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公開番号2024059567
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-01
出願番号2023148885
出願日2023-09-14
発明の名称水性インク、インクセット、インクジェット記録方法、及びインクジェット記録装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C09D 11/30 20140101AFI20240423BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】高い耐擦過性と高い発色性とを両立した画像を記録することが可能な水性インクを提供する。
【解決手段】色材、及び樹脂粒子を含有するインクジェット用の水性インクである。前記樹脂粒子を形成する樹脂が、芳香族基を有するユニット、シアノ基を有するユニット、分岐アルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステルに由来するユニット、及び式(1)で表されるユニットを含む。式中、nは繰り返し単位の数、R1はアルキル基、Eはエチレンオキサイド基の繰り返し単位の数であり、E≧1である。
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【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
色材、及び樹脂粒子を含有するインクジェット用の水性インクであって、
前記樹脂粒子を形成する樹脂が、芳香族基を有するユニット、シアノ基を有するユニット、分岐アルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステルに由来するユニット、及び下記一般式(1)で表されるユニットを含むことを特徴とする水性インク。
TIFF
2024059567000018.tif
57
170
(前記一般式(1)中、nは繰り返し単位の数を表し、R

はアルキル基を表し、Eはエチレンオキサイド基の繰り返し単位の数であり、E≧1である。)
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記樹脂粒子を形成する樹脂に占める、前記芳香族基を有するユニットの割合(質量%)が、樹脂全質量を基準として、20.0質量%以上50.0質量%以下である請求項1に記載の水性インク。
【請求項3】
前記樹脂粒子を形成する樹脂に占める、前記シアノ基を有するユニットの割合(質量%)が、樹脂全質量を基準として、5.0質量%以上50.0質量%以下である請求項1に記載の水性インク。
【請求項4】
前記樹脂粒子を形成する樹脂に占める、前記分岐アルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステルに由来するユニットの割合(質量%)が、樹脂全質量を基準として、10.0質量%以上40.0質量%以下である請求項1に記載の水性インク。
【請求項5】
前記樹脂粒子を形成する樹脂に占める、前記一般式(1)で表されるユニットの割合(質量%)が、樹脂全質量を基準として、1.0質量%以上10.0質量%以下である請求項1に記載の水性インク。
【請求項6】
前記樹脂粒子を形成する樹脂に占める、前記芳香族基を有するユニットの割合W1(質量%)と、前記一般式(1)で表されるユニットの割合W2(質量%)とが、4.0≦W1/W2≦40.0の関係にある請求項1に記載の水性インク。
【請求項7】
前記芳香族基を有するユニットが、下記一般式(2)で表されるユニットである請求項1に記載の水性インク。
TIFF
2024059567000019.tif
52
170
(前記一般式(2)中、xは繰り返し単位であり、R

はそれぞれ独立に、アルキル基、又はハロゲン原子を表し、yは0乃至5の整数である。)
【請求項8】
前記シアノ基を有するユニットが、アクリロニトリル及びメタクリロニトリルからなる群より選ばれる少なくとも1種のモノマーに由来するユニットである請求項1に記載の水性インク。
【請求項9】
前記分岐アルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステルに由来するユニットが、(メタ)アクリル酸2-エチルヘキシルに由来するユニットである請求項1に記載の水性インク。
【請求項10】
前記一般式(1)中の、R

で表される前記アルキル基の炭素原子数が9以上14以下である請求項1に記載の水性インク。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水性インク、インクセット、インクジェット記録方法、及びインクジェット記録装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、インクジェット記録装置は、商業印刷分野や産業印刷分野での利用が増加しつつある。これら印刷分野において記録物の性能は、所謂家庭用印刷分野と比較して、高い耐擦過性を達成しつつ、高い発色性が要求される。
【0003】
耐擦過性を達成するために樹脂粒子を含有するインクを用いる手段がある。例えば、特許文献1には、画像の耐擦過性及び写像性の両立を目的として、所定の樹脂粒子、及び水溶性有機溶剤としての環状アミド類を含有する水性インクが提案されている。上記樹脂粒子としては、シアノ基含有ユニットを含むコア部と、芳香族基含有ユニット、アニオン性基含有ユニット、及び架橋剤に由来するユニットを含み、シアノ基含有ユニットを含まないシェル部と、を有する樹脂粒子を用いることが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-008604号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明者らは、特許文献1の開示情報を用い耐擦過性の検討を行った。しかし、昨今求められる、より高いレベルの耐擦過性と発色性を満たす画像を得るためには、改善の余地があることがわかった。
【0006】
したがって、本発明の目的は、高い耐擦過性と高い発色性とを両立した画像を記録することが可能な水性インクを提供することにある。また、本発明の別の目的は、この水性インクを用いたインクセット、インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
すなわち、本発明によれば、色材、及び樹脂粒子を含有するインクジェット用の水性インクであって、前記樹脂粒子を形成する樹脂が、芳香族基を有するユニット、シアノ基を有するユニット、分岐アルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステルに由来するユニット、及び下記一般式(1)で表されるユニットを含むことを特徴とする水性インクが提供される。
【0008】
TIFF
2024059567000001.tif
57
170
(前記一般式(1)中、nは繰り返し単位の数を表し、R

はアルキル基を表し、Eはエチレンオキサイド基の繰り返し単位の数であり、E≧1である。)
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、高い耐擦過性と高い発色性とを両立した画像を記録することが可能な水性インクを提供することができる。また、本発明によれば、この水性インクを用いたインクセット、インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明のインクジェット記録装置の一実施態様を示す模式図である。
液体付与装置の一例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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