意匠ウォッチ

発行日2024-01-11
公報種別意匠公報(S)
登録番号1761164
登録日2023-12-27
意匠に係る物品仮設用安全手摺り支柱の支持用補助具
意匠分類L1-50(仮設工事用品)
出願番号2023019674
出願日2023-09-26
意匠権者株式会社国元商会,株式会社杉孝グループホールディングス
代理人個人,個人
意匠に係る物品の説明本案意匠に係る物品は、建築中の建物のスラブの周辺や開口部の周囲に安全手摺りを仮設するときに使用されるものであって、使用状態参考図に示すように、安全手摺りの支柱に本案物品を当該支柱下端から外嵌させ、本案物品の下半部の先細り部分を、その周壁の周方向4箇所に設けられた下端からのスリットの拡がりを利用して、安全手摺りの支柱に沿うように拡径させると共に、本案物品の下端内側の前記スリット間に形成された支柱支持用段部を安全手摺りの支柱の下端に当接させる。一方、安全手摺りを仮設する鉄骨梁などの上には、上記のように安全手摺りの支柱下端部に外嵌された本案物品の下半部を圧入できる内径の支持用パイプ材(鋼管)が垂直に固着されているので、この支持用パイプ材に安全手摺りの支柱下端部に外嵌された本案物品の下半部を圧入させて、安全手摺りを仮設する。この結果、安全手摺りの支柱と支持用パイプ材上端との間の隙間は、本案物品によって閉塞されるので、支持用パイプ材に対して安全手摺りの支柱が揺れ動くのを防止出来ると共に、安全手摺りの支柱と支持用パイプ材上端との間の隙間から支持用パイプ材内へのコンクリートの流入を防止することが出来る。又、前記支持用パイプ材の下端には、内部に入り込んだ雨水を流出するための水抜き穴が設けられているが、本案物品の下端が鉄骨梁などの表面に当接し、安全手摺りの支柱の下端は、本案物品の前記支柱支持用段部によって安全手摺りの支柱下端より上方に持ち上げられた状態で支持されているので、前記水抜き穴から支持用パイプ材の内側にコンクリートが多少入り込んでも、当該コンクリートが安全手摺りの支柱に接触した状態で硬化する恐れは回避でき、安全手摺りの解体除去を困難にする恐れも回避できる。更に、安全手摺りの解体除去に際して、安全手摺りの支柱を本案物品から抜き取り、この後、打設コンクリートから上方に突出している本案物品を抜き取るのであるが、このとき、本案物品の上端に設けられている直径方向2箇所の工具差込み孔に適当な棒状工具を差し込み、この工具を利用して本案物品の抜き取りを容易に行うことができる。
意匠の説明

関連意匠