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公開番号2024067473
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-17
出願番号2022177584
出願日2022-11-04
発明の名称遊技機
出願人株式会社サンセイアールアンドディ
代理人個人,個人
主分類A63F 7/02 20060101AFI20240510BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約【課題】遊技機における糸付き球ゴトの実行を困難とする。
【解決手段】発射装置から発射された遊技球を、内レール22bと外レールとの間の誘導通路で遊技領域へと導き、内レールの上端には球戻り防止部材60を設置する。球戻り防止部材は、内レールの上端に固定された固定部61と、遊技盤20の盤面と間隙を設けた状態で遊技盤に略垂直な回動軸で回動可能に固定部によって支持された可動板62とを有しており、この可動板は、発射装置から発射された遊技球に押し倒されることで遊技球の通過を許容すると共に、起き上がった状態に復帰することで遊技領域から誘導通路に遊技球が戻るのを阻止する。そして、固定部と遊技盤の盤面との間には、上方に開放したスリット67を設けることとして、可動板と遊技盤の盤面との間隙よりもスリットの幅を狭くする。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
遊技盤に形成された遊技領域に遊技球を発射することによって遊技を行う遊技機において、
前記遊技球を発射する発射装置と、
前記遊技盤の盤面から前方に突出した内レールと外レールとの間に形成され、前記発射装置から発射された前記遊技球を前記遊技領域へと導く誘導通路と、
前記内レールの上端に設置され、前記遊技領域に放出された前記遊技球が前記誘導通路に戻るのを防ぐ球戻り防止部材と
を備え、
前記球戻り防止部材は、前記内レールの上端に固定された固定部と、前記遊技盤の盤面と間隙を設けた状態で該遊技盤に略垂直な回動軸で回動可能に前記固定部によって支持された可動板とを有しており、
前記可動板は、前記発射装置から発射された前記遊技球に押し倒されることで該遊技球の通過を許容すると共に、起き上がった状態に復帰することで前記遊技領域から前記誘導通路に前記遊技球が戻るのを阻止し、
前記固定部と前記遊技盤の盤面との間には、前記間隙よりも幅が狭いスリットが上方に開放して設けられている
ことを特徴とする遊技機。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
請求項1に記載の遊技機において、
前記可動板における前記遊技盤に対向した後面には、前記スリットに向かって下る傾斜が付いている
ことを特徴とする遊技機。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の遊技機において、
前記球戻り防止部材における前記遊技盤とは反対側に、上方に開放した切り込みが設けられている
ことを特徴とする遊技機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技盤に形成された遊技領域に向けて遊技球を発射することによって遊技を行う遊技機(パチンコ機)に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
遊技盤に形成された遊技領域に向けて遊技球を発射することで遊技を行う遊技機では、遊技領域に設けられた入球口に遊技球が入球すると、遊技者に利益(賞球)を付与するのが一般的である。また、所定の入球口(始動口)への遊技球の入球に基づいて、識別情報(特別図柄)の変動表示を行い、その識別情報が特定態様で停止表示されると、可変入球口(大入賞口)が入球不能状態から入球可能状態となる特定遊技(大当り遊技)を実行する遊技機が普及している。
【0003】
遊技機に搭載の発射装置から発射された遊技球は、外レールと内レールとの間の誘導通路を通って遊技領域に放出されるようになっており、内レールの上端には、遊技領域に一旦放出された遊技球が誘導通路に戻ってしまうのを防ぐ球戻り防止部材が設置されているのが一般的である。球戻り防止部材としては、内レールの上端に固定された固定部と、遊技盤に略垂直な回動軸で回動可能に固定部によって支持された可動板とを備えた構成が知られている。可動板は、発射装置から発射された遊技球に押し倒されることで遊技球の通過を許容すると共に、起き上がった状態に復帰することで遊技領域から誘導通路に遊技球が戻るのを阻止する。
【0004】
このような遊技機では、釣り糸などを取り付けた遊技球(以下、糸付き球)を用いて、始動口などへの遊技球の入球頻度を不正に高める行為(いわゆる糸付き球ゴト)が行われることがある。糸付き球ゴトでは、まず、不正行為者が糸の一端を持って発射装置に送り込んだ糸付き球を遊技領域に向けて発射し、糸を引っ張るなどして遊技領域内で糸付き球を操る。そして、糸付き球を始動口などに一旦入球させた後、糸付き球を引き戻して繰り返し入球させること(いわゆるリフティング)等が行われる。
【0005】
そこで、こうした糸付き球ゴトを阻止するために、可動板の先端に切り込みを形成しておくことが提案されている(例えば、特許文献1)。遊技領域に放出された糸付き球を不正行為者が糸を引っ張って操ろうとすると、糸が切り込みに挟まって引っ掛かったり切れたりすることで、糸付き球ゴトを妨げることが可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2013-005962号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、上述した球戻り防止部材の可動板は、円滑な回動を可能とするために、遊技盤の盤面から離しておく必要があり、糸付き球の糸が可動板と遊技盤の盤面との間を通り抜けることによって、糸付き球ゴトが可能となってしまうという問題があった。
【0008】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、糸付き球ゴトの実行を困難とすることが可能な遊技機の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述した課題の少なくとも一部を解決するために、本発明の遊技機は次の構成を採用した。すなわち、
遊技盤に形成された遊技領域に遊技球を発射することによって遊技を行う遊技機において、
前記遊技球を発射する発射装置と、
前記遊技盤の盤面から前方に突出した内レールと外レールとの間に形成され、前記発射装置から発射された前記遊技球を前記遊技領域へと導く誘導通路と、
前記内レールの上端に設置され、前記遊技領域に放出された前記遊技球が前記誘導通路に戻るのを防ぐ球戻り防止部材と
を備え、
前記球戻り防止部材は、前記内レールの上端に固定された固定部と、前記遊技盤の盤面と間隙を設けた状態で該遊技盤に略垂直な回動軸で回動可能に前記固定部によって支持された可動板とを有しており、
前記可動板は、前記発射装置から発射された前記遊技球に押し倒されることで該遊技球の通過を許容すると共に、起き上がった状態に復帰することで前記遊技領域から前記誘導通路に前記遊技球が戻るのを阻止し、
前記固定部と前記遊技盤の盤面との間には、前記間隙よりも幅が狭いスリットが上方に開放して設けられている
ことを特徴とする。
【0010】
上述した本発明の遊技機では、
前記可動板における前記遊技盤に対向した後面には、前記スリットに向かって下る傾斜が付いている
こととしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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