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公開番号2025081119
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-27
出願番号2023194671
出願日2023-11-15
発明の名称サーバおよびシステム
出願人ソフトバンク株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類A63G 31/02 20060101AFI20250520BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約【課題】移動中の移動体に搭乗している搭乗者に対し、搭乗位置の違いを反映させた高精度な映像を提供できるようにする。
【解決手段】サーバ(4)は、複数の人が搭乗可能な移動体(1)の、絶対位置を持つ定点(P)に対する第一相対位置を示す第一位置情報を取得する第一取得部(431)と、移動体の搭乗者の、移動体に対する第二相対位置を示す第二位置情報を取得する第二取得部(432)と、第一相対位置と第二相対位置とに基づいて、定点に対する搭乗者の第三相対位置を算出する算出部(433)と、搭乗者に知覚させるための知覚情報を、当該搭乗者が第三相対位置から知覚した場合の態様で生成する生成部(434)と、知覚情報を、搭乗者に対応する出力装置(12)へ送信する通信部(41)と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
複数の人が搭乗可能な移動体の、絶対位置を持つ定点に対する第一相対位置を示す第一位置情報を取得する第一取得部と、
前記移動体の搭乗者の、前記移動体に対する第二相対位置を示す第二位置情報を取得する第二取得部と、
前記第一相対位置と前記第二相対位置とに基づいて、前記定点に対する前記搭乗者の第三相対位置を算出する算出部と、
前記搭乗者に知覚させるための知覚情報を、当該搭乗者が前記第三相対位置から知覚した場合の態様で生成する生成部と、
前記知覚情報を、前記搭乗者に対応する出力装置へ送信する通信部と、
を備えるサーバ。
続きを表示（約 990 文字）【請求項２】
前記生成部は、前記搭乗者に視認させるための物体の映像データを生成し、
前記通信部は、前記映像データを、前記搭乗者に対応する表示装置へ送信する、
請求項１に記載のサーバ。
【請求項３】
前記生成部は、前記搭乗者に、現実に存在する物体に重畳させた状態で視認させるための拡張現実用の物体の映像データを生成し、
前記通信部は、前記映像データを、前記搭乗者に対応する透過型の表示装置へ送信する、
請求項２に記載のサーバ。
【請求項４】
前記生成部は、前記搭乗者が前記第三相対位置から視認した場合の大きさ及び向きの前記物体の映像データを生成する、
請求項２または３に記載のサーバ。
【請求項５】
前記移動体の進行方向に対する前記搭乗者の向きを示す方向情報を取得する第三取得部を備え、
前記生成部は、前記搭乗者が前記第三相対位置から前記方向情報が示す方向を向いて視認した場合の前記映像データを生成する、
請求項４に記載のサーバ。
【請求項６】
前記移動体の中の床面からの前記搭乗者の目線の高さを示す高さ情報を取得する第四取得部を備え、
前記生成部は、前記搭乗者が前記第三相対位置から前記高さ情報が示す目線の高さで視認した場合の前記映像データを生成する、
請求項４に記載のサーバ。
【請求項７】
前記第一取得部は、前記第一位置情報を、自身の位置を測定する機能を有する前記移動体から取得する、
請求項１に記載のサーバ。
【請求項８】
前記第一取得部は、前記第一位置情報を、前記移動体の外に設けられるとともに当該移動体の位置を測定する装置から取得する、
請求項１に記載のサーバ。
【請求項９】
前記第二取得部は、前記第二位置情報を、前記搭乗者によって所持または装着されるとともに自身の位置を測定する機能を有する端末から取得する、
請求項１に記載のサーバ。
【請求項１０】
前記第二取得部は、前記第二位置情報を、前記移動体に設けられるとともに前記搭乗者の位置を測定する装置から取得する、
請求項１に記載のサーバ。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、サーバおよびシステムに関する。
続きを表示（約 1,900 文字）【背景技術】
【０００２】
乗り物の乗客が装着するＶＲゴーグルに、乗り物の移動に応じたＶＲ映像を配信する各種技術が従来提案されている。例えば特許文献１には、少なくとも１つの乗物移動体と、乗客によって装着される電子ゴーグルと、電子ゴーグルに通信可能に接続されたシステムと、を含み、システムは、電子ゴーグルのカメラによってキャプチャされた画像データに基づいて現実世界環境のストリーミングメディアを生成し、現実世界環境のストリーミングメディア上に重ね合わされる仮想拡張を生成し、電子ゴーグルのディスプレイ上に表示されることになる、仮想拡張と共に現実世界環境のストリーミングメディアを送信する、乗物システムについて記載されている。また、特許文献１には、電子ゴーグルに、加速度計、磁力計、ジャイロスコープ、ＧＰＳ受信機を含み、乗客の位置、方向、及び動きを追跡することや、各乗客の位置に応じた映像を生成することについて記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１９－１６６４０５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１に記載の技術において、乗り物に乗る各乗客の位置を、加速度計、磁力計、ジャイロスコープ等で検知しようとすると、乗り物に対する相対的な位置しか検知することができず、ジェットコースターの動きを加味した映像の生成が困難となる。一方、特許文献１に記載の技術において、ＧＰＳを使って各乗客の位置を検知しようとすると、ライド内の位置の違いを高精度に反映させた映像の生成が困難となる。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
一の発明に係るサーバは、複数の人が搭乗可能な移動体の、絶対位置を持つ定点に対する第一相対位置を示す第一位置情報を取得する第一取得部と、前記移動体の搭乗者の、前記移動体に対する第二相対位置を示す第二位置情報を取得する第二取得部と、前記第一相対位置と前記第二相対位置とに基づいて、前記定点に対する前記搭乗者の第三相対位置を算出する算出部と、前記搭乗者に知覚させるための知覚情報を、当該搭乗者が前記第三相対位置から知覚した場合の態様で生成する生成部と、前記知覚情報を、前記搭乗者に対応する出力装置へ送信する通信部と、を備える。
【０００６】
他の発明に係る移動体は、上記サーバと通信する通信部を備え、複数の人が搭乗可能な移動体であって、当該移動体の内側に設けられた複数の表示装置と、前記サーバから、前記移動体の搭乗者に視認させるための映像データであって、生成する際の元になった第三相対位置がそれぞれ異なる複数の映像データを取得する取得部と、前記複数の映像データに基づく複数種類の映像を、対応する前記表示装置にそれぞれ表示させる表示制御部と、を備える。
【０００７】
他の発明に係るシステムは、複数の人が搭乗可能な移動体と、前記移動体の、絶対位置を持つ定点に対する第一相対位置を測定する第一測定部と、前記移動体の搭乗者の、前記移動体に対する第二相対位置を測定する第二測定部と、前記第一相対位置と前記第二相対位置とに基づいて、前記定点に対する前記搭乗者の第三相対位置を算出する算出部と、前記搭乗者に知覚させるための知覚情報であって、当該搭乗者が前記第三相対位置で知覚する場合の態様の知覚情報を生成する生成部と、前記知覚情報を、前記搭乗者に対応する出力装置へ送信する通信部と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
一の発明の実施形態に係るシステムの概略構成の一例を示すブロック図である。
同システムによる第一相対位置、第二相対位置の測定方法を説明する図である。
同システムが備えるサーバが実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
同サーバが生成する映像の、搭乗者への見え方を説明する図である。
同サーバが生成する映像の、搭乗者への見え方を説明する図である。
他の発明の実施形態に係る移動体の概略構成の一例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
＜システム＞
まず、一の発明に係るシステムＳの実施形態について詳細に説明する。
【００１０】
図１に示したように、システムＳは、移動体１と、第一測定部２と、第二測定部３と、サーバ４と、を備える。本実施形態に係るシステムＳは、第三測定部５と、第四測定部６と、を更に備える。
（【００１１】以降は省略されています）

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