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公開番号2024085470
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022199944
出願日2022-12-15
発明の名称遊技機
出願人株式会社平和
代理人個人
主分類A63F 7/02 20060101AFI20240620BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約【課題】コマンドの送信に関する新たな処理方法や制御方法を提供可能な遊技機を提供する。
【解決手段】遊技の進行を制御可能な第1の制御手段と、遊技価値の付与を制御可能な第2の制御手段と、進入領域への遊技球の進入を検出可能な検出手段と、を備え、前記検出を含む複数の付与条件のいずれかの成立に基づき遊技価値の付与、特別遊技を実行可能であり、特別遊技状態を含む複数の遊技状態のいずれかに滞在し得る遊技機において、第1の制御手段は、遊技状態を示す第1のコマンド及び付与される遊技価値を示す第2のコマンドを第2の制御手段に送信可能であり、第2の制御手段は、第1のコマンド及び第2のコマンドに基づき特定値を算出可能であり、第1の制御手段は、前記検出がなされると、特別遊技状態を示す第1のコマンドを送信した後に、付与される遊技価値を示す第2のコマンドを送信するようにする。
【選択図】図21
特許請求の範囲【請求項1】
遊技の進行を制御可能な第1の制御手段と、
前記第1の制御手段と通信可能に接続され、遊技に用いる遊技価値の付与を制御可能な第2の制御手段と、
所定の進入領域への遊技球の進入を検出可能な検出手段と、を備え、
前記検出手段による検出を含む複数の付与条件のいずれかの成立に基づき、遊技価値を付与可能であり、
少なくとも前記検出手段による検出に基づき、遊技者に有利な特別遊技を実行可能であり、
遊技の進行中に、前記特別遊技が実行される特別遊技状態を含む複数の遊技状態のいずれかに滞在し得る遊技機であって、
前記第1の制御手段は、滞在する遊技状態を示す第1のコマンド及び前記付与条件の成立に基づき付与される遊技価値を示す第2のコマンドを、前記第2の制御手段に送信可能であり、
前記第2の制御手段は、前記第1の制御手段から受信した前記第1のコマンド及び前記第2のコマンドに基づき、特定の遊技状態において付与された遊技価値に関する特定値を算出可能であり、
前記第1の制御手段は、前記検出手段による検出がなされると、前記特別遊技状態を示す前記第1のコマンドを前記第2の制御手段に送信した後に、前記検出に基づき付与される遊技価値を示す前記第2のコマンドを前記第2の制御手段に送信することを特徴とする遊技機。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
前記第1の制御手段は、遊技機の外部へ出力可能であり、かつ遊技の進行状況や前記遊技状態を示す試験信号を生成可能な試験信号制御手段を備え、
所定の算出開始時点からの付与に係る遊技価値の量、及び、遊技に用いられた遊技価値の量の差である差分量が特定量に到達したことに基づき、遊技の進行が不可となる遊技不可状態を設定可能であり、
前記試験信号の生成中に前記遊技不可状態が設定されると、当該遊技不可状態の設定後に当該試験信号の生成を継続することを特徴とする請求項1記載の遊技機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技機に関する。
続きを表示(約 3,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種の遊技機として、遊技領域に設けられた始動入賞口に遊技球が入球することに基づいて抽選が行われるとともに、当該抽選により所定の抽選結果が導出された場合に、遊技球が入球可能な大入賞口が開放される小当たり遊技や特別遊技を実行可能なものが知られている。このような遊技機においては、始動入賞口や大入賞口への遊技球の入球に基づいて所定個数の賞球が払い出されるようになっている。
また、近年では、従来の遊技機と異なり、遊技者が所有する持ち球の数を各遊技機内で数値データとして管理すると共に、遊技球の貸し出しや賞球の払い出しを遊技者に対して直接行わずに遊技を行うことができるような新たな遊技機が考案されている(特許文献1及び2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-178978号公報
特開2022-117286号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のような遊技機においては、遊技の進行を制御する主制御基板、主制御基板と通信可能に接続され、数値データとして持ち球の管理や賞球の付与を制御する枠制御基板等が設けられており、主制御基板から枠制御基板へ種々のコマンドが送信されるようになっている。
遊技機の機能変化が進む近年においては、上記のように基板間で送信されるコマンドも多様化しており、適切にコマンドを送信するために、コマンドを送信するタイミングや送信順番等、コマンドの送信に関して、新たな処理方法や制御方法の登場が望まれていた。
【0005】
そこで、本発明は、上述した事情によりなされたものであり、コマンドの送信に関する新たな処理方法や制御方法を提供可能な遊技機の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した目的を達成するために、本発明は次のように構成されている。
【0007】
(1)本発明は、遊技の進行を制御可能な第1の制御手段と、前記第1の制御手段と通信可能に接続され、遊技に用いる遊技価値の付与を制御可能な第2の制御手段と、所定の進入領域への遊技球の進入を検出可能な検出手段と、を備え、前記検出手段による検出を含む複数の付与条件のいずれかの成立に基づき、遊技価値を付与可能であり、少なくとも前記検出手段による検出に基づき、遊技者に有利な特別遊技を実行可能であり、遊技の進行中に、前記特別遊技が実行される特別遊技状態を含む複数の遊技状態のいずれかに滞在し得る遊技機であって、前記第1の制御手段は、滞在する遊技状態を示す第1のコマンド及び前記付与条件の成立に基づき付与される遊技価値を示す第2のコマンドを、前記第2の制御手段に送信可能であり、前記第2の制御手段は、前記第1の制御手段から受信した前記第1のコマンド及び前記第2のコマンドに基づき、特定の遊技状態において付与された遊技価値に関する特定値を算出可能であり、前記第1の制御手段は、前記検出手段による検出がなされると、前記特別遊技状態を示す前記第1のコマンドを前記第2の制御手段に送信した後に、前記検出に基づき付与される遊技価値を示す前記第2のコマンドを前記第2の制御手段に送信することを特徴とする。
ここで、遊技価値とは、遊技球や遊技メダル等の物理的な遊技媒体の他、遊技媒体と同等の価値を有するデータであって、遊技媒体の数に相当する値が記憶される数値データを含む意味である。また、遊技価値を付与するとは、所定量の遊技球や遊技メダル等の遊技媒体の実際の払い出しを行う(物理的な遊技媒体の払い出しを実行する)ことの他、所定量を上述の数値データに加算することを含む意味である。
以上より、本発明に係る遊技機には、所定量の遊技球や遊技メダル等の遊技媒体の実際の払い出しを行う(物理的な遊技媒体の払い出しを実行する)ことで遊技価値を付与する遊技機の他、遊技媒体と同等の価値を有し遊技媒体の数に相当する値が記憶される数値データを備え、遊技媒体の払い出しを行う代わりに、所定量を上述の数値データに加算することで遊技価値を付与する遊技機が含まれる。
【0008】
(2)また、本発明に係る遊技機は、前記第1の制御手段は、遊技機の外部へ出力可能であり、かつ遊技の進行状況や前記遊技状態を示す試験信号を生成可能な試験信号制御手段を備え、所定の算出開始時点からの付与に係る遊技価値の量、及び、遊技に用いられた遊技価値の量の差である差分量が特定量に到達したことに基づき、遊技の進行が不可となる遊技不可状態を設定可能であり、前記試験信号の生成中に前記遊技不可状態が設定されると、当該遊技不可状態の設定後に当該試験信号の生成を継続するようにしてもよい。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、コマンドの送信に関する新たな処理方法や制御方法を提供可能な遊技機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
管理遊技機の外観斜視図である。
管理遊技機の外枠を開けた状態の外観斜視図である。
管理遊技機の遊技盤の正面概略図である。
管理遊技機の第2始動入賞口及び可動片の拡大図である。
管理遊技機のアタッカー装置内部の正面概略図である。
管理遊技機の下部ユニットの外観斜視図である。
管理遊技機の下部ユニットの外観斜視図である。
管理遊技機の遊技盤の裏面概略図である。
管理遊技機の主制御基板の外観斜視図である。
管理遊技機の枠制御基板の正面概略図である。
管理遊技機の電気的構成を示すブロック図である。
管理遊技機のリングバッファに格納されるコマンドの一例である。
管理遊技機のリングバッファに格納されるコマンドの一例である。
管理遊技機のリングバッファに格納されるコマンドの一例である。
管理遊技機のリングバッファに格納されるコマンドの一例である。
管理遊技機の枠制御管理エラー示唆テーブルの説明図である。
管理遊技機の主制御基板における電断復帰時処理の概略を示すフローチャートである。
管理遊技機の主制御基板における差球制御リセット処理の概略を示すフローチャートである。
管理遊技機の主制御基板におけるタイマ割込み処理の概略を示すフローチャートである。
管理遊技機の主制御基板における呼び出しスイッチ検出時処理の概略を示すフローチャートである。
管理遊技機の主制御基板における特定領域検出センサ検出時処理の概略を示すフローチャートである。
管理遊技機の主制御基板における入賞関連センサ検出時処理の概略を示すフローチャートである。
管理遊技機の主制御基板における枠制御用伝送領域格納処理の概略を示すフローチャートである。
管理遊技機の主制御基板における差球関連コマンドセット処理の概略を示すフローチャートである。
管理遊技機の主制御基板における差球判定制御処理の概略を示すフローチャートである。
管理遊技機の枠制御基板における算定準備期間開始処理の概略を示すフローチャートである。
管理遊技機の枠制御基板における枠制御タイマ割込処理の概略を示すフローチャートである。
管理遊技機の枠制御基板における貸出・計数制御処理の概略を示すフローチャートである。
管理遊技機の枠制御基板におけるアウト数カウント処理の概略を示すフローチャートである。
管理遊技機の枠制御基板における賞球数カウント処理の概略を示すフローチャートである。
管理遊技機の枠制御基板における期間制御処理の概略を示すフローチャートである。
管理遊技機の枠制御基板における表示フラグ制御処理の概略を示すフローチャートである。
管理遊技機の枠制御基板におけるエラー示唆フラグ制御処理の概略を示すフローチャートである。
管理遊技機の枠制御基板における枠制御表示装置制御処理の概略を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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