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公開番号
2025027237
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-27
出願番号
2023131874
出願日
2023-08-14
発明の名称
SiCエピタキシャルウェハおよびSiCエピタキシャルウェハの製造方法
出願人
株式会社レゾナック
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C30B
29/36 20060101AFI20250219BHJP(結晶成長)
要約
【課題】エピクラウンの成長が抑制されたSiCエピタキシャル膜を有し、かつSiCエピタキシャル膜の外縁部に三角欠陥が存在せず、SiCエピタキシャルウェハの加工時に割れが生じにくいSiCエピタキシャルウェハ、およびその製造方法を提供する。
【解決手段】SiC単結晶基板Wの主面Wa上にSiCエピタキシャル膜Eを有し、オリエンテーションフラットOFまたはノッチが設けられ、オリエンテーションフラットOFの長さ中心またはノッチの溝底と交差するウェハ直径上の位置において、SiCエピタキシャル膜Eの外周部に存在するエピクラウンEcのSiCエピタキシャル膜Eの水準面に対する高さhが、ウェハ中央CのSiCエピタキシャル膜Eの膜厚の30%以下であり、SiCエピタキシャル膜Eは、エッジ11からウェハ中心方向に1mm未満の領域に三角欠陥がない、SiCエピタキシャルウェハ1とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
SiC単結晶基板の主面上にSiCエピタキシャル膜を有するSiCエピタキシャルウェハであり、
オリエンテーションフラットまたはノッチが設けられ、
前記オリエンテーションフラットの長さ中心または前記ノッチの溝底と交差するウェハ直径上の位置において、前記SiCエピタキシャル膜の外周部に存在するエピクラウンのSiCエピタキシャル膜の水準面に対する高さが、ウェハ中央のSiCエピタキシャル膜の膜厚の30%以下であり、
前記SiCエピタキシャル膜は、エッジからウェハ中心方向に1mm未満の領域に三角欠陥がない、SiCエピタキシャルウェハ。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記SiCエピタキシャル膜は、エッジからウェハ中心方向に2mm~3mmの領域に三角欠陥がない、請求項1に記載のSiCエピタキシャルウェハ。
【請求項3】
前記SiCエピタキシャル膜は、エッジからウェハ中心方向に3mm以下の領域に三角欠陥がない、請求項1に記載のSiCエピタキシャルウェハ。
【請求項4】
前記SiCエピタキシャル膜は、エッジからウェハ中心方向に1mmの位置における窒素濃度が、ウェハ中央の窒素濃度の108%以下である、請求項1~請求項3のいずれか一項に記載のSiCエピタキシャルウェハ。
【請求項5】
SiC単結晶基板の主面上にSiCエピタキシャル膜を成長させるSiCエピタキシャルウェハの製造方法であって、
SiC単結晶基板が載置されるウェハ載置面と、前記SiC単結晶基板の周囲を囲むように起立する環状の壁面を有するウェハ支持部とを有し、環状の壁面の高さの寸法が、SiC単結晶基板の厚み寸法超であるウェハ支持台を有する化学気相成長装置を用いて、化学気相成長法によって前記SiCエピタキシャル膜を成長させる成膜工程を有し、
前記成膜工程は、前記ウェハ載置面に対して前記SiC単結晶基板の主面が傾斜面となるように設置し、平面視で前記ウェハ支持部の環状の壁面の外側に前記SiC単結晶基板の一部を配置する基板設置工程と、
前記SiC単結晶基板を昇温させながら前記ウェハ支持台を回転させることにより、前記SiC単結晶基板の温度がエピタキシャル成長温度に達する前に、前記SiC単結晶基板全体を前記ウェハ支持部の環状の壁面の内側に収容し、前記SiC単結晶基板の外周端部の外側から前記SiC単結晶基板上に原料ガスを含むガスを供給するエピ成長工程とを有する、SiCエピタキシャルウェハの製造方法。
【請求項6】
前記ウェハ支持部の環状の壁面の外側に、前記SiC単結晶基板のオリエンテーションフラットを設置する、請求項5に記載のSiCエピタキシャルウェハの製造方法。
【請求項7】
平面視で前記ウェハ支持部の環状の壁面の外側に設置する前記SiC単結晶基板の前記主面と反対側の面の面積が、前記SiC単結晶基板の面積の0.01%~10%である、請求項5または請求項6に記載のSiCエピタキシャルウェハの製造方法。
【請求項8】
前記ウェハ支持台として、前記ウェハ載置面の前記SiC単結晶基板との対向面と、前記ウェハ支持部の表面のうち、一方または両方の少なくとも一部が黒鉛からなるものを用い、
前記SiC単結晶基板上に、シランとプロパンとを含む原料ガスとともに窒素を含むガスを供給する、請求項5に記載のSiCエピタキシャルウェハの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、SiCエピタキシャルウェハおよびSiCエピタキシャルウェハの製造方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、半導体デバイスの製造には、エピタキシャルウェハが用いられている。炭化珪素(SiC)は、シリコン(Si)と比較して絶縁破壊電界強度が10倍大きく、バンドギャップが3倍大きい。また、炭化珪素(SiC)は、シリコン(Si)と比較して熱伝導率が3倍程度高い。これらのことから、SiCエピタキシャルウェハは、パワーデバイス、高周波デバイス、高温動作デバイスなどの半導体デバイスに用いられるようになってきている。また、近年、デバイスの生産効率を向上させるために、SiCエピタキシャルウェハの大口径化が進められている。
【0003】
通常、SiCエピタキシャルウェハは、SiC単結晶基板上に、SiCパワー半導体デバイスの活性領域となるSiCエピタキシャル膜を、化学的気相成長(Chemical Vapor Deposition:CVD)法を用いて形成する方法により、製造されている。
【0004】
特許文献1には、第1主面を有する炭化珪素単結晶基板と、第1主面上の炭化珪素層とを備え、炭化珪素層は、炭化珪素単結晶基板と接する面と反対側の第2主面を含み、第2主面は、第2主面の外縁から3mm以内の外周領域と、外周領域に取り囲まれた中央領域とを有する炭化珪素エピタキシャル基板が記載されている。また、特許文献1には、中央領域を一辺が6mmの正方領域に区分した場合において、全ての前記正方領域の数に対する、ダウンフォール欠陥および三角欠陥の少なくともいずれかがある前記正方領域の数の比率は、10%以下であることが記載されている。また、特許文献1の図54および図55には、サンプル7およびサンプル9の第2主面における三角欠陥の面内分布を示すマップが記載されている。特許文献1の表3には、サンプル7およびサンプル9の基板直径が150mmであることが記載され、段落(0180)には、欠陥が測定された領域の面積は約170cm
2
であることが記載されている。
【0005】
特許文献2には、SiC単結晶基板におけるステップフロー成長の起点側の外周端部から1mmまでの領域を、ステップフロー成長の起点側のウェハの半周に渡って外周に沿って計測した端部欠陥の個数をウェハの外周の長さで割った値が30個/m以内であり、端部欠陥は、ステップフロー成長の起点側の外周端部に、周辺の面と異なる平坦面が直線上に存在する形状の凹凸として観察されるものであるSiCエピタキシャルウェハが記載されている。また、特許文献2には、端部欠陥が、特許文献2の図5に示されるひび割れ状の形状を有していることが記載されている。
【0006】
特許文献3には、上面に基板が載置されるウェハ載置面と、載置されるウェハの周囲を囲むように起立するウェハ支持部とを有し、ウェハ支持部の反応空間側の上面の最もウェハ載置面から遠い部分から、ウェハ載置面に載置されるウェハの主面までの高さが1mm以上であるウェハ支持台が記載されている。特許文献3には、このウェハ支持台を有する化学気相成長装置を用いて作製されてなり、ウェハの主面上にエピタキシャル膜を有し、前記エピタキシャル膜のウェハ周辺部に形成されるエピクラウンのエピタキシャル膜の水準面に対する高さが、ウェハ中央のエピタキシャル膜の膜厚の30%以内であるエピタキシャルウェハが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特許第6969628号公報
特許第6481790号公報
特開2016-111043号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
SiCエピタキシャルウェハの外周部には、エッジからの距離で表されるエッジエクスクルージョンがある。エッジエクスクルージョンの外側は、性能の劣る領域であり、デバイスなどの製品に使用しない無効領域である。このため、エッジエクスクルージョンの外側は、一般に、SiCエピタキシャルウェハを評価する場合に検査対象外とされる。
【0009】
近年、エッジエクスクルージョンを小さくして、SiCエピタキシャルウェハの有効面積を増やすことが要求されている。エッジエクスクルージョンを小さくして有効面積を増やす効果は、大口径のSiCエピタキシャルウェハであるほど、顕著となる。このため、大口径のSiCエピタキシャルウェハでは、エッジエクスクルージョンを小さくすることが、強く望まれている。
【0010】
また、通常、SiC単結晶基板上に、化学的気相成長(CVD)法を用いてSiCエピタキシャル膜を成長させると、中心部と外周部との結晶成長速度の差によって、外周部に中心部よりも厚いSiCエピタキシャル膜からなるエピクラウンが略環状に形成される。エピクラウンは、SiCエピタキシャルウェハの搬送時に折れて表面を傷つけたり、SiCエピタキシャルウェハの加工時に割れの原因となったりする。このため、エピクラウンを形成しているSiCエピタキシャル膜の厚みと、SiCエピタキシャル膜の中心部の厚みとの差が少ないSiCエピタキシャルウェハが望まれている。
(【0011】以降は省略されています)
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