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公開番号
2025027933
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-28
出願番号
2023189779
出願日
2023-11-07
発明の名称
ディスポーザ
出願人
株式会社フロム工業
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B02C
18/00 20060101AFI20250220BHJP(破砕,または粉砕;製粉のための穀粒の前処理)
要約
【課題】スラリーに含まれる微細な固体成分の生成が抑制されるディスポーザを提供する。
【解決手段】ディスポーザ1は、上部ケーシング及び下部ケーシング5と、下部ケーシング5の内部に配置された回転円板9と、回転円板9に対して揺動自在に軸支されたスィングハンマー10と、下部ケーシング5の内部に固定されて回転円板9の周囲を取り囲む固定歯11と、を備えて、外部から下部ケーシング5の内部に投入されて、回転円板9の上に落下した厨芥を粉砕して、下部ケーシング5の外部に排出する。そして、ディスポーザ1は、回転円板9の外縁と下部ケーシング5の内面との間に間隙Gを備える。スィングハンマー10が下部ケーシング5に向かって振り出された状態において、スィングハンマー10の先端は、回転円板9の外縁を越えて、下部ケーシング5の内面に接近する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
ケーシングと、
前記ケーシングの内部に配置された回転円板と、
前記回転円板に対して揺動自在に軸支されたスィングハンマーと、
前記ケーシングの内部に固定されて前記回転円板の周囲を取り囲む固定歯と、を備えて、
外部から前記ケーシングの内部に投入されて、前記回転円板の上に落下した厨芥を粉砕して、前記ケーシングの外部に排出するディスポーザにおいて、
前記回転円板の外縁と前記ケーシングの内面との間に間隙を備えるとともに、前記スィングハンマーの自由端が前記ケーシングに向かって振り出された状態において、前記スィングハンマーの自由端は前記回転円板の外縁を越えて、前記ケーシングの内面に接近する、
ディスポーザ。
続きを表示(約 840 文字)
【請求項2】
前記回転円板の外縁と前記ケーシングの内面との間の間隙の大きさは、5mmから9mmの間にある、
請求項1に記載のディスポーザ。
【請求項3】
前記回転円板の回転中心を円の中心とする円周上に配列されて、前記回転円板に穿設された複数個のバイパス孔を備える、
請求項1に記載のディスポーザ。
【請求項4】
前記回転円板の回転中心を円の中心とする円周上に配列された複数個の前記バイパス孔の組を複数組備えるとともに、
前記バイパス孔の組が同心円状に配列されている、
請求項3に記載のディスポーザ。
【請求項5】
前記バイパス孔は、当該バイパス孔を含む複数個の前記バイパス孔が配列される円周に沿って湾曲する長孔である、
請求項3に記載のディスポーザ。
【請求項6】
前記バイパス孔は、当該バイパス孔の中心を通る前記回転円板の半径に対して直交する方向を長手方向とする長孔である、
請求項3に記載のディスポーザ。
【請求項7】
前記回転円板の正方向の回転と逆方向の回転を交互に繰り返させる制御手段を備える、
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のディスポーザ。
【請求項8】
前記制御手段は、前記回転円板の正方向の回転と逆方向の回転を交互に繰り返させた後に、前記回転円板を一定方向に回転させる、
請求項7に記載のディスポーザ。
【請求項9】
前記回転円板の低速回転と高速回転を交互に繰り返させる制御手段を備える、
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のディスポーザ。
【請求項10】
前記制御手段は、
前記回転円板を高速回転させる際の回転速度を、高速回転を繰り返す度に段階的に大きくする、
請求項9に記載のディスポーザ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、厨芥を粉砕してスラリーを生成するディスポーザに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
ディスポーザは、厨房等で発生する厨芥を粉砕して水と混合して、スラリーを生成する装置である。例えば、特許文献1に記載されているように、一般的なディスポーザは、ケーシングの内部に配置されて電動機で回転駆動される回転円板と、ケーシングの内部に固定されて回転円板の周囲を取り囲む固定歯を備えている。そして、回転円板の上面にスウィングハンマを備えている(特許文献1の図2)。シンクからケーシングの内部に投入されて、回転円板の上に落下した厨芥は、スウィングハンマと固定歯の間に挟まれて、粉砕される。粉砕された厨芥は、水と混合されて、スラリーになって、ケーシングの外に排出される。
【0003】
ディスポーザを厨房等に設置すれば、厨芥が発生する度に、厨芥を下水道に速やかに排出することができるので、厨房等を清潔に保つことができる。しかしながら、日本の一部の自治体においては、ディスポーザで生成されるスラリーを公共下水道に直接放流すると、下水道管が詰まったり滞留物が腐敗したりして悪臭を放つほか、下水処理にも支障をきたす可能性があるとの理由で、スラリーを公共下水道に直接放流することを認めていない所がある。かかる自治体においては、ディスポーザから排出されるスラリーを含む排水から、固形物を分離除去して、その後に、下水道に流す排水処理装置の設置が求められている。
【0004】
例えば、特許文献2には、ディスポーザから排出されるスラリーを含む排水を固体成分と液体成分に分離する固液分離装置と、固液分離装置において排水から分離された固体成分を処理するコンポスト化装置と、固液分離装置において排水から分離された液体成分を処理する排水処理槽と、を備える排水処理装置が開示されている。また、特許文献2に記載の排水処理装置は、排水処理槽で処理された液体成分に残留する微細な固体成分を沈殿させる沈殿分離槽を備えていて、沈殿分離槽に沈殿した微細な固体成分を含むスラリーは、再度、固液分離装置に送られる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-131075号公報
特開2002-18472号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本来、ディスポーザにおいては、厨芥を細かく粉砕して、スラリーに含まれる固形物の平均粒径を小さくすることが求められる。固形物の平均粒径を小さくすれば、スラリーの流動性が向上するからである。そして、スラリーの流動性が向上すれば、ディスポーザの下流にある排水管あるいは排水管のさらに下流にある下水道の詰まりの発生が抑制されるからである。
【0007】
しかしながら、ディスポーザの下流に固液分離装置を含む排水処理装置を備える場合に、スラリーに含まれる固形物の平均粒径を必要以上に小さくすると、固液分離装置のフィルタをすり抜ける固体成分の量が増加すると言う問題がある。例えば、特許文献2に記載の排水処理装置に流入するスラリーに含まれる固形物の平均粒径を必要以上に小さくすると、固液分離装置のフィルタをすり抜けて、液体成分とともに排水処理槽に流れる微細な固体成分の量が増える。排水処理槽に流れた微細な固体成分は沈殿分離槽に集められて、再度、固液分離装置に送られるが、元々の粒径が小さいので、その多くは固液分離装置のフィルタをすり抜けて、液体成分とともに再度、排水処理槽に流れる。その結果、沈殿分離槽に滞留する微細な固体成分の量が増えると言う問題が生じる。そのため、沈殿分離槽を頻繁に清掃して微細な固体成分を除去する必要があるので、メンテナンスの手間とコストが嵩むと言う問題が生じる。
【0008】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、スラリーに含まれる微細な固体成分の生成が抑制されるディスポーザを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係るディスポーザは、ケーシングと、ケーシングの内部に配置された回転円板と、回転円板に対して揺動自在に軸支されたスィングハンマーと、ケーシングの内部に固定されて回転円板の周囲を取り囲む固定歯と、を備えて、外部からケーシングの内部に投入されて、回転円板の上に落下した厨芥を粉砕して、ケーシングの外部に排出する。そして、本発明に係るディスポーザは、回転円板の外縁とケーシングの内面との間に間隙を備える。さらに、スィングハンマーの自由端がケーシングに向かって振り出された状態において、スィングハンマーの自由端は回転円板の外縁を越えて、ケーシングの内面に接近する。
【0010】
回転円板の外縁とケーシングの内面との間の間隙の大きさは、5mmから9mmの間であっても良い。
(【0011】以降は省略されています)
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