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公開番号
2025117908
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2024012888
出願日
2024-01-31
発明の名称
冗長電源システム
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人小笠原特許事務所
主分類
H02J
9/06 20060101AFI20250805BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】入力電圧要求が異なる複数の負荷に対して、単一の冗長電源からバックアップ電力をそれぞれ供給する場合において、誤ダイアグが出力されてしまうことを防止できる、冗長電源システムを提供する。
【解決手段】第1電圧未満の電力を要求する第1負荷と、第1電圧よりも低い第2電圧以上の電力を要求する第2負荷と、メイン電源の失陥時に、第1負荷および第2負荷にバックアップ電力を供給する冗長電源と、を備える、冗長電源システムであって、冗長電源は、メイン電源が失陥したことを検知した場合、メイン電源の失陥を第1負荷に通知すると共に、第2負荷の要求を満足する出力電圧でバックアップ電力を供給し、第1負荷は、冗長電源からの入力電圧が第1電圧未満である場合、または冗長電源からメイン電源の失陥が通知された場合、誤ダイアグを出力しない。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1電圧未満の電力を要求する第1負荷と、
前記第1電圧よりも低い第2電圧以上の電力を要求する第2負荷と、
メイン電源の失陥時に、前記第1負荷および前記第2負荷にバックアップ電力を供給する冗長電源と、を備える、冗長電源システムであって、
前記冗長電源は、前記メイン電源が失陥したことを検知した場合、前記メイン電源の失陥を前記第1負荷に通知すると共に、前記第2負荷の要求を満足する出力電圧で前記バックアップ電力を供給し、
前記第1負荷は、前記冗長電源からの入力電圧が前記第1電圧未満である場合、または前記冗長電源から前記メイン電源の失陥が通知された場合、誤ダイアグを出力しない、
冗長電源システム。
続きを表示(約 180 文字)
【請求項2】
前記出力電圧は、前記第2電圧に前記冗長電源から前記第2負荷までの配線による電圧降下分を加算した電圧以上である、
請求項1に記載の冗長電源システム。
【請求項3】
前記第1負荷は、シフトバイワイヤ装置であり、
前記第2負荷は、ブレーキ装置である、
請求項1または2に記載の冗長電源システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、メイン電源のバックアップ用に設けられた冗長電源を備えた冗長電源システムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に、車両に搭載された負荷(アクチュエータ)に電力を供給するメイン電源に異常が生じたときに電力をバックアップ供給することができる冗長電源を備えたシステムが、開示されている。この特許文献1に記載されたシステムでは、要求するバックアップ電圧が異なる負荷であるシフトバイワイヤ(SBW)およびブレーキに対して、冗長電源をそれぞれ個別に設けている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-090246号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に記載されたシステムでは、シフトバイワイヤ(SBW)とブレーキとに対してそれぞれ冗長電源を設ける必要があるため、車両における搭載スペースが大きくなるという課題およびシステムコストが高くなるという課題がある。
【0005】
一方、単一の冗長電源からシフトバイワイヤ(SBW)とブレーキとにバックアップ電力を供給する構成が考えられるが、これらの負荷は要求する入力電圧が互いに異なるため、冗長電源が出力するバックアップ電力の電圧値によっては誤った診断結果(誤ダイアグ)が出力されてしまうという課題が生じる。
【0006】
本開示は、上記課題を鑑みてなされたものであり、入力電圧要求が異なる複数の負荷に対して、単一の冗長電源からバックアップ電力をそれぞれ供給する場合において、誤ダイアグが出力されてしまうことを防止できる、冗長電源システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本開示技術の一態様は、第1電圧未満の電力を要求する第1負荷と、第1電圧よりも低い第2電圧以上の電力を要求する第2負荷と、メイン電源の失陥時に、第1負荷および第2負荷にバックアップ電力を供給する冗長電源と、を備える、冗長電源システムであって、冗長電源は、メイン電源が失陥したことを検知した場合、メイン電源の失陥を第1負荷に通知すると共に、第2負荷の要求を満足する出力電圧でバックアップ電力を供給し、第1負荷は、冗長電源からの入力電圧が第1電圧未満である場合、または冗長電源からメイン電源の失陥が通知された場合、誤ダイアグを出力しない、冗長電源システムである。
【発明の効果】
【0008】
上記本開示の冗長電源システムによれば、入力電圧要求が異なる複数の負荷(第1負荷、第2負荷)に対して、単一の冗長電源からバックアップ電力を供給する場合に、誤ダイアグが出力されてしまうことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の一実施形態に係る冗長電源システムとその周辺部の機能ブロック図
メイン電源が失陥した時における冗長電源システムの動作を説明する図
本開示の参考例1に係る冗長電源システムとその周辺部の機能ブロック図
本開示の参考例2に係る冗長電源システムとその周辺部の機能ブロック図
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示による冗長電源システムは、メイン電源の失陥をシフトバイワイヤ装置に通知することによって、電源の入力電圧要求が異なるシフトバイワイヤ装置およびブレーキ装置に対する冗長電源によるバックアップ機能を統合し、システム構成の変更や素子回路の追加/変更なく複数の装置の要求を実現する。
以下、本開示の一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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