意匠ウォッチ

発行日2025-06-23
公報種別意匠公報(S)
登録番号1801603
登録日2025-06-12
意匠に係る物品シートシャッタ補強シャフト
意匠分類L4-62690(建築用構成品)
出願番号2024025665
出願日2024-12-11
意匠権者小松電機産業株式会社
代理人個人,個人,個人
意匠に係る物品の説明本物品は、シートシャッタのシート体を補強するシートシャッタ補強シャフトである。シートシャッタに本物品を用いた使用状態参考図に記載のように、シートシャッタのシート体に上下方向に間隔を開けて複数の本物品が水平に架設されることによって、風などの外力からシート体を補強する。本物品を使用するときには、ガイドレールに取り付けた右側端部水平断面参考図、及びシートシャッタに本物品を用いた使用状態参考図に記載のように、本物品は左ローラ及び右ローラがそれぞれのガイドレールに挿入されてシート体の上下昇降を案内する。本物品は、内部構造を省略したII-II線部分拡大図、本体の正面図、本体の左側面図、本体の背面図、本体の平面図、III-III線部分拡大図、IV-IV線部分拡大図、V-V線部分拡大図に記載されているように、本体の端部にCリングバネが外嵌されている。本物品は、内部構造を省略したII-II線部分拡大図に記載されているように、本体の端部が左右のローラの貫通孔に挿入された状態で、Cリングバネによって接続されている。右ローラが離脱する際のCリングバネの状態説明参考図に記載されているように、左右のローラと本体とが接続されている状態のときには、外力が加わらない自然状態のCリングバネが左右のローラにそれぞれ引っ掛かることで、本体及び左右のローラの軸方向の相対移動が規制され、本体の端部が左右のローラの貫通孔に挿入された状態を維持する。本体に左右のローラから抜け出す方向の所定以上の外力が加わると、Cリングバネがローラの貫通孔の開放縁に設けられる面取り部に押圧されて縮径し、ローラの貫通孔から本体の端部が抜け出す。本体が左右のローラから離脱し、本体の端部が左右のローラの貫通孔から抜け出すと、Cリングバネは弾性応力によって拡径し、元の自然状態に復帰する。このように本物品は、Cリングバネの作用によって、本体と左ローラ及び右ローラとがそれぞれ着脱可能に形成されており、シートシャッタのシート体に強風などにより所定以上の荷重が加わった場合に本物品が撓むことで、ガイドレール内に設けられた左右のローラから本体の端部が抜け出す方向に荷重が加わり、ガイドレールに取り付けた右側端部水平断面参考図、ローラと本体が分離する途中の状態の右側端部水平断面参考図、及び、ローラと本体が分離した状態の右側端部水平断面参考図に記載されているように、ガイドレールの開口端に形成されたストッパによって左右のローラはガイドレール内に残存させつつ、本体をガイドレールから離脱させることで、シート体に加わる強い荷重を受け流し、ガイドレール及び本物品の破損を防止している。左右のローラから本体の端部が離脱する際に必要となる引き抜き方向の荷重は、Cリングバネの縮径方向の硬さを変更することで調節することができ、Cリングバネ交換状態説明図に記載されているように、左右のローラが取り外された本体の端部からネジを取り外し、当該ネジに外嵌されているカラー及びCリングバネを取り外す。Cリングバネはネジの先端側から取り外せば、弾性変形させることなく簡単に取り外すことができ、線径の異なるCリングバネを取り付けることで、左右のローラから本体の端部が離脱する際に必要となる引き抜き方向の荷重を変更することができ、シートシャッタの耐風圧特性を簡単に変更することができる。したがって、本物品を搭載したシートシャッタは、ガイドレール側に強風を受け流す複雑な機構を組み込む必要がなくなり、ガイドレールを簡単な構成で形成できるとともに、設置現場での簡単な作業で耐風圧特性の変更にも対応でき、工場レス、物流、製造・運搬・設置過程、現場の取り合い等において、きわめてすぐれた革新的なシートシャッタを形成することができる。
意匠の説明実線で表した部分が、意匠登録を受けようとする部分である。背面図、平面図、及び底面図は、正面図と同一である。右側面図は、左側面図と対称である。本体の底面図は、本体の平面図と対称である。本体の右側面図は、本体の左側面図と対称である。左ローラの背面図、左ローラの平面図、左ローラの底面図は、左ローラの正面図と同一である。右ローラの背面図、右ローラの平面図、右ローラの底面図は、右ローラの正面図と同一である。右ローラの左側面図は、左ローラの右側面図と同一である。右ローラの右側面図は、左ローラの左側面図と同一である。図面中、省略部分は、願書添付図面上54cmである。

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