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公開番号2024017829
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-08
出願番号2022120735
出願日2022-07-28
発明の名称電磁石装置
出願人オムロン株式会社
代理人個人,個人
主分類H01H 50/04 20060101AFI20240201BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電磁コイルに印加する電圧を動作電圧から保持電圧に簡単な構成で切り替えられる電磁石装置を提供することにある。
【解決手段】電磁石装置は、電磁力によって接点装置を駆動させる。電磁石装置は、電磁コイルと、コンデンサとを含む。電磁コイルは、第1コイルと、第1コイルに並列に接続される第2コイルとを含む。コンデンサは、第2コイルに接続され、電磁コイルへの電圧の印加により充電される。第1コイル及び第2コイルは、電磁コイルへの電圧の印加により非導通状態から導通状態となる。第2コイルは、電磁コイルへの電圧の印加によりコンデンサの充電が完了することで、第2コイルに流れる電流が遮断されて導通状態から非導通状態となる。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
電磁力によって接点装置を駆動させる電磁石装置であって、
第1コイルと、前記第1コイルに並列に接続される第2コイルとを含む電磁コイルと、
前記第2コイルに接続され、前記電磁コイルへの電圧の印加により充電されるコンデンサと、
を備え、
前記第1コイル及び前記第2コイルは、前記電磁コイルへの電圧の印加により非導通状態から導通状態となり、
前記第2コイルは、前記電磁コイルへの電圧の印加により前記コンデンサの充電が完了することで、前記第2コイルに流れる電流が遮断されて前記導通状態から前記非導通状態となる、
電磁石装置。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記電磁コイルへの電圧の印加により前記接点装置の接点部がOFF状態からON状態に切り替わるまでの時間は、前記コンデンサの充電が完了するまでの時間よりも短い、
請求項1に記載の電磁石装置。
【請求項3】
前記コンデンサは、前記電磁コイルへの電圧の印加により前記接点装置の接点部がOFF状態からON状態に切り替わった後で充電が完了するように構成されている、
請求項1に記載の電磁石装置。
【請求項4】
第1差し込み部を含み、前記第1コイル及び外部電源の陽極に接続される第1コイル端子と、
前記外部電源の陰極に接続される第2コイル端子と、
第2差し込み部を含む第3コイル端子と、
をさらに備え、
前記コンデンサは、前記第1差し込み部に差し込まれる第1端子と、前記第2差し込み部に差し込まれる第2端子とを含む、
請求項1から3のいずれか1項に記載の電磁石装置。
【請求項5】
前記第1差し込み部に差し込まれるカソード端子と、前記第2差し込み部に差し込まれるアノード端子とを含むダイオードをさらに備える、
請求項4に記載の電磁石装置。
【請求項6】
前記コンデンサ及び前記ダイオードは、前記第1コイル端子と前記第3コイル端子とに外付けされている、
請求項5に記載の電磁石装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電磁石装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
電磁力によって接点装置を駆動させる電磁石装置において、電磁コイルに電圧を印加して接点部を動作させた後で、電磁コイルに印加する電圧を動作電圧から保持電圧に切り替える制御回路が知られている(特許文献1参照)。これにより、電磁石装置の消費電力や温度上昇が抑制される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-158159号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の制御回路は、主接点と機械的に連動する補助接点と、半導体スイッチング素子とを用いて、補助接点が開状態から閉状態に切り替わることを条件に電磁コイルに印加する電圧が動作電圧から保持電圧に切り替わる。このため、制御回路の構成が複雑になり、制御回路の設置スペースやコストが増大する。
【0005】
本発明の課題は、電磁コイルに印加する電圧を動作電圧から保持電圧に簡単な構成で切り替えられる電磁石装置を提供することにある
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る電磁石装置は、電磁力によって接点装置を駆動させる。電磁石装置は、電磁コイルと、コンデンサとを含む。電磁コイルは、第1コイルと、第1コイルに並列に接続される第2コイルとを含む。コンデンサは、第2コイルに接続され、電磁コイルへの電圧の印加により充電される。第1コイル及び第2コイルは、電磁コイルへの電圧の印加により非導通状態から導通状態となる。第2コイルは、電磁コイルへの電圧の印加によりコンデンサの充電が完了することで、第2コイルに流れる電流が遮断されて導通状態から非導通状態となる。
【0007】
この電磁石装置では、第2コイルは、第1コイルに並列に接続され、電磁コイルへの電圧の印加によりコンデンサの充電が完了することで、導通状態から非導通状態となる。すなわち、電磁コイルに電圧が印加されてからコンデンサの充電が完了するまでは第1コイルと第2コイルの通電状態が維持される。一方、コンデンサの充電完了後は、第1コイルは、通電状態が維持され、第2コイルは、コンデンサによって非導通状態となる。これにより、例えば、第1コイルの消費電力を保持電圧に基づいて設定することで、コンデンサの充電完了後は、電磁コイルに印加される電圧が保持電圧に切り替わることになる。この結果、電磁コイルに印加する電圧を簡単な構成で動作電圧から保持電圧に切り替えられる。
【0008】
電磁コイルへの電圧の印加により接点装置の接点部がOFF状態からON状態に切り替わるまでの時間は、コンデンサの充電が完了するまでの時間よりも短くてもよい。この場合は、接点装置の接点部がOFF状態からON状態になる前に第2コイルが非導通状態になることを防止できる。すなわち、接点部の動作中に電磁力が弱くなることを抑制できる。
【0009】
コンデンサは、電磁コイルへの電圧の印加により接点装置の接点部がOFF状態からON状態に切り替わった後で充電が完了するように構成されてもよい。この場合は、接点装置の接点部がOFF状態からON状態になる前に第2コイルが非導通状態になることを防止できる。すなわち、接点部の動作中に電磁力が弱くなることを抑制できる。
【0010】
電磁石装置は、第1コイル及び外部電源の陽極に接続される第1コイル端子と、外部電源の陰極に接続される第2コイル端子と、第2差し込み部を含む第3コイル端子とをさらに備えてもよい。第1コイル端子は、第1差し込み部を含んでもよい。コンデンサは、第1差し込み部に差し込まれる第1端子と、第2差し込み部に差し込まれる第2端子とを含んでもよい。この場合は、第1コイル端子とコンデンサとの接続、並びに第3コイル端子とコンデンサとの接続が容易になる。
(【0011】以降は省略されています)

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