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公開番号2024060433
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-02
出願番号2022167801
出願日2022-10-19
発明の名称画像表示装置
出願人セーレンKST株式会社,国立大学法人福井大学
代理人弁理士法人愛宕綜合特許事務所
主分類G02B 26/10 20060101AFI20240424BHJP(光学)
要約【課題】スペックルノイズを低減した、高品質の画像をスクリーン上に表示することが可能な小型の画像表示装置を提供する。
【解決手段】少なくとも2つ以上の多重光を走査する走査ミラーを備える画像表示装置であって、前記2つ以上の多重光がそれぞれ光合波器を用いて合波された多重光である画像表示装置。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも2つ以上の多重光を走査する走査ミラーを備える画像表示装置であって、前記2つ以上の多重光がそれぞれ光合波器を用いて合波された多重光であることを特徴とする画像表示装置。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
前記光合波器は、波長の異なる複数の光を、それぞれの波長ごとの導波路から入力し、合波後に1つの導波路から多重光を出力するものであって、1つの光合波器における前記複数の光はすべて波長が異なり、かつ、異なる光合波器が少なくとも1つの同じ波長の光を入力する請求項1に記載された画像表示装置。
【請求項3】
前記波長の異なる複数の光が、少なくとも青色光、緑色光、及び赤色光を含む請求項2に記載された画像表示装置。
【請求項4】
前記波長の異なる複数の光が、それぞれレーザダイオードを光源とする請求項2または3に記載された画像表示装置。
【請求項5】
前記走査ミラーがMEMSミラーである請求項1または2に記載された画像表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、少なくとも2つ以上の多重光を走査する走査ミラーを備える画像表示装置であって、前記2つ以上の多重光がそれぞれ光合波器を用いて合波された多重光であることを特徴とする画像表示装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、眼鏡型端末や携帯型プロジェクタ等の小型の画像投影装置の光源回路として、複数のレーザダイオードを光源として用い、導波路からなる方向性結合器により光結合を行う光合波器を備えた画像表示装置が知られている(特許文献1を参照)。前記光合波器における導波路は、シリコン基板上に公知の化学気相成長法(CVD)やスパッタリング法等を用いて低屈折率及び高屈折率のシリコン酸化膜を積層形成した後、フォトマスクを用いたフォトリソグラフィー法によりパターニングを行い、さらに低屈折率シリコン酸化膜を積層形成するという工程を経て製造される。
【0003】
また、複数のレーザダイオードから出力されるそれぞれの光ビームの出力時間を変更してタイムシフトすることにより光強度を制御すると共に、水平方向および垂直方向に反射して画像を投影する走査ミラーを備えた画像表示装置も知られている(特許文献2を参照)。
【0004】
しかし、前記光合波器を備えた画像表示装置は複数のレーザー光を単に合波して出力しているだけであることから、出力光をスクリーンに投影した場合、スクリーン上に表示される画像には光強度分布がばらつくスペックルノイズが生じて画質が低下するため、高品質の画像を得ることが困難であるという問題があった。
また、前記走査ミラーを備えた画像表示装置においては、スペックルノイズを低減する効果を有するが、レーザー光源ごとにレンズまたはミラーを有していることから部品点数が多く、装置が複雑であることから、画像表示装置を小型化するには限界があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2013-195603号公報
特開2009-258207号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、このような事情に鑑みてなされたものであり、スペックルノイズを低減した、高品質の画像をスクリーン上に表示することが可能な小型の画像表示装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、少なくとも2つ以上の多重光を走査する走査ミラーを備える画像表示装置であって、前記2つ以上の多重光がそれぞれ光合波器を用いて合波された多重光であることを特徴とする画像表示装置を提供する。
【0008】
前記光合波器は、波長の異なる複数の光を、それぞれの波長ごとの導波路から入力し、合波後に1つの導波路から多重光を出力するものであって、1つの光合波器における前記複数の光はすべて波長が異なり、かつ、異なる光合波器が少なくとも1つの同じ波長の光を入力することが好ましい。
【0009】
前記波長の異なる複数の光が、少なくとも青色光、緑色光、及び赤色光を含むことが好ましい。
【0010】
前記波長の異なる複数の光が、それぞれレーザダイオードを光源とすることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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