意匠ウォッチ

発行日2024-10-03
公報種別意匠公報(S)
登録番号1781388
登録日2024-09-25
意匠に係る物品自動車の車体を補強するためのビーム用のブラケット
意匠分類G2-29000(車両)
出願番号2024001169
出願日2024-01-23
意匠権者株式会社ムーンフェイス
代理人個人
意匠に係る物品の説明(1)本物品は、自動車の車体のうちの一方の側と、それに対向する他方の側との間をビーム(棒状の補強材)によって連結するためのものである。すなわち、使用状態を示す参考図1に示すように、本物品はビームの一端部に固定され、本物品と対をなす物品がビームの他端部に固定される。なお、本物品と対をなす物品は、本物品とはバー状の部分の長さが異なるものである。そして、本物品は、例えば車体のフレームのうちの左右のうちの一方の側に対して直接的又は間接的に取り付けられ、本物品と対をなす物品は、例えば車体のフレームのうちの左右のうちの他方の側に対して直接的又は間接的に取り付けられる。こうして、ビームが、本物品等を介して車体のフレームの左右両側を連結し、車体を補強する。 (2)本物品が車体のフレームに対して間接的に取り付けられる例として、サスペンション(正確には、それを構成する部材)を介して取り付けられる、という態様がある。 (3)自動車においては、サスペンション(懸架機構)によって、車体に対して、車軸(車軸筒)が、中立高さ位置を基準に上昇・下降可能に連結されている。使用状態を示す参考図2及び3に示すように、サスペンションは、例えば、リーフスプリング,支持材,ショックアブソーバ,一対のUボルト等によって構成されている。リーフスプリングは、自動車の車体の長さ方向に延び、その両端部は車体に対して結合されている。支持材は、リーフスプリングの下側に配設されている。ショックアブソーバは、その上端部(図示省略)において車体に対して結合され、その下端部において支持材に対して結合されている。各Uボルトは車軸筒を巡回した状態で、その両端部において支持材に対して固定されている。 (4)そして、例えば、左右一対のリーフスプリングの前端部同士が、本物品等を介してビームによって連結される。すなわち、本物品はビームの一端部に固定され、一方のリーフスプリングの前端部に取り付けられる。本物品と対をなす物品は、ビームの他端部に固定され、他方のリーフスプリングの前端部に取り付けられる。 (5)以上のようにして、車体のうちの一方の側と、それに対向する他方の側がビームによって連結され、車体の強度が補強されるのである。
意匠の説明背面図については、正面図と対称にあらわれるため、省略する。使用状態を示す参考図2は、本物品が使用された状態の自動車を下方から見た図である(図中の上方が車体の前方である)。使用状態を示す参考図3は、本物品が使用された状態の自動車を斜め下方から見た図である(図中の下方が車体の前方である)。使用状態を示す参考図2及び3において、本物品及び本物品と対をなす物品は、便宜的に黒色に着色されている。

関連意匠