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公開番号2025110153
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-28
出願番号2024003925
出願日2024-01-15
発明の名称画像処理装置、制御方法、及び制御プログラム
出願人株式会社アクセル
代理人個人,個人,個人
主分類A63F 7/02 20060101AFI20250718BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約【課題】裸眼3次元ディスプレイに表示させる画像を作成する処理を必要最低限のメモリ容量で実現し、また演算量を削減する。
【解決手段】右目用対象画像情報と、左目用対象画像情報とを取得する取得部11と、右目用対象画像情報に基づいて右目用対象画像を描画し、左目用対象画像情報に基づいて左目用対象画像を描画する描画部12を備える。描画部12は、右目用対象画像の画素のRGB値及びα値と共通画像に含まれる画素のRGB値とα値とを用いてαブレンディング処理を行い、左目用対象画像に含まれる画素のRGB値及びα値と共通画像に含まれる画素のRGB値と記憶部24に含まれるα値を用いてαブレンディング処理を行う。αブレンディング処理をした右目用対象画像、左目用対象画像をマスク情報によってマスクし、フレームバッファの右目用サブピクセル、左目用サブピクセルに書き込む。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
画像処理装置であって、
所定画像に対象画像として第1画像及び第2画像を書き込むことによって画像を作成し、
前記第1画像に含まれる各画素の色情報と第1透過度とを含む第1画像情報と、前記第2画像に含まれる各画素の色情報と第2透過度とを含む第2画像情報とを取得する取得部と、
前記第1画像情報に基づいて、前記所定画像の画素における第1副画素に書き込む前記第1画像を描画し、前記第2画像情報に基づいて、前記所定画像の画素における第2副画素に書き込む前記第2画像を描画する描画部と、
前記第1副画素に書き込む前記第1画像の副画素を選択するための第1選択情報と、
前記第2副画素に書き込む前記第2画像の副画素を選択するための第2選択情報と、
前記描画部によって描画され、前記第1選択情報と前記第2選択情報とに基づいて選択した副画素を前記所定画像に書き込む書き込みマスク部と、
を備えることを特徴とする画像処理装置。
続きを表示(約 3,200 文字)【請求項2】
請求項1に記載の画像処理装置において、
前記所定画像に含まれる各画素の透過度を記憶する透過度情報記憶部を備え、
前記描画部は、
前記第1画像の描画において、前記第1画像の前記色情報及び前記第1透過度と前記所定画像に含まれる各画素の色情報及び透過度とに基づいてαブレンディング処理を行い、
前記第2画像の描画において、前記第2画像の前記色情報及び前記第2透過度と前記所定画像に含まれる各画素の色情報及び前記透過度情報記憶部に記憶した透過度とに基づいてαブレンディング処理を行う、
ことを特徴とする画像処理装置。
【請求項3】
請求項1に記載の画像処理装置において、
前記所定画像に含まれる各画素の色情報及び透過度を保持するフレームバッファと、
前記所定画像に含まれる各画素の透過度を記憶する透過度情報記憶部と、を備え、
前記フレームバッファに保持される前記所定画像に対して前記対象画像を書き込むことによって画像を作成し、
前記描画部は、
前記フレームバッファに保持される前記所定画像の透過度を前記透過度情報記憶部に記憶し、
前記第1画像の描画において、前記第1画像の前記色情報及び前記第1透過度と、前記フレームバッファに保持される前記所定画像の色情報及び前記透過度情報記憶部に記憶した前記所定画像の透過度と、に基づいてαブレンディング処理を行い、
前記フレームバッファに保持される前記所定画像の透過度を前記透過度情報記憶部に記憶し、
前記第2画像の描画において、前記第2画像の前記色情報及び前記第2透過度と、前記フレームバッファに保持される前記所定画像の色情報及び前記透過度情報記憶部に記憶した前記所定画像の透過度と、に基づいてαブレンディング処理を行う、
ことを特徴とする画像処理装置。
【請求項4】
請求項1に記載の画像処理装置において、
前記所定画像に含まれる各画素の色情報及び透過度を保持するフレームバッファと、
前記所定画像に含まれる各画素の透過度を記憶する透過度情報記憶部と、を備え、
前記フレームバッファに保持される前記所定画像に対して前記対象画像を書き込むことによって画像を作成し、
前記描画部は、
前記フレームバッファに保持される前記所定画像の透過度を前記透過度情報記憶部に記憶し、
前記第1画像の描画において、前記第1画像の前記色情報及び前記第1透過度と、前記フレームバッファに保持される前記所定画像の色情報及び透過度と、に基づいてαブレンディング処理を行い、
前記前記透過度情報記憶部に記憶される前記所定画像の透過度を前記フレームバッファに記憶し、
前記第2画像の描画において、前記第2画像の前記色情報及び前記第2透過度と、前記フレームバッファに記憶する前記所定画像の色情報及び透過度と、に基づいてαブレンディング処理を行う、
ことを特徴とする画像処理装置。
【請求項5】
請求項1に記載の画像処理装置において、
前記第1画像又は前記第2画像に対する前記描画部によるαブレンディング処理の実行後に、前記第1選択情報又は前記第2選択情報に基づいて前記書き込みマスク部が前記第1副画素又は前記第2副画素に書き込む副画素を選択する、
ことを特徴とする画像処理装置。
【請求項6】
請求項1に記載の画像処理装置において、
前記第1選択情報又は前記第2選択情報に基づいて前記書き込みマスク部が選択した前記第1画像又は前記第2画像の副画素に対して、前記描画部がαブレンディング処理を行う、
ことを特徴とする画像処理装置。
【請求項7】
請求項1に記載の画像処理装置において、
前記第1選択情報と前記第2選択情報は、それぞれ裸眼3Dディスプレイおいて左右の目に見える副画素に対応していることを特徴とする画像処理装置。
【請求項8】
請求項1に記載に画像処理装置において、
前記第1画像と前記第2画像とがそれぞれ複数あり、
前記第1画像情報と前記第2画像情報とがそれぞれ複数あり、
前記描画部は、
複数の前記第1画像の描画において、第1の前記第1画像の色情報及び第1透過度と、前記所定画像に含まれる各画素の色情報及び透過度に基づいて第1αブレンディング処理を行い、第2の前記第1画像の色情報及び第1透過度と、前記第1αブレンディング処理の結果得られた画像の色情報及び透過度とに基づいて第2αブレンディング処理を行い、
複数の前記第2画像の描画において、第1の前記第2画像の色情報及び第1透過度と、前記所定画像に含まれる各画素の色情報及び透過度に基づいて第3αブレンディング処理を行い、第2の前記第2画像の色情報及び第2透過度と、前記第3αブレンディング処理の結果得られた画像の色情報及び透過度とに基づいて第4αブレンディング処理を行う、
ことを特徴とする画像処理装置。
【請求項9】
画像処理装置であって、
所定画像に対象画像として第1画像、第2画像及び第3画像を書き込むことによって画像を作成し、前記画像は、視認される対象画像の組み合わせに応じて異なる態様で視認され、
前記第1画像に含まれる各画素の色情報と第1透過度とを含む第1画像情報と、前記第2画像に含まれる各画素の色情報と第2透過度とを含む第2画像情報と、前記第3画像に含まれる各画素の色情報と第3透過度とを含む第3画像情報と、を取得する取得部と、
前記第1画像情報に基づいて、前記所定画像の画素における第1副画素に書き込む前記第1画像を描画し、前記第2画像情報に基づいて、前記所定画像の画素における第2副画素に書き込む前記第2画像を描画し、前記第3画像情報に基づいて、前記所定画像の画素における第3副画素に書き込む前記第3画像を描画する描画部と、
前記第1副画素に書き込む前記第1画像の副画素を選択するための第1選択情報と、
前記第2副画素に書き込む前記第2画像の副画素を選択するための第2選択情報と、
前記第3副画素に書き込む前記第3画像の副画素を選択するための第3選択情報と、
前記描画部によって描画し、前記第1選択情報と前記第2選択情報と前記第3選択情報とに基づいて選択した副画素を前記所定画像に書き込む書き込みマスク部と、
を備えることを特徴とする画像処理装置。
【請求項10】
請求項9に記載の画像処理装置において
前記所定画像に含まれる各画素の透過度を記憶する透過度情報記憶部を備え、
前記描画部は、
前記第1画像の描画において、前記第1画像の前記色情報及び前記第1透過度と、前記所定画像に含まれる各画素の色情報及び透過度と、に基づいてαブレンディング処理を行い、
前記第2画像の描画において、前記第2画像の前記色情報及び前記第2透過度と、前記所定画像の色情報及び前記透過度情報記憶部に記憶した前記所定画像の透過度と、に基づいてαブレンディング処理を行い、
前記第3画像の描画において、前記第3画像の前記色情報及び前記第3透過度と、前記所定画像の色情報及び前記透過度情報記憶部に記憶した前記所定画像の透過度と、に基づいてαブレンディング処理を行う、
ことを特徴とする画像処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置、制御方法、及び制御プログラムに関する。
続きを表示(約 3,600 文字)【背景技術】
【0002】
裸眼3次元ディスプレイを用いて画像に立体感を付与し、ユーザに与える臨場感を向上する技術が知られている。またパチンコ遊技機やパチスロ遊技機などの遊技機が知られており、これらの遊技機で映像演出を行う表示装置にも裸眼3次元ディスプレイを用いるものがある。
これに伴い、裸眼3次元ディスプレイに表示する立体画像を作成するための技術が開発されている。例えば特許文献1では、サイド・バイ・サイド方式とアップダウン方式とMVC方式とのうちの少なくとも1つの方式の3D動画のフレームデータにたいして、左目用のフレームデータと右目用のフレームデータとにアルファ合成処理を施し、左目用のフレームデータと右目用のフレームデータとを合成した1つのフレームデータを生成する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-29010公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来知られる立体画像を描画するための技術では、画像処理装置は、2枚の左右共通の共通画像を作成し、それぞれの共通画像に対して、立体視の対象となる右目用対象画像と左目用対象画像とを書き込みして右目用画像と左目用画像とを作成する。そして画像処理装置は、右目用画像と左目用画像とを合成することで、立体視用の立体画像を作成する。
右目用画像と左目用画像と2枚の左右共通画像は一時的にメモリに格納される。したがって、画像処理装置は、平面画像を作成する場合に加えて、複製した共通画像を格納するための追加のメモリ領域と、右目用画像と左目用画像との合成処理とを必要する。これには大きなメモリ容量と演算量が必要であった。
本発明は、一側面として、裸眼3次元ディスプレイに表示させる立体画像を作成する処理を必要最低限のメモリ容量で実現し、演算量を削減する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一側面として、画像処理装置であって、所定画像に対象画像として第1画像及び第2画像を書き込むことによって画像を作成し、前記第1画像に含まれる各画素の色情報と第1透過度とを含む第1画像情報と、前記第2画像に含まれる各画素の色情報と第2透過度とを含む第2画像情報とを取得する取得部と、前記第1画像情報に基づいて、前記所定画像の画素における第1副画素に書き込む前記第1画像を描画し、前記第2画像情報に基づいて、前記所定画像の画素における第2副画素に書き込む前記第2画像を描画する描画部と、前記第1副画素に書き込む前記第1画像の副画素を選択するための第1選択情報と、前記第2副画素に書き込む前記第2画像の副画素を選択するための第2選択情報と、前記描画部によって描画され、前記第1選択情報と前記第2選択情報とに基づいて選択した副画素を前記所定画像に書き込む書き込みマスク部と、を備える。
また、一側面として、画像処理装置であって、所定画像に対象画像として第1画像、第2画像及び第3画像を書き込むことによって画像を作成し、前記画像は、視認される対象画像の組み合わせに応じて異なる態様で視認され、前記第1画像に含まれる各画素の色情報と第1透過度とを含む第1画像情報と、前記第2画像に含まれる各画素の色情報と第2透過度とを含む第2画像情報と、前記第3画像に含まれる各画素の色情報と第3透過度とを含む第3画像情報と、を取得する取得部と、前記第1画像情報に基づいて、前記所定画像の画素における第1副画素に書き込む前記第1画像を描画し、前記第2画像情報に基づいて、前記所定画像の画素における第2副画素に書き込む前記第2画像を描画し、前記第3画像情報に基づいて、前記所定画像の画素における第3副画素に書き込む前記第3画像を描画する描画部と、前記第1副画素に書き込む前記第1画像の副画素を選択するための第1選択情報と、前記第2副画素に書き込む前記第2画像の副画素を選択するための第2選択情報と、前記第3副画素に書き込む前記第3画像の副画素を選択するための第3選択情報と、前記描画部によって描画し、前記第1選択情報と前記第2選択情報と前記第3選択情報とに基づいて選択した副画素を前記所定画像に書き込む書き込みマスク部と、を備える。
【発明の効果】
【0006】
一側面として、本発明によれば、裸眼3次元ディスプレイに表示させる立体画像を作成する処理を必要最低限のメモリ容量で実現し、演算量を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施形態に係る遊技機の概略構成を示す図である。
裸眼3次元ディスプレイを実現するための技術を説明する図である。
従来知られる立体画像の作成手順を説明する図である。
演出制御装置の一実施例を示す図である。
演出制御装置のハードウェア構成の一実施例を示す図である。
マスク情報の一例を示す図である。
透過度情報の一例を示す図である。
本実施形態の演出制御装置による立体画像の作成過程を説明する図である。
立体視の対象画像の画素のRGB値及びα値を示す図である。
図9の対象画像にαブレンディング処理とマスク処理を適用した画像を示す図である。
図9の対象画像にαブレンディング処理とマスク処理を適用した画像を示す図である。
演出制御装置における立体画像の作成処理を示すフローチャートである。
情報処理装置のハードウェア構成の一実施例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る遊技機の概略構成を示す図である。
図1に示すように、遊技機100は、主制御基板(メイン基板)1Aと、演出制御基板(サブ基板)2Aと、外部記憶装置3と、表示装置4と、を備える。
主制御基板1Aは、主制御装置(メインCPU)1を搭載している。
演出制御基板2Aは、演出制御装置2(サブCPU)を搭載している。演出制御装置2は、後述するように、立体画像を表示する制御が可能な画像処理装置である。
遊技機100は、例えば、遊技球を遊技媒体として遊技を行うパチンコ遊技機である。
主制御基板1A及び演出制御基板2A、演出制御基板2A及び外部記憶装置3、並びに演出制御基板2A、表示装置4はそれぞれ通信可能に接続されている。ただし、主制御基板1Aと演出制御基板2Aとの間の通信は、主制御基板1Aから演出制御装置2への命令の入力のみが許可される一方向の通信である。演出制御装置2から主制御基板1Aにデータや命令を入力することは出来ない。
【0009】
遊技機100がパチンコ遊技機である場合、発射装置によって遊技領域に打ち出された遊技媒体が遊技領域に設けられた始動入賞口に入賞したことを契機に、主制御装置1が乱数を用いた図柄の抽選を行い、この抽選結果に基づいて大当たり判定を行う。
主制御基板1Aは、大当たり判定結果に基づく図柄の変動時間及び変動パターンを指定する命令を演出制御装置2に対して出力する。あるいは、一定時間始動入賞がなされないと、主制御基板1Aは、遊技機100を客待ち状態(待機状態)とし、客待ち状態になったことを示す命令を演出制御装置2に入力する。
大当たり判定において大当たりに当選していた場合、図柄の変動終了後、開放されたアタッカーに遊技媒体が入球することで賞球が払い出される大当たりが行われる。
演出制御装置2は、主制御基板1Aから入力された命令に基づいて、遊技機100の各種演出を実行する。演出制御装置2は、表示装置4等の演出装置を用いて行う演出を選択し、指定された変動時間中に選択した演出や客待ち中の演出を実行する制御を行う。
【0010】
表示装置4は、演出制御装置2で作成された表示画像を表示する。
ここで表示装置4は、裸眼で3次元画像として視認可能な立体画像を表示する裸眼3次元ディスプレイであるものとする。
表示装置4は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、PDP(Plasma Display Panel)、及びOLED(Organic Light Emitting Diode)などのディスプレイ装置に対して図2で説明する必要なレンズ等を備えたものである。
(【0011】以降は省略されています)

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