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公開番号2025019197
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2024203533,2021001780
出願日2024-11-21,2021-01-08
発明の名称炊飯の前処理方法、および炊飯の前処理システム
出願人株式会社中西製作所
代理人
主分類B02B 1/04 20060101AFI20250130BHJP(破砕,または粉砕;製粉のための穀粒の前処理)
要約【課題】浸漬タンクに付着する米ぬかを少なくすることにより、浸漬タンクを清潔に使用することのできる炊飯の前処理方法、および炊飯の前処理システムを提供することを目的とする。
【解決手段】所定量の浸漬水W4を貯水し、洗米した精白米粒である既洗米粒を前記浸漬水で浸漬して浸漬米粒とする浸漬タンク61と、略鉛直方向に延在し前記既洗米粒を前記浸漬水へと落下流動させる流動管46とを備え、前記流動管の開口を前記浸漬水の水面よりも下方に位置させて前記流動管内に前記浸漬水の水面を形成し、前記流動管内を落下流動させた前記既洗米粒を前記流動管の内部に形成した前記浸漬水の水面へと着水させることを特徴とする炊飯の前処理システム10としたものである。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
精白米粒を洗米して既洗米粒とし、
前記既洗米粒を浸漬水を貯水した浸漬タンクへと落下流動させて、前記浸漬水に前記既洗米粒を浸漬することで浸漬米粒とする浸漬ステップを含み、
前記浸漬ステップでは、
略鉛直方向に延在する流動管の開口を前記浸漬水の水面よりも下方に位置させて前記流動管内に前記浸漬水の水面を形成し、
前記流動管内を落下流動させた前記既洗米粒を前記流動管の内部に形成した前記浸漬水の水面へと着水させる
ことを特徴とする炊飯の前処理方法。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
浸漬ステップでは、
浸漬タンクの壁面の内側と板状の区画部材とにより浸漬水の水面を区画した領域である区画域内にて、流動管内を落下流動させた既洗米粒を前記流動管の内部に形成した前記浸漬水の水面へと着水させる
ことを特徴とする請求項1に記載の炊飯の前処理方法。
【請求項3】
精白米粒を洗米して既洗米粒とし、
前記既洗米粒を浸漬水を貯水した浸漬タンクへと落下流動させて、前記浸漬水に前記既洗米粒を浸漬することで浸漬米粒とする浸漬ステップを含み、
前記浸漬ステップでは、
前記浸漬タンクの壁面の内側と板状の区画部材とにより前記浸漬水の水面を区画した領域である区画域内にて、落下流動させた前記既洗米粒を前記浸漬水の水面へと着水させる
ことを特徴とする炊飯の前処理方法。
【請求項4】
浸漬ステップでは、
略鉛直方向に延在する流動管の開口を浸漬水の水面よりも下方に位置させて前記流動管内に前記浸漬水の水面を形成し、
区画域内にて、前記流動管内を落下流動させた既洗米粒を前記流動管の内部に形成した前記浸漬水の水面へと着水させる
ことを特徴とする請求項3に記載の炊飯の前処理方法。
【請求項5】
精白米粒を洗米した既洗米粒の流動する方向を複数回変更することにより前記既洗米粒が流動するときの運動エネルギーを減少させ、
前記運動エネルギーを減少させた既洗米粒を浸漬水に着水させる
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の炊飯の前処理方法。
【請求項6】
所定量の浸漬水を貯水し、洗米した精白米粒である既洗米粒を前記浸漬水で浸漬して浸漬米粒とする浸漬タンクと、
略鉛直方向に延在し前記既洗米粒を前記浸漬水へと落下流動させる流動管と、
を備え、
前記流動管の開口を前記浸漬水の水面よりも下方に位置させて前記流動管内に前記浸漬水の水面を形成し、
前記流動管内を落下流動させた前記既洗米粒を前記流動管の内部に形成した前記浸漬水の水面へと着水させる
ことを特徴とする炊飯の前処理システム。
【請求項7】
浸漬水の水面に浮かぶ米ぬか泡を区画する板状の区画部材をさらに備え、
前記浸漬水の水面に、浸漬タンクの壁面の内側と、前記区画部材と、により区画した領域である区画域を形成し、
前記区画域内にて、流動管内を落下流動させた既洗米粒を前記流動管の内部に形成した前記浸漬水の水面へと着水させる
ことを特徴とする請求項6に記載の炊飯の前処理システム。
【請求項8】
所定量の浸漬水を貯水し、洗米した精白米粒である既洗米粒を前記浸漬水で浸漬して浸漬米粒とする浸漬タンクと、
前記浸漬水の水面に浮かぶ米ぬか泡を区画する板状の区画部材と、
を備え、
前記浸漬水の水面に、前記浸漬タンクの壁面の内側と、前記区画部材と、により区画した領域である区画域を形成し、
落下流動させた前記既洗米粒を前記区画域内の浸漬水の水面へと着水させる
ことを特徴とする炊飯の前処理システム。
【請求項9】
略鉛直方向に延在し既洗米粒を浸漬水へと落下流動させる流動管をさらに備え、
前記流動管の開口を前記浸漬水の水面よりも下方に位置させて前記流動管内に前記浸漬水の水面を形成し、
区画域内にて、前記流動管内を落下流動させた前記既洗米粒を前記流動管の内部に形成した前記浸漬水の水面へと着水させる
ことを特徴とする請求項8に記載の炊飯の前処理システム。
【請求項10】
浸漬タンクに貯留した浸漬米粒の稜線の部分にある前記浸漬米粒の質量が区画部材にかかったとき、前記区画部材の少なくとも一部が前記浸漬タンクの外側に向けて回動する構成とした
ことを特徴とする請求項7~9のいずれか一項に記載の炊飯の前処理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、特に学校、病院等の給食、大規模食品業界のように、比較的大量にご飯を必要とする場合における炊飯の前処理方法、および炊飯の前処理システムに関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
比較的大量に洗米して炊飯を行う場合において、精白米粒を洗米した既洗米粒を浸漬水を貯水した浸漬タンクに貯留して浸漬水により浸漬することで、浸漬水を吸水させた浸漬米粒とする仕組みの炊飯の前処理システムが使用されることが多い。
【0003】
特許文献1には、配管に設けた洗米手段に送米水とともに精白米粒を流動させることで既洗米粒とし、送米水と既洗米粒の混合流体をメッシュ網より構成された傾斜板へと供給することにより、混合流体から既洗米粒を分離して、分離した既洗米粒を浸漬水が貯水された浸漬タンクへと落下流動させて、既洗米粒を浸漬水で浸漬する洗米装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-37776号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の洗米装置では、混合流体から分離した既洗米粒には、洗米手段で精白米粒から剥離させた米ぬかの混じる送米水が付着しており、その米ぬかの混じる送米水が付着したままの既洗米粒が浸漬タンクに貯水した浸漬水へと落下流動する。
【0006】
既洗米粒が大量に浸漬タンクへと送米されることにより、米ぬかの混じる送米水が付着したままの既洗米粒が浸漬タンクへと落下流動し、浸漬タンクに貯水した浸漬水の水面に米ぬか泡が大量に発生する。浸漬タンクは、浸漬水をオーバーフローさせて浸漬水の水面に浮かぶ米ぬか泡とともに排出する構成となっているが、オーバーフローさせるためのパイプ付近の米ぬか泡が排出されるだけで、浸漬水の水面に浮かぶ米ぬか泡を積極的に排出する構成とはなっていない。そのため、発生した米ぬか泡は水面に広がって浸漬タンクの壁面に付着して乾き、装置を清潔に使用することが困難になるという課題があった。
【0007】
本発明は前記従来の課題を解決するもので、浸漬タンクに付着する米ぬかを少なくすることにより、浸漬タンクを清潔に使用することのできる炊飯の前処理方法、および炊飯の前処理システムを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の炊飯の前処理方法は、
精白米粒を洗米して既洗米粒とし、
前記既洗米粒を浸漬水を貯水した浸漬タンクへと落下流動させて、前記浸漬水に前記既洗米粒を浸漬することで浸漬米粒とする浸漬ステップを含み、
前記浸漬ステップでは、
略鉛直方向に延在する流動管の開口を前記浸漬水の水面よりも下方に位置させて前記流動管内に前記浸漬水の水面を形成し、
前記流動管内を落下流動させた前記既洗米粒を前記流動管の内部に形成した前記浸漬水の水面へと着水させる
ことを特徴とするものである。
【0009】
また、本発明の炊飯の前処理方法は、
精白米粒を洗米して既洗米粒とし、
前記既洗米粒を浸漬水を貯水した浸漬タンクへと落下流動させて、前記浸漬水に前記既洗米粒を浸漬することで浸漬米粒とする浸漬ステップを含み、
前記浸漬ステップでは、
前記浸漬タンクの壁面の内側と板状の区画部材とにより前記浸漬水の水面を区画した領域である区画域内にて、落下流動させた前記既洗米粒を前記浸漬水の水面へと着水させる
ことを特徴とするものである。
【0010】
本発明の炊飯の前処理システムは、
所定量の浸漬水を貯水し、洗米した精白米粒である既洗米粒を前記浸漬水で浸漬して浸漬米粒とする浸漬タンクと、
略鉛直方向に延在し前記既洗米粒を前記浸漬水へと落下流動させる流動管と、
を備え、
前記流動管の開口を前記浸漬水の水面よりも下方に位置させて前記流動管内に前記浸漬水の水面を形成し、
前記流動管内を落下流動させた前記既洗米粒を前記流動管の内部に形成した前記浸漬水の水面へと着水させる
ことを特徴とするものである。
(【0011】以降は省略されています)

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