特許ウォッチ

公開番号2025095594
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023211687
出願日2023-12-15
発明の名称遊技機
出願人株式会社ユニバーサルエンターテインメント
代理人個人
主分類A63F 7/02 20060101AFI20250619BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約【課題】遊技の興趣低下を抑制すること。
【解決手段】遊技価値の数に関して計数可能であり、計数される遊技価値の数に関して所定条件が成立したときに、遊技を停止させることが可能であるところ、遊技の停止に関する特定報知の実行を制御可能なように構成されている。
【選択図】図290
特許請求の範囲【請求項１】
遊技価値の数に関して計数可能な計数手段と、
前記計数手段により計数される遊技価値の数に関して所定条件が成立したときに、遊技を停止させることが可能な遊技停止手段と、
演出の実行を制御可能な演出制御手段と、を備え、
前記演出制御手段は、前記遊技停止手段による遊技の停止に関する特定報知の実行を制御可能な特定報知制御手段を備える、
ことを特徴とする遊技機。
続きを表示（約 4,100 文字）【請求項２】
複数の結果のうちの何れかの結果を決定可能な結果決定手段を備え、
前記結果決定手段により決定される結果が特別結果であるときに、遊技者に遊技価値を付与可能な特別状態に制御可能であり、
前記遊技停止手段は、前記特別状態に制御されているときに前記所定条件が成立した場合に、前記特別状態の制御が終了した後に遊技を停止させることが可能である、
ことを特徴とする請求項１に記載の遊技機。
【請求項３】
第１識別情報を変動表示させた後停止表示させることが可能な第１識別情報表示制御手段と、
第２識別情報を変動表示させた後停止表示させることが可能な第２識別情報表示制御手段と、
複数の結果のうちの何れかの結果を決定可能な結果決定手段と、を備え、
前記結果決定手段により決定される結果が特別結果であるときに、遊技者に遊技価値を付与可能な特別状態に制御可能であり、
前記特別状態が終了するときに、特定状態に制御可能であり、
前記演出制御手段は、前記特別状態に制御された後前記特定状態に制御され得る場合に、該特定状態に関する第１の表示の実行を制御可能であり、
前記特定報知制御手段は、前記第２識別情報表示制御手段による第２識別情報の変動表示が行われる場合、前記第１の表示が開始されるタイミングよりも後のタイミングにおいて、前記特定報知の実行を制御可能である、
ことを特徴とする請求項１又は２に記載の遊技機。
【請求項４】
第１識別情報を変動表示させた後停止表示させることが可能な第１識別情報表示制御手段と、
第２識別情報を変動表示させた後停止表示させることが可能な第２識別情報表示制御手段と、
複数の結果のうちの何れかの結果を決定可能な結果決定手段と、を備え、
前記結果決定手段により決定される結果が特別結果であるときに、遊技者に遊技価値を付与可能な特別状態に制御可能であり、
前記演出制御手段は、前記特別状態が終了するときに、第２の表示の実行を制御可能であり、
前記特定報知制御手段は、前記第２識別情報表示制御手段による第２識別情報の変動表示が行われる場合、前記第２の表示が開始されるタイミングよりも後のタイミングにおいて、前記特定報知の実行を制御可能である、
ことを特徴とする請求項１又は２に記載の遊技機。
【請求項５】
第１条件が成立したときに、第１識別情報を変動表示させた後停止表示させることが可能な第１識別情報表示制御手段と、
第２条件が成立したときに、第２識別情報を変動表示させた後停止表示させることが可能な第２識別情報表示制御手段と、
複数の結果のうちの何れかの結果を決定可能な結果決定手段と、を備え、
前記結果決定手段により決定される結果が特別結果であるときに、遊技者に遊技価値を付与可能な特別状態に制御可能であり、
前記特別状態が終了するときに、特定状態に制御可能であり、
前記演出制御手段は、
前記特別状態に制御された後前記特定状態に制御され得る場合に、該特定状態に関する第１の表示の実行を制御可能であり、
前記第１条件が成立したときに前記第１の表示が終了しないように制御可能である一方、前記第２条件が成立したときに前記第１の表示が終了するように制御可能である、
ことを特徴とする請求項１又は２に記載の遊技機。
【請求項６】
第１条件が成立したときに、第１識別情報を変動表示させた後停止表示させることが可能な第１識別情報表示制御手段と、
第２条件が成立したときに、第２識別情報を変動表示させた後停止表示させることが可能な第２識別情報表示制御手段と、
複数の結果のうちの何れかの結果を決定可能な結果決定手段と、を備え、
前記結果決定手段により決定される結果が特別結果であるときに、遊技者に遊技価値を付与可能な特別状態に制御可能であり、
前記特別状態が終了するときに、特定状態に制御可能であり、
前記演出制御手段は、
前記特別状態に制御された後前記特定状態に制御され得る場合に、該特定状態に関する第１の表示の実行を制御可能であり、
前記第１の表示が行われている場合に前記第１条件が成立するとき、前記第１の表示が終了するように制御可能であるとともに、前記第１の表示とは異なる第３の表示の実行を制御可能であり、
前記第１の表示が行われている場合に前記第２条件が成立するとき、前記第３の表示が行われないように制御可能である、
ことを特徴とする請求項１又は２に記載の遊技機。
【請求項７】
第１条件が成立したときに、第１識別情報を変動表示させた後停止表示させることが可能な第１識別情報表示制御手段と、
第２条件が成立したときに、第２識別情報を変動表示させた後停止表示させることが可能な第２識別情報表示制御手段と、
第１識別情報の表示パターンを選択することが可能な表示パターン選択手段と、を備え、
通常状態とは有利度合いが異なる特定状態に制御可能であり、
前記第１条件は、所定の第１条件及び特定の第１条件を含み、
前記表示パターンとして、前記特定状態において前記所定の第１条件が成立したときに選択可能な第１の表示パターンと、前記特定状態において前記特定の第１条件が成立したときに選択可能な第２の表示パターンと、が設けられており、
前記第２の表示パターンは、第１識別情報の変動表示が開始してから第１識別情報が停止表示されるまでの時間が第１の時間となるように変動表示可能な表示パターンであり、
前記第１の表示パターンは、第１識別情報の変動表示が開始してから第１識別情報が停止表示されるまでの時間が前記第１の時間よりも長い第２の時間となるように変動表示可能な表示パターンである、
ことを特徴とする請求項１又は２に記載の遊技機。
【請求項８】
第１条件が成立したときに、第１識別情報を変動表示させた後停止表示させることが可能な第１識別情報表示制御手段と、
第２条件が成立したときに、第２識別情報を変動表示させた後停止表示させることが可能な第２識別情報表示制御手段と、
第１識別情報の表示パターンを選択することが可能な表示パターン選択手段と、を備え、
通常状態とは有利度合いが異なる特定状態に制御可能であり、
前記表示パターンとして、前記通常状態において前記第１条件が成立したときに選択可能な第３の表示パターンと、前記特定状態において前記第１条件が成立したときに選択可能な第４の表示パターンと、が設けられており、
前記第３の表示パターンは、第１識別情報の変動表示が開始してから第１識別情報が停止表示されるまでの時間が第３の時間となるように変動表示可能な表示パターンであり、
前記第４の表示パターンは、第１識別情報の変動表示が開始してから第１識別情報が停止表示されるまでの時間が前記第３の時間よりも長い第４の時間となるように変動表示可能な表示パターンである、
ことを特徴とする請求項１又は２に記載の遊技機。
【請求項９】
第１条件が成立したときに、第１識別情報を変動表示させた後停止表示させることが可能な第１識別情報表示制御手段と、
第２条件が成立したときに、第２識別情報を変動表示させた後停止表示させることが可能な第２識別情報表示制御手段と、
第１識別情報の表示パターンを選択することが可能な表示パターン選択手段と、を備え、
通常状態とは有利度合いが異なる特定状態に制御可能であり、
前記特定状態は、第１特定状態と、前記第１特定状態よりも遊技者に有利な第２特定状態と、を含み、
前記表示パターンとして、前記第１特定状態において前記第１条件が成立したときに選択可能な第５の表示パターンと、前記第２特定状態において前記第１条件が成立したときに選択可能な第６の表示パターンと、が設けられており、
前記第５の表示パターンは、第１識別情報の変動表示が開始してから第１識別情報が停止表示されるまでの時間が第５の時間となるように変動表示可能な表示パターンであり、
前記第６の表示パターンは、第１識別情報の変動表示が開始してから第１識別情報が停止表示されるまでの時間が前記第５の時間よりも長い第６の時間となるように変動表示可能な表示パターンである、
ことを特徴とする請求項１又は２に記載の遊技機。
【請求項１０】
第１条件が成立したときに、第１識別情報を変動表示させた後停止表示させることが可能な第１識別情報表示制御手段と、
第２条件が成立したときに、第２識別情報を変動表示させた後停止表示させることが可能な第２識別情報表示制御手段と、を備え、
通常状態とは有利度合いが異なる特定状態に制御可能であり、
前記特定状態は、第１特定状態と、前記第１特定状態よりも遊技者に有利な第２特定状態と、を含み、
前記演出制御手段は、遊技媒体の発射態様に関する所定報知の実行を制御可能な所定報知制御手段を備え、
前記所定報知制御手段は、前記第２特定状態において前記第１条件が成立したときには前記所定報知が行われるように制御可能である一方、前記第１特定状態において前記第１条件が成立したときには前記所定報知が行われないように制御可能である、
ことを特徴とする請求項１又は２に記載の遊技機。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、遊技機に関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、パチンコ遊技機などの遊技機においては、発射された遊技球が転動可能な遊技領域に設けられた通過領域を遊技球が通過したことなど、所定の可変表示開始条件の成立により、画像表示装置の表示領域上に識別情報としての図柄を変動表示する制御が実行されて、変動表示された図柄を導出表示する制御が実行され、導出表示された図柄が所定の組合せ（特定の表示態様）となった場合に、遊技者に有利な大当り遊技状態に移行するようにしたものが提供されている（例えば、特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１０－１１０５７６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
本発明者は、上述したような遊技機について、鋭意検討を重ねる過程において、遊技の停止に関する演出制御につき工夫を凝らすことにより、遊技の興趣低下を抑制することができるのではないかという考えに至った。
【０００５】
本発明は、上記のような点に鑑みてなされたものであり、遊技の興趣低下を抑制することが可能な遊技機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記目的を達成するため、本発明は、以下の遊技機を提供する。
【０００７】
（１）遊技価値の数に関して計数可能な計数手段と、
前記計数手段により計数される遊技価値の数に関して所定条件（例えば、ＨＨ≦ＭＹ）が成立したときに、遊技を停止させることが可能な遊技停止手段と、
演出の実行を制御可能な演出制御手段と、を備え、
前記演出制御手段は、前記遊技停止手段による遊技の停止に関する特定報知（例えば、打ち止め状態を示す報知画像の表示）の実行を制御可能な特定報知制御手段を備える、
ことを特徴とする。
【０００８】
（１）の発明によれば、遊技価値の数に関して計数可能であり、計数される遊技価値の数に関して所定条件が成立したときに、遊技を停止させることが可能であるところ、遊技の停止に関する特定報知の実行を制御可能なように構成されている。これにより、特定報知を通じて、遊技の停止に関して遊技者に認識させることが可能であり、遊技の停止が遊技者にとって不意打ちとなってしまうことを防止しつつ、遊技の興趣低下を抑制することができる。
【０００９】
（２）前記（１）の遊技機であって、
複数の結果のうちの何れかの結果を決定可能な結果決定手段を備え、
前記結果決定手段により決定される結果が特別結果（例えば、小当りＡ乃至小当りＺ）であるときに、遊技者に遊技価値を付与可能な特別状態（例えば、大当り遊技状態）に制御可能であり、
前記遊技停止手段は、前記特別状態に制御されているときに前記所定条件が成立した場合に、前記特別状態の制御が終了した後に遊技を停止させることが可能である、
ことを特徴とする。
【００１０】
（２）の発明によれば、複数の結果のうちの何れかの結果を決定可能であり、決定される結果が特別結果であるときに、遊技者に遊技価値を付与可能な特別状態に制御可能であるところ、特別状態に制御されているときに所定条件が成立した場合に、特別状態の制御が終了した後に遊技を停止させることが可能なように構成されている。これにより、特別状態に制御されているときに所定条件が成立した場合であっても、特別状態の制御が終了するまで遊技を継続させることが可能であるため、特別状態における利益を遊技者に享受させつつ、遊技者の納得感を生み出すことができる。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許