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公開番号
2025049886
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-04
出願番号
2023158372
出願日
2023-09-22
発明の名称
壁面用防音装置及び目地部の防音構造
出願人
ドーエイ外装有限会社
代理人
個人
,
個人
主分類
E04B
1/68 20060101AFI20250327BHJP(建築物)
要約
【課題】 外部からの音を効率よく防音することができ、かつ、破損することなく地震による揺れ動きを吸収することができる防音仕切壁を提供すること。
【解決手段】一方の躯体に一方側の取付け基端部が設けられた一方の防音パネルと、他方の躯体に他方側の取付け基端部が設けられ、一方側の他端部が一方の防音パネルの他方側の他端部とが前後方向に対面状態で重なり合うように設けられた他方の防音パネルと、他方の防音パネルの他端部と前記一方の防音パネルとの間に隙間が生じないように常時略当接させる当接手段とで構成され、一方及び他方の防音パネルは、パネル本体と、前記パネル本体の少なくとも一側面を覆うように設けられた防音部材とで構成され、地震時、前記一方及び他方の防音パネルの対面状態の各壁面の重なり幅が変化し、地震による揺れ動きを吸収する壁面用防音装置。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
一方の躯体と他方の躯体の壁面間の目地部に設けられる壁面用防音装置であって、
前記一方の躯体に一方側の取付け基端部が設けられた一方の防音パネルと、前記他方の躯体に他方側の取付け基端部が設けられ、他方側の他端部が前記一方の防音パネルの一方側の他端部に対して前後方向に対面状態で重なり合うように設けられた他方の防音パネルと、前記他方の防音パネルの他端部と前記一方の防音パネルとの間に隙間が生じないように常時略当接させる当接手段とで構成され、前記一方及び他方の防音パネルは、パネル本体と、前記パネル本体の少なくとも一側面を覆うように設けられた防音部材とで構成され、
地震時には前記一方及び他方の防音パネルの対面状態の各壁面の重なり幅が変化し、地震による揺れ動きを吸収する壁面用防音装置。
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【請求項2】
一方の躯体と他方の躯体の壁面間の目地部に設けられる壁面用防音装置であって、
前記一方の躯体に一方側の取付け基端部が取り付けられた一方の防音パネルと、前記他方の躯体に他方側の取付け基端部が取り付けられた他方の防音パネルと、前記一方の防音パネルと前記他方の防音パネルの各壁面部位の間に対面状態で重なり合うよう設けられた単数又は複数の中間防音パネルと、前記中間防音パネルを支持するとともに、所定の位置に位置させる支持手段と、隣り合う防音パネルの前記各壁面部位の間に隙間が生じないように常時略当接させる当接手段とで構成され、前記一方の防音パネル、前記他方の防音パネル及び前記中間防音パネルは、パネル本体と、前記パネル本体の少なくとも一側面を覆うように設けられた防音部材とで構成され、
地震時には前記一方の防音パネル、前記他方の防音パネル及び前記中間防音パネルの対面状態の各壁面の重なり幅が変化し、地震による揺れ動きを吸収する壁面用防音装置。
【請求項3】
前記一方の防音パネル、前記他方の防音パネル及び前記中間防音パネルは、その略中央部が前記一方の躯体の壁面と前記他方の躯体の壁面を結ぶ垂線上に位置するように、平面視においてやや傾斜状態で設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の壁面用防音装置。
【請求項4】
目地部を介して設けられた一方の躯体と他方の躯体の間の前記目地部に設けられる目地部の防音構造であって、
前記一方の躯体と前記他方の躯体の間の壁面間の前記目地部に設けられた1対の壁面用防音装置と、前記1対の壁面用防音装置の上端部と略当接するように設けられ、天井間の目地部に設けられた天井用防音装置と、前記1対の壁面用防音装置の下端部とそれぞれ略当接するように設けられ、床面間の目地部に設けられた床面用防音装置とで構成され、
前記壁面用防音装置は、前記一方の躯体に一方側の取付け基端部が設けられた一方の防音パネルと、前記他方の躯体に他方側の取付け基端部が設けられ、他方側の他端部が前記一方の防音パネルの一方側の他端部に対して前後方向に対面状態で重なり合うように設けられた他方の防音パネルと、前記他方の防音パネルの他端部を前記一方の防音パネルとの間に隙間が生じないように常時略当接させる当接手段とで構成され、前記一方及び他方の防音パネルは、パネル本体と、前記パネル本体の少なくとも一側面を覆うように設けられた防音部材とで構成され、
地震時には前記一方及び他方の防音パネルの重なり幅が変化し、地震による揺れ動きを吸収する目地部の防音構造。
【請求項5】
目地部を介して設けられた一方の躯体と他方の躯体の間の前記目地部に設けられる目地部の防音構造であって、
前記一方の躯体と前記他方の躯体の間の壁面間の前記目地部に設けられた1対の壁面用防音装置と、前記1対の壁面用防音装置の上端部と略当接するように設けられ、天井間の目地部に設けられた天井用防音装置と、前記1対の壁面用防音装置の下端部とそれぞれ略当接するように設けられ、床面間の目地部に設けられた床面用防音装置とで構成され、
前記壁面用防音装置は、前記一方の躯体に取り付けられた一方の防音パネルと、前記他方の躯体に取り付けられた他方の防音パネルと、前記一方の防音パネルと前記他方の防音パネルの間に設けられた単数又は複数の中間防音パネルと、前記中間防音パネルを支持するとともに、所定の位置に位置させる支持手段と、隣り合う防音パネルの間に隙間が生じないように常時略当接させる当接手段とで構成され、前記一方の防音パネル、前記他方の防音パネル及び前記中間防音パネルは、パネル本体と、前記パネル本体の少なくとも一側面を覆うように設けられた防音部材とで構成され、
地震時には前記一方の防音パネル、前記他方の防音パネル及び前記中間防音パネルの重なり幅が変化し、地震による揺れ動きを吸収する目地部の防音構造。
【請求項6】
前記一方の防音パネル、前記他方の防音パネル及び前記中間防音パネルは、その略中央部が前記一方の躯体の壁面と前記他方の躯体の壁面を結ぶ垂線上に位置するように、平面視においてやや傾斜状態で設けられていることを特徴とする請求項4又は請求項5のいずれかに記載の目地部の防音構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は左右の躯体間に設けられる壁面用防音装置及び目地部の防音構造に関する。
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【背景技術】
【0002】
従来、空港周辺や工場等の周辺に建設される建築物については、これらの施設から生じる騒音を遮断するために、一般的には建材での防音材を取り付ける事があるが、独立する左右の建物と建物の間の空間をつなぐ部分や、渡り通路等は、建物の揺れを想定した距離を設けてあるため、一般的な防音材を設けることができなかった。
【0003】
2つの構造物の間に設けられる防音装置としては、「構造物の2つの躯体の躯体間隙に設置されるエキスパンションジョイントであって、 少なくとも2枚の耐火シートと、 少なくとも2枚の前記耐火シートに挟み込まれ、少なくとも2枚の前記耐火シートよりも幅方向の長さが短い板状の真空断熱材と、前記耐火シートと前記真空断熱材とが重ね合わされた積層物のうち、前記真空断熱材の前記幅方向での端部から外方に延出する少なくとも2枚の前記耐火シートを重ね合わせ状態に保持する保持部材と、前記積層物のうち重ね合わせ状態の少なくとも2枚の前記耐火シートの前記保持部材で保持された部分を、前記保持部材を介して前記躯体に支持する支持部材と、を備えているエキスパンションジョイント」が防音性能も有していることが記載されている(特許文献1)。
【0004】
しかしながら、防音効果を得るためには外部からの音を効率よく吸収・反射する必要があり、このような可撓性を有するシートだけでは、効率よく音を反射することができず、十分な防音効果を得ることができないものであった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-028495号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、外部からの音を効率よく防音することができ、かつ、破損することなく地震による揺れ動きを吸収することができる防音仕切壁を提供することを目的としている。
【0007】
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
【0008】
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の壁面用防音装置は、一方の躯体と他方の躯体の壁面間の目地部に設けられる壁面用防音装置であって、 前記一方の躯体に一方側の取付け基端部が設けられた一方の防音パネルと、前記他方の躯体に他方側の取付け基端部が設けられ、他方側の他端部が前記一方の防音パネルの一方側の他端部に対して前後方向に対面状態で重なり合うように設けられた他方の防音パネルと、前記他方の防音パネルの他端部と前記一方の防音パネルとの間に隙間が生じないように常時略当接させる当接手段とで構成され、前記一方及び他方の防音パネルは、パネル本体と、前記パネル本体の少なくとも一側面を覆うように設けられた防音部材とで構成され、地震時には前記一方及び他方の防音パネルの重なり幅が変化し、地震による揺れ動きを吸収することを特徴とする。
【0010】
請求項2に記載の壁面用防音装置は、方の躯体と他方の躯体の壁面間の目地部に設けられる壁面用防音装置であって、前記一方の躯体に一方側の取付け基端部が取り付けられた一方の防音パネルと、前記他方の躯体に他方側の取付け基端部が取り付けられた他方の防音パネルと、前記一方の防音パネルと前記他方の防音パネルの各壁面部位の間に対面状態で重なり合うよう設けられた単数又は複数の中間防音パネルと、前記中間防音パネルを支持するとともに、所定の位置に位置させる支持手段と、隣り合う防音パネルの前記各壁面部位の間に隙間が生じないように常時略当接させる当接手段とで構成され、前記一方の防音パネル、前記他方の防音パネル及び前記中間防音パネルは、パネル本体と、前記パネル本体の少なくとも一側面を覆うように設けられた防音部材とで構成され、地震時には前記一方の防音パネル、前記他方の防音パネル及び前記中間防音パネルの対面状態の各壁面の重なり幅が変化し、地震による揺れ動きを吸収することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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