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公開番号2025044631
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-02
出願番号2023152325
出願日2023-09-20
発明の名称蓄冷材粒子、蓄冷材粒子群、蓄冷器、冷凍機、クライオポンプ、超電導磁石、核磁気共鳴イメージング装置、核磁気共鳴装置、磁界印加式単結晶引上げ装置、及び、ヘリウム再凝縮装置
出願人株式会社東芝,東芝マテリアル株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C09K 5/14 20060101AFI20250326BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】比熱特性に優れた蓄冷材粒子を提供する。
【解決手段】実施形態の蓄冷材粒子は、イットリウム(Y)、ランタン(La)、セリウム(Ce)、プラセオジム(Pr)、ネオジム(Nd)、サマリウム(Sm)、ユウロピウム(Eu)、ガドリニウム(Gd)、テルビウム(Tb)、ジスプロシウム(Dy)、ホルミウム(Ho)、エルビウム(Er)、ツリウム(Tm)、イッテルビウム(Yb)、及びルテチウム(Lu)からなる群から選ばれる少なくとも一つの第1の元素と、ニッケル(Ni)と、シリコン(Si)及びゲルマニウム(Ge)からなる群から選ばれる少なくとも一つの第2の元素と、SmNiGe3型結晶相と、CeNiSi2型結晶相とCaF2型結晶相の少なくともいずれか一方と、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
イットリウム(Y)、ランタン(La)、セリウム(Ce)、プラセオジム(Pr)、ネオジム(Nd)、プロメチウム(Pm)、サマリウム(Sm)、ユウロピウム(Eu)、ガドリニウム(Gd)、テルビウム(Tb)、ジスプロシウム(Dy)、ホルミウム(Ho)、エルビウム(Er)、ツリウム(Tm)、イッテルビウム(Yb)、及びルテチウム(Lu)からなる群から選ばれる少なくとも一つの第1の元素と、
ニッケル(Ni)と、
シリコン(Si)及びゲルマニウム(Ge)からなる群から選ばれる少なくとも一つの第2の元素と、
SmNiGe

型結晶相と、
CeNiSi

型結晶相とCaF

型結晶相の少なくともいずれか一方と、を含む、蓄冷材粒子。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
粉末X線回折法で得られるSmNiGe

型結晶相の(131)面に対応するピークのピーク強度を第1のピーク強度(Ia)、
粉末X線回折法で得られるCeNiSi

型結晶相の(131)面に対応するピークのピーク強度を第2のピーク強度(Ib)、
粉末X線回折法で得られるCaF

型結晶相の(111)面に対応するピークのピーク強度を第3のピーク強度(Ic)、とした場合に、
前記第2のピーク強度と前記第3のピーク強度の和の前記第1のピーク強度に対する割合((Ib+Ic)/Ia)が0.01以上0.3以下である、請求項1記載の蓄冷材粒子。
【請求項3】
イットリウム(Y)、ランタン(La)、セリウム(Ce)、プラセオジム(Pr)、ネオジム(Nd)、プロメチウム(Pm)、サマリウム(Sm)、ユウロピウム(Eu)、ガドリニウム(Gd)、テルビウム(Tb)、ジスプロシウム(Dy)、ホルミウム(Ho)、エルビウム(Er)、ツリウム(Tm)、イッテルビウム(Yb)、及びルテチウム(Lu)からなる群から選ばれる少なくとも一つの第1の元素と、
ニッケル(Ni)と、
シリコン(Si)及びゲルマニウム(Ge)からなる群から選ばれる少なくとも一つの第2の元素と、
SmNiGe

型結晶相と、
前記少なくとも一つの第2元素の原子濃度が70原子%より大きい第1の相と、を含む、蓄冷材粒子。
【請求項4】
断面における前記第1の相の面積割合が0.01%以上45%以下である、請求項3記載の蓄冷材粒子。
【請求項5】
投影像の周囲長さをLとし、前記投影像の実面積をAとしたとき、4πA/L

で表される円形度Rが0.5より大きい、請求項1又は請求項3記載の蓄冷材粒子。
【請求項6】
粒径が50μm以上3mm以下である、請求項1又は請求項3記載の蓄冷材粒子。
【請求項7】
25K以下の温度範囲における体積比熱の最大値が0.38J/(cm

・K)以上である、請求項1又は請求項3記載の蓄冷材粒子。
【請求項8】
請求項1又は請求項3記載の蓄冷材粒子を90%以上含む、蓄冷材粒子群。
【請求項9】
請求項1又は請求項3記載の蓄冷材粒子が複数個、充填された、蓄冷器。
【請求項10】
請求項9記載の蓄冷器を備えた、冷凍機。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、蓄冷材粒子、蓄冷材粒子群、蓄冷器、冷凍機、クライオポンプ、超電導磁石、核磁気共鳴イメージング装置、核磁気共鳴装置、磁界印加式単結晶引上げ装置、及び、ヘリウム再凝縮装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、超電導技術の発展は著しく、超電導技術の応用分野が拡大するに伴って小型で高性能の極低温冷凍機の開発が不可欠になってきている。極低温冷凍機は、軽量かつ小型で熱効率の高いことが要求される。極低温冷凍機は、種々の応用分野において実用化が進められている。
【0003】
極低温冷凍機は、複数の蓄冷材粒子を充填した蓄冷器を備える。例えば、蓄冷材粒子と、蓄冷器の中を通るヘリウムガスとの間で熱交換を行うことにより、寒冷を発生させる。
【0004】
蓄冷材粒子の一例として、希土類元素及び金属を含む磁性蓄冷材粒子がある。希土類元素及び金属を含む磁性蓄冷材粒子として、例えば、HoCu

がある。極低温冷凍機の性能を向上させるため、比熱特性に優れた蓄冷材粒子の実現が期待される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2022/224783号
【非特許文献】
【0006】
Fabiana R.Arantes et al.,“Structure,magnetism,and transport of single-crystalline RNiSi3(R=Y,Gd-Tm,Lu)”,Physical Review Materials 2,044402(2018)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明が解決しようとする課題は、比熱特性に優れた蓄冷材粒子を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
実施形態の蓄冷材粒子は、イットリウム(Y)、ランタン(La)、セリウム(Ce)、プラセオジム(Pr)、ネオジム(Nd)、プロメチウム(Pm)、サマリウム(Sm)、ユウロピウム(Eu)、ガドリニウム(Gd)、テルビウム(Tb)、ジスプロシウム(Dy)、ホルミウム(Ho)、エルビウム(Er)、ツリウム(Tm)、イッテルビウム(Yb)、及びルテチウム(Lu)からなる群から選ばれる少なくとも一つの第1の元素と、ニッケル(Ni)と、シリコン(Si)及びゲルマニウム(Ge)からなる群から選ばれる少なくとも一つの第2の元素と、SmNiGe

型結晶相と、CeNiSi

型結晶相とCaF

型結晶相の少なくともいずれか一方と、を含む。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1の実施形態の蓄冷材粒子の模式断面図。
第2の実施形態の蓄冷材粒子の模式断面図。
第2の実施形態の変形例の蓄冷材粒子の模式断面図
第4の実施形態の冷凍機の要部構成を示す模式断面図。
第5の実施形態のクライオポンプの概略構成を示す断面図。
第6の実施形態の超電導磁石の概略構成を示す斜視図。
第7の実施形態の核磁気共鳴イメージング装置の概略構成を示す断面図。
第8の実施形態の核磁気共鳴装置の概略構成を示す断面図。
第9の実施形態の磁界印加式単結晶引上げ装置の概略構成を示す斜視図。
第10の実施形態のヘリウム再凝縮装置の概略構成を示す模式図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態を説明する。なお、以下の説明では、同一又は類似の部材などには同一の符号を付し、一度説明した部材などについては適宜その説明を省略する場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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