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公開番号2024059012
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-30
出願番号2022166480
出願日2022-10-17
発明の名称車両用洗浄剤組成物
出願人川研ファインケミカル株式会社
代理人
主分類C11D 1/10 20060101AFI20240422BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約【課題】
起泡性および洗浄時の泡質および泡持ちが良好であり、同時に洗い流し時の泡切れも良好である車両用洗浄剤組成物を提供する。
【解決手段】
(A)アミノ酸型界面活性剤
(B)アミンオキシド型両性界面活性剤
(C)脂肪酸アルカノールアミド
(D)ポリオキシエチレンアルキルアミン
を含み、各成分の純分重量比率が、
(A)/(B)が0.5~3.5
[(A)+(B)]/(C)が3.0~10.0
(C)/(D)が0.7~30.0
をすべて満たす車両用洗浄剤組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)アミノ酸型界面活性剤
(B)アミンオキシド型両性界面活性剤
(C)脂肪酸アルカノールアミド
(D)ポリオキシエチレンアルキルアミン
を含み、各成分の純分重量比率が、
(A)/(B)が0.5~3.5
[(A)+(B)]/(C)が3.0~10.0
(C)/(D)が0.7~30.0
をすべて満たす車両用洗浄剤組成物。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
各成分の純分重量比率が、
(A)/(B)が1.0~2.0
[(A)+(B)]/(C)が5.0~10.0
(C)/(D)が1.0~5.0
をすべて満たす請求項1記載の車両用洗浄剤組成物。
【請求項3】
請求項1および2に記載の車両用洗浄剤組成物であって、純分界面活性剤量が0.1wt%での、泡切れ性評価おける回数が8回未満である車両用洗浄剤組成物。
【請求項4】
さらに撥水成分として(E)シリコーン系材料を含み、その純分重量比率、
(E)/(B)が5.0以下であり、
純分界面活性剤量が0.1wt%での、起泡力評価における泡高さが8cm以上である請求項1~3に記載の車両用洗浄剤組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両表面の洗浄に用いられる車両用洗浄剤組成物であって、洗浄力、起泡性および洗浄時の泡質、泡持ちが良好であり、同時に洗い流し時の泡切れも良好である車両用洗浄剤組成物に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
車両等の塗装面に付着する汚染物質としては、大気中の塵、ばい煙、油粒子、虫の死骸、埃、水垢、鉱物油、合成油等の汚れが挙げられる。表面に付着した、これら汚染物質を洗い流すため、車両の表面は度々洗浄される。また、洗浄以外に、1液で洗浄と同時に車両の塗装表面に撥水性を付与する洗浄剤組成物が注目されている。
【0003】
車両の洗浄には、こびり付いた油性の汚染物質を除去するため、及び、砂埃等の微細粒や虫の死骸により塗膜表面を傷付けるのを防止するため、界面活性剤等の洗浄成分を含有する洗浄剤(シャンプー)が用いられ、十分な洗浄性の他に、起泡性、泡質、泡持ち、泡切れや塗膜表面を侵さないことが求められている。
【0004】
起泡性および泡質が十分でない場合、車両表面に存在する粉塵などの微粒子が、スポンジなどの洗浄具に引きずられ、車両の塗装面に無数の細かな傷が形成されてしまう場合がある。また、泡持ちが十分でない場合、洗浄の間にその都度泡立てて使用しなくてはならず、手間となる場合がある。また、洗い流し時の泡切れが悪い場合、洗い流しに時間がかかる場合や、泡のすすぎ残しによる塗装面への悪影響が懸念される場合があった。そのため、起泡性、泡質、泡持ちと泡切れが両立した車両用洗浄剤が強く要望されている。
【0005】
これを解決するために種々検討されており、特許文献1では界面活性剤に高級アルコール及び/又は高級脂肪酸を添加し、起泡性および泡持ちが良い車両用洗浄剤を提案している。しかし、起泡性、泡持ちが向上する一方で、洗い流し時の泡切れが不十分となる場合があった。また、特許文献2では洗い流し易くするために、低起泡性の界面活性剤と、アルコールを組み合わせる事が提案されているが、低起泡性であり、アルコールを使用することで、塗膜表面への影響や環境負荷が懸念される場合があった。
【0006】
一方、洗浄にて撥水性を付与する方法としては、例えば特許文献3では、車両用洗浄剤組成物にシリコーン等の撥水成分を添加し、撥水性を付与している。しかし、一般的にシリコーンは撥水性の他に抑泡性もある(非特許文献1)ため、添加することで起泡性および泡持ちが悪化する場合があった。
このため、車両用洗浄剤組成物にはさらなる改善の余地がある。
【0007】
また、自然・オーガニック製品市場は世界的に成長を続け、自然やオーガニックを訴求した製品への世界的な関心が高まってきており、洗浄に使用される成分も天然由来のものが好まれる。特に車両用洗浄剤組成物は、屋外での使用がほとんどであるため、下水設備等を経ずに直接環境中に排出されることが多く、生分解性が良好で環境負荷の小さいものが強く求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2012-57048
特開2018-30926
特開2004-123875
【非特許文献】
【0009】
三浦太裕、シリコーンの界面化学と消泡性、油化学、42巻、10号 762‐767(1993年)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
洗浄力、起泡性および洗浄時の泡質、泡持ちが良好であり、同時に洗い流し時の泡切れも良好である車両用洗浄剤組成物を提供すること。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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