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公開番号
2025023689
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-17
出願番号
2023128039
出願日
2023-08-04
発明の名称
コンピュータプログラム、大規模言語モデルの生成方法、情報処理方法及び情報処理装置
出願人
国立大学法人大阪大学
代理人
個人
,
個人
主分類
G16H
50/20 20180101AFI20250207BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約
【課題】医師による診療を補助するためのコンピュータプログラム、大規模言語モデルの生成方法、情報処理方法及び情報処理装置を提供する。
【解決手段】コンピュータプログラムは、急性期医療に関するプロンプト、及び急性期にある患者に関する診療情報を取得し、急性期医療に関する診療ガイドラインを含むデータを用いる大規模言語モデルから、取得した前記プロンプト及び前記診療情報に応じた急性期医療に関する文章を取得し、取得した前記文章を出力する処理をコンピュータに実行させる。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
急性期医療に関するプロンプト、及び急性期にある患者に関する診療情報を取得し、
急性期医療に関する診療ガイドラインを含むデータを用いる大規模言語モデルから、取得した前記プロンプト及び前記診療情報に応じた急性期医療に関する文章を取得し、
取得した前記文章を出力する
処理をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記プロンプトは、鑑別診断を要求するプロンプトであり、
前記診療情報は、前記患者に対する初療の記録を表した初療情報であり、
前記大規模言語モデルから取得した鑑別診断結果を含む文章を出力する
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1に記載のコンピュータプログラム。
【請求項3】
前記鑑別診断結果を出力した後に、前記鑑別診断結果に対する治療方針を要求するプロンプトに応じて、前記大規模言語モデルから、前記鑑別診断結果に対する治療方針を含む文章を取得し、
取得した前記鑑別診断結果に対する治療方針を含む文章を出力する
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項2に記載のコンピュータプログラム。
【請求項4】
前記プロンプトは、医療デバイスの設定を要求するプロンプトであり、
前記大規模言語モデルから取得した前記設定を含む文章を出力する
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1に記載のコンピュータプログラム。
【請求項5】
前記診療情報は、前記患者の時系列バイタルデータを含み、
前記プロンプトは、前記患者の時系列バイタルデータの予測値を要求するプロンプトであり、
前記大規模言語モデルから取得した前記予測値を含む文章を出力する
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1に記載のコンピュータプログラム。
【請求項6】
前記診療情報は、前記患者に関する医療画像を含む
ことを特徴とする請求項1に記載のコンピュータプログラム。
【請求項7】
前記診療情報は、前記患者の血液遺伝子シークエンス情報を含み、
前記プロンプトは、前記患者に関する治療方針を要求するプロンプトであり、
前記大規模言語モデルから取得した前記治療方針を含む文章を出力する
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1に記載のコンピュータプログラム。
【請求項8】
前記診療情報は、前記患者の血球RNAシークエンスをエンリッチメント解析した結果を含み、
前記プロンプトは、前記結果に応じた治療方針を要求するプロンプトであり、
前記大規模言語モデルから取得した前記治療方針を含む文章を出力する
ことを特徴とする請求項7に記載のコンピュータプログラム。
【請求項9】
前記診療情報は、前記患者の血球RNAシークエンスから判明した上方制御因子の情報を含み、
前記プロンプトは、前記上方制御因子の情報に応じた治療方針を要求するプロンプトであり、
前記大規模言語モデルから取得した前記治療方針を含む文章を出力する
ことを特徴とする請求項7に記載のコンピュータプログラム。
【請求項10】
前記データは、急性期医療に関する医師の指示簿を含む
ことを特徴とする請求項1に記載のコンピュータプログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、診療補助を行うためのコンピュータプログラム、大規模言語モデルの生成方法、情報処理方法及び情報処理装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
急性期とは、疾病や外傷により急性発症した疾患又は慢性疾患の急性増悪等によって不安定な状態にある患者の病態が、治療によりある程度安定した状態に至るまでの時期のことである。急性期にある患者に対して行われる診療を急性期診療という。急性期診療では、患者の症状に応じて診察及び検査が行われ、治療等の処置が行われる。従来、コンピュータを利用して医師を補助する技術が開発されている。特許文献1には、コンピュータを利用して医師を補助するための技術の例が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-170354号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
急性期診療では、医師は、診察又は検査の結果に基づいて、患者に対してどのような処置を行うべきかを迅速かつ正確に判断する必要がある。しかしながら、医師が迅速かつ正確に判断をするために検討又は参照しなければならない情報量は極めて多く、専門医であっても判断をするのは容易ではない。そこで、迅速かつ正確な判断を医師が再現性を持って行うことができるように、医師による診療を補助する技術が求められる。
【0005】
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、医師による診療を補助するためのコンピュータプログラム、大規模言語モデルの生成方法、情報処理方法及び情報処理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一形態に係るコンピュータプログラムは、急性期医療に関するプロンプト、及び急性期にある患者に関する診療情報を取得し、急性期医療に関する診療ガイドラインを含むデータを用いる大規模言語モデルから、取得した前記プロンプト及び前記診療情報に応じた急性期医療に関する文章を取得し、取得した前記文章を出力する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0007】
本発明の一形態に係る大規模言語モデルの生成方法は、急性期医療に関する診療ガイドラインを含む訓練データを取得し、前記訓練データに基づいて、急性期にある患者に関する診療情報を含む急性期医療に関するプロンプトを入力された場合に急性期医療に関する文章を出力する大規模言語モデルを生成することを特徴とする。
【0008】
本発明の一形態に係る情報処理方法は、急性期医療に関するプロンプト、及び急性期にある患者に関する診療情報を取得し、急性期医療に関する診療ガイドラインを含むデータを用いる大規模言語モデルから、取得した前記プロンプト及び前記診療情報に応じた急性期医療に関する文章を取得し、取得した前記文章を出力することを特徴とする。
【0009】
本発明の一形態に係る情報処理装置は、演算部を備え、前記演算部は、急性期医療に関するプロンプト、及び急性期にある患者に関する診療情報を取得し、急性期医療に関する診療ガイドラインを含むデータを用いる大規模言語モデルから、取得した前記プロンプト及び前記診療情報に応じた急性期医療に関する文章を取得し、取得した前記文章を出力することを特徴とする。
【0010】
本発明の一形態においては、大規模言語モデルを用いて、急性期医療に関するプロンプト及び急性期にある患者に関する診療情報に応じた急性期医療に関する文章が取得され、出力される。出力される文章は、急性期医療に関する診療ガイドラインに準拠した内容となり、経験豊富な医師が作成したものと同等の適切な文章となる。出力された文章を参考にして医師が診療を行うことにより、診療の補助が行われる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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