また、外輪には歯車も形成されており、この歯車にぜんまいの巻き上げ輪列が噛み合っている。
なお、本実施形態の時計1では、連結部11、重錘部12および延出部121、122は一体に成形されているが、例えば、連結部11と、重錘部12および延出部121、122とを別体で構成し、連結部11と重錘部12とをピンなどの締結部材や、接着剤、溶接などで固定してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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