意匠ウォッチ

発行日2024-07-31
公報種別意匠公報(S)
登録番号1776674
登録日2024-07-22
意匠に係る物品足場
意匠分類L1-100(仮設工事用品)
出願番号2024003838
出願日2024-02-26
意匠権者丸栄コンクリート工業株式会社
代理人個人,個人
意匠に係る物品の説明本願意匠に係る物品(以下、「本物品」という。)は、橋梁や高速道路等の高所の構造物の縁に、多数のプレキャストコンクリート製ブロック等(以下、「プレキャストブロック」という。)を順次並べていくことにより防護柵や擁壁等(以下、「防護柵等」という。)を新たに構築する等の工事の際に使用できる足場であり、使用状態を示す各参考図に示すように、既設のプレキャストブロックから吊られる態様で使用され、工事の進行方向に沿って移動可能に構成されるものである。使用状態を示す各参考図に示すように、本物品は、既設のプレキャストブロックの外表面上を走行可能な複数のローラーを備えて、使用時に、既設のプレキャストブロックの上部に取り付けられる枠体支持部と、枠体支持部から直接吊り下げられる枠体部と、枠体部から工事の進行方向(これからプレキャストブロックを設置する方向)に向かって張り出すように設けられ、作業員の立ち入りを許容する足場部と、足場部が上下に揺動しないように、プレキャストブロック設置面(以下、「ブロック設置面」という。)に対して足場部の位置を固定する足場支持部と、を備える。使用に際しては、「使用状態を示す参考図1」及び「使用状態を示す参考図2」に示すように、まず、クレーンにより吊る等して、本物品を、枠体支持部が既設のプレキャストブロック(以下、「第1ブロック」という。)の上部に掛かるように、また、足場支持部がブロック設置面に接地するように配置して固定する。次に設置されるプレキャストブロック(以下、「第2ブロック」という。)が、「使用状態を示す参考図2」及び「使用状態を示す参考図3」に示すように、クレーン等により吊られて第1ブロックの隣に下ろされた後、作業員が、「使用状態を示す参考図3」の矢印に示すように第2ブロックの脇から足場部に乗り込んで、第2ブロックが第1ブロックやブロック設置面の縁等と整列するように細かな調整を行えば、第2ブロックの設置が完了する。第2ブロックの設置が完了したら、「使用状態を示す参考図4」に示すように、作業員は足場部からブロック設置面に戻り、本物品の固定を解除し、例えば足場支持部を持って押す等すれば、枠体支持部の複数のローラーが、プレキャストブロックの外表面上を走行し、本物品を、枠体支持部が第2ブロック上に位置するまでスライド移動させることができる。上記した作業を繰り返せば、プレキャストブロックを順次設置して、防護柵等の構築工事を進行させることができる。本物品を使用することにより、地盤面から高所の工事位置まで足場を組み上げたり、防護柵等の設置領域の全長に亘って足場を設置したりする必要がなくなる。
意匠の説明実線で表した部分が、部分意匠として意匠登録を受けようとする部分である。一点鎖線は、部分意匠として意匠登録を受けようとする部分とその他の部分の境界のみを示す線である。「参考斜視図」において、意匠登録を受けようとする部分に、水色の着色を施している。

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