意匠ウォッチ

発行日2025-11-05
公報種別意匠公報(S)
登録番号1728634
登録日2022-10-21
意匠に係る物品搬送用レール
意匠分類G1-60(運搬、昇降又は貨物取扱い用機械器具)
出願番号2022002333
出願日2022-02-07
意匠権者株式会社ゼンショーホールディングス
代理人特許業務法人後藤特許事務所
意匠に係る物品の説明本物品は、例えば飲食店や物流倉庫などにおいて、物品を搬送する移動体の移動を案内するレールである。本物品では、各部の名称を示す参考斜視図に示すように、一対の第1レール、一対の第2レール、一対の第1昇降レール、一対の第3レール、及び一対の第2昇降レールが、正面視で下方から上方に向けて設けられている。車輪を有する移動体は、一対の第1レール、一対の第2レール、及び一対の第3レール上を長手方向に沿って移動することができる。一対の第1昇降レールは、移動体が一対の第1レールと一対の第2レールとの間を昇降移動する際に移動体を支持するためのものである。一対の第2昇降レールは、移動体が一対の第2レールと一対の第3レールとの間を昇降移動する際に移動体を支持するためのものである。移動体が第1レールから第2レールに向けて上昇する場合には、例えば、移動体が第1レール上にある状態(使用状態参考図1)から、荷台を上昇、回転させて第1昇降レールに係止させることで本体が第1昇降レールに支持された状態(使用状態参考図2)とする。そして、本体を回転させることで車輪を第1レール上から離脱させ第2レール間を通過可能な状態(使用状態参考図3)とし、続いて本体を荷台に向けて引き上げて本体に第2レール間を通過させる(使用状態参考図4)。さらに、本体を再び回転させることで第2レール上に位置させ、荷台を回転させることで第1昇降レールからの支持が解除されて、移動体は第2レールへと載置される(使用状態参考図5)。移動体が第2レールから第3レールに向けて上昇する場合には、例えば、平面視で第3レールと交差する部分において第2レール上に移動体が位置した状態(使用状態参考図6)から、荷台を上昇、回転させて第2昇降レールに係止させることで本体が第2昇降レールに支持された状態(使用状態参考図7)とする。そして、本体を回転させることで車輪を第2レール上から離脱させ第1昇降レール間を通過可能な状態(使用状態参考図8)とする。続いて、本体を荷台に向けて引き上げて本体に第1昇降レール間を通過させたのち、本体を再び回転させることで第3レール間を通過可能な状態とする(使用状態参考図9)。この状態からさらに荷台に向けて引き上げて第3レール間を通過させると、本体を回転させることで車輪を第3レール上に位置させ、さらに荷台を回転させることで第2昇降レールからの支持が解除されて、移動体は第3レールへと載置される(使用状態参考図10)。このように、本物品は、移動体を支持する第1昇降レールが設けられることによって第1レールと第2レールとの間を移動体が自動で昇降することができ、移動体を支持する第2昇降レールが設けられることによって第2レールと第3レールとの間を移動体が自動で昇降することができるものである。
意匠の説明背面図は、正面図と対称に表れるため、省略する。底面図は、平面図と対称に表れるため、省略する。右側面図は、左側面図と対称に表れるため、省略する。破線で表した部分以外の部分が、意匠登録を受けようとする部分である。各図面中の一点鎖線は、中間省略を示し、中間省略した部分は、平面図において上側の部分が図面上81cm、下側の部分が図面上122cmである。

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