意匠ウォッチ

発行日2024-01-11
公報種別意匠公報(S)
登録番号1761189
登録日2023-12-27
意匠に係る物品セパレーター取付け具
意匠分類L1-52(仮設工事用品)
出願番号2023016807
出願日2023-08-21
意匠権者株式会社国元商会
代理人個人,個人
意匠に係る物品の説明本案意匠に係る物品は、コンクリート打設空間内に配置された鉄筋の上に、当該鉄筋に対して直交する向き又は並列する向きに配置されたセパレーター(コンクリート型枠を位置決めするための連結棒状体)を前記鉄筋に締結する手段として活用できる、セパレーター取付け具であって、門形部分とその両側板部の下側から前方に一体に延設された一対のフック部、及び門形部分の片側の側板部を螺合貫通する1本の締結用ボルトの2部品から構成されており、最大の特徴は、使用状態参考図5及び6に示すように、太い鉄筋と細いセパレーターとが並列する状態で前記門形部分の両側板間に嵌まり込むことができるように、当該門形部分の両側板間の間隔が広げられている点にある。基本的な使用方法を説明すると、使用状態参考図1に示すように、鉄筋の上に、当該鉄筋に対して直交する向きに重なるように配置されたセパレーターに本案物品の門形部分を、一対のフック部が前記鉄筋に向く方向に被せ、当該フック部が下がる方向に前記門形部分を前下がりに傾斜させた状態で鉄筋に接近するように前記門形部分をセパレーター上でスライドさせる。この一対のフック部が鉄筋に下側に入り込むと同時に、当該フック部が上がるように前記門形部分を元の姿勢に戻すことにより、使用状態参考図2に示すように、セパレーター上に被さった前記門形部分から延出する一対のフック部が、前記門形部分の直前位置で前記鉄筋に下側から係合し、締結準備が終了する。この後、使用状態参考図3及び4に示すように、前記門形部分が備える締結用ボルトを締め込むことにより、当該締結用ボルトの先端と、前記門形部分の締結用ボルトに対面する側の側板部との間で、セパレーターを挟持締結するものである。このとき、前記締結用ボルトの締め込みにより、使用状態参考図3及び4に示すように、門形部分の両側板が開動変形し、一対のフック部と鉄筋とが互いに圧接し合って両者間のがたが無くなる。本案物品は、上記の基本的な使用方法に限定されず、使用状態参考図5及び6に示すように、鉄筋と、当該鉄筋に並列するように配置されたセパレーターとに跨るように本案物品の門形部分を被せ、この状態で前記締結用ボルトを締め込むことにより、鉄筋とセパレーターとを並列状態で締結一体化することができる。
意匠の説明

関連意匠