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公開番号
2025044752
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-02
出願番号
2023152506
出願日
2023-09-20
発明の名称
建物天井の施工方法
出願人
大和ハウス工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
E04G
21/18 20060101AFI20250326BHJP(建築物)
要約
【課題】施工コストを増加させず、誰でも簡単に建物天井を施工できる建物天井の施工方法を提供すること。
【解決手段】建物天井の施工方法は、一対の第1治具50の第1片52を一対の野縁10のフランジ12に仮固定し、第1治具50の第2片53と野縁10のウェブ11の間に第1端部45を挟み込ませることにより、第1天井面材40Aを一対の野縁10に仮固定するA工程、第2天井面材40Bと第1天井面材40Aの第2端部48を重ねて第1重ね合わせ箇所を形成し、第2天井面材40Bを一対の第1治具50を介して一対の野縁10に仮固定するB工程、留め具70よりも平面寸法の大きな留め具位置合わせ孔65を複数の野縁10に対応する位置に備えている第2治具60を第1重ね合わせ箇所に配設して野縁10に仮固定し、留め具70にて第1重ね合わせ箇所を野縁10に本固定するC工程、第2治具60と第1治具50を取り外すD工程を有する。
【選択図】図10
特許請求の範囲
【請求項1】
一対のフランジとウェブを備えて第1の方向に延びる複数の野縁が、該ウェブを下方に向けた姿勢で、第2の方向に間隔を置いて配設されてなる天井下地に対して、複数の前記野縁に亘る幅を有していて、該第1の方向に並行な一対の第1端部と、該第2の方向に並行な一対の第2端部とを備えている、平面視矩形の複数の天井面材を取り付けて建物天井を施工する、建物天井の施工方法であって、
断面形状がL型の一対の第1治具のそれぞれの第1片を、一対の野縁の前記フランジに仮固定し、該一対の第1治具のそれぞれの第2片と該一対の野縁のそれぞれの前記ウェブとの間に、第1天井面材の一対の前記第1端部を挟み込ませることにより、該第1天井面材を該一対の野縁に仮固定する、A工程と、
第2天井面材の一方の前記第2端部を該第1天井面材の一方の前記第2端部に重ねて第1重ね合わせ箇所を形成しながら、該第2天井面材を該第1天井面材と同様の方法で前記一対の第1治具を介して前記一対の野縁に仮固定する、B工程と、
留め具よりも平面寸法の大きな留め具位置合わせ孔を、複数の前記野縁に対応する位置に備えている第2治具を、前記第1重ね合わせ箇所に配設して前記野縁に仮固定し、少なくとも1つの該留め具位置合わせ孔を介して、留め具にて該第1重ね合わせ箇所を該野縁に本固定する、C工程と、
前記第2治具と前記第1治具を取り外す、D工程とを有することを特徴とする、建物天井の施工方法。
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【請求項2】
前記A工程乃至前記D工程を実施することにより、前記第1の方向に延びる先行天井面材群を施工し、
前記先行天井面材群の側方に、双方の対応する前記第1端部を重ねて第2重ね合わせ箇所を形成しながら、前記A工程乃至前記D工程を実施して前記第1の方向に延びる後行天井面材群を施工し、
前記後行天井面材群の施工では、前記C工程において、前記第1重ね合わせ箇所に加えて第2重ね合わせ箇所にも前記第2治具を配設して前記野縁に仮固定し、前記留め具位置合わせ孔を介して、留め具にて該第1重ね合わせ箇所と該第2重ね合わせ箇所を前記野縁に本固定することを特徴とする、請求項1に記載の建物天井の施工方法。
【請求項3】
前記第1治具の前記第1片には、前記野縁の前記フランジに磁気吸着される磁石が取り付けられていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の建物天井の施工方法。
【請求項4】
前記第2治具は、断面形状がL型の第3片と第4片を備え、該第3片が前記第1重ね合わせ箇所と第2重ね合わせ箇所に当接し、該第4片が取っ手であり、
前記第2治具の前記第4片には、前記野縁の前記ウェブに磁気吸着される磁石が取り付けられていることを特徴とする、請求項3に記載の建物天井の施工方法。
【請求項5】
前記第1治具は、前記第1端部の長さを備え、
前記第2治具は、前記第2端部の長さと、該第2端部と前記第1端部の交差部の長さを加算した長さを備えていることを特徴とする、請求項4に記載の建物天井の施工方法。
【請求項6】
前記天井面材は、
面材中央と、該面材中央の周縁の前記第1端部及び前記第2端部とを有し、
前記面材中央は、室内側へ凸の立体形状を呈し、
前記第1端部と前記第2端部は、前記面材中央の端辺から側方へ張り出す板状を呈し、
パルプモウルド成形品であることを特徴とする、請求項5に記載の建物天井の施工方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、建物天井の施工方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
建物天井の施工においては、上向き作業にて、専用工具を用いた固定手段(ビス、ネジ等)により、野縁等の天井下地材に対して天井面材の取り付けが行われている。この天井面材の取り付けには経験や技能を要し、誰でも行える作業ではない。労働力不足が叫ばれ、省人化技術が切望される昨今、誰でも簡単に建物天井を施工できる技術の開発が課題となっている。
【0003】
一方、石膏ボード等の天井面材は一般に突付けにより施工されるが、突付け施工では隣接する天井面材間に隙間が生じた場合に、隙間が目立つといった課題がある。隙間の発生を解消するべく、天井面材間にジョイント材を介在させる等の措置が講じられるが、ジョイント材の施工においても上記するように経験や技術が必要となり、施工期間の長期化や資材コストの増加といった新たな課題が生じる。
【0004】
そこで、特許文献1には、誰でも簡単に施工でき、かつ隣接する天井面材間に隙間が生じない、建物天井とその施工方法が提案されている。この建物天井の施工方法は、天井下地材に対して、天井下地材にスライド自在に係止される係止片を介して天井面材を取り付ける施工方法である。係止片に固定具を構成する雄型スナップボタンのみを取り付けておき、ここで、固定具は、第一雄部を備える雄型スナップボタンと、第一雄部が勘合する第一雌部を備える雌型スナップボタンとにより構成されており、天井面材は、第一天井面材と第二天井面材を含み、それぞれの天井面材の縁部には、相互に重ね合された際に対応する位置に複数の対をなすボタン孔を開設しておき、第一天井面材と第二天井面材の縁部同士を重ね合せ、それぞれの対をなすボタン孔に第一雄部を挿通し、第一雄部に第一雌部を嵌合する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-42609号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載の建物天井の施工方法によれば、スナップボタンを適用して建物天井を施工することから、天井面材間に隙間を生じさせることなく、誰でも簡単に施工することができる。
【0007】
ところで、スナップボタンの適用に際しては、スナップボタンを固定するための専用金物が必要になることから、スナップボタンの数の増加に応じて固定用専用金物の数も増加し、施工コストの増加が懸念される。
【0008】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、施工コストを増加させることなく、誰でも簡単に建物天井を施工できる建物天井の施工方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記目的を達成すべく、本発明による建物天井の施工方法の一態様は、
一対のフランジとウェブを備えて第1の方向に延びる複数の野縁が、該ウェブを下方に向けた姿勢で、第2の方向に間隔を置いて配設されてなる天井下地に対して、複数の前記野縁に亘る幅を有していて、該第1の方向に並行な一対の第1端部と、該第2の方向に並行な一対の第2端部とを備えている、平面視矩形の複数の天井面材を取り付けて建物天井を施工する、建物天井の施工方法であって、
断面形状がL型の一対の第1治具のそれぞれの第1片を、一対の野縁の前記フランジに仮固定し、該一対の第1治具のそれぞれの第2片と該一対の野縁のそれぞれの前記ウェブとの間に、第1天井面材の一対の前記第1端部を挟み込ませることにより、該第1天井面材を該一対の野縁に仮固定する、A工程と、
第2天井面材の一方の前記第2端部を該第1天井面材の一方の前記第2端部に重ねて第1重ね合わせ箇所を形成しながら、該第2天井面材を該第1天井面材と同様の方法で前記一対の第1治具を介して前記一対の野縁に仮固定する、B工程と、
留め具よりも平面寸法の大きな留め具位置合わせ孔を、複数の前記野縁に対応する位置に備えている第2治具を、前記第1重ね合わせ箇所に配設して前記野縁に仮固定し、少なくとも1つの該留め具位置合わせ孔を介して、留め具にて該第1重ね合わせ箇所を該野縁に本固定する、C工程と、
前記第2治具と前記第1治具を取り外す、D工程とを有することを特徴とする。
【0010】
本態様によれば、一対の野縁に対して一対の第1治具を介して第1天井面材の一対の第1端部を仮固定し、第1天井面材の第2端部と第2天井面材の第2端部を重ねて第1重ね合わせ箇所を形成しながら、第2天井面材を第1天井面材と同様に一対の第1治具を介して一対の野縁に仮固定し、留め具よりも平面寸法の大きな留め具位置合わせ孔を備えている第2治具を第1重ね合わせ箇所に配設して野縁に仮固定し、留め具位置合わせ孔を介して留め具にて第1重ね合わせ箇所を該野縁に本固定することにより、スナップボタンを適用しないことから施工コストを増加させることなく、誰でも簡単に建物天井を施工することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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